特典を奪う怪盗団   作:ボルメテウスさん

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機械仕掛けの奇跡編
予告状62 響と少女と雨宮


警察との共闘も終わり、普段通りの日常が戻ってきた時の出来事だった。

 

指令から何か緊急事態があると聞き、本部に行ってみると、異世界に行く為のギャラルホルンからこれまでにない警告が鳴っている事が知らされる。

 

これまでも俺達が関わったのでは俺達ではなくゴジラがいた世界、本来なら死んでいたはずの人達が生きているという世界がある。

 

これまでは俺達がいない時は響達が行っていたらしいが、今回はこれまでの比ではない為、俺達ルパンレンジャーと響、クリス、翼さんの三人で行く事になった。

 

ギャラルホルンによって別世界へと移動すると、周りは森ばかりで何も変化はないように見えるが

 

「なんか、やばいな」

 

周りの森で視界は塞がっているが、長年の戦いの中の感とでも言えばば良いのか、俺は手に持っているVSチェンジャーを持ちながら走り抜けると、その視界に広がっているのは 一人の少女がノイズの大群に襲われようとしていた。

 

「はあああぁぁぁ!!」

 

「よっと」

 

俺と響は勢いよく飛び込み、響がノイズの大群を吹き飛ばし、俺は少女の周りにいたノイズを銃で打ち抜いていきながら、右手で少女を抱え込むとそのまま後ろえと下がる。

 

「雨宮さん、女の子は大丈夫!!」

 

「あぁ。

怪我はないか?」

 

「……」

 

「あれ、君はさっきの?」

 

「知り合いなのか?」

 

「立花、雨宮!!

まだ残っているぞ!!」

 

その言葉と共に俺達は構えなおすと、周りを見渡すと先程まで倒したノイズより多くの数で溢れだしており、油断ができない状態が続いている。

 

「全く、こんなにいるとはな!!」

 

「異世界から来て早々にこんなにいるとはな」

 

「要救助者が背後にいる以上、戦線を交代させる訳にはいかないが、行けるか?」

 

「あぁ瞬殺で片付けてやる」

 

そう言うと俺達は手に持ったダイヤルファイターを手に持ち、VSチェンジャーにセットして構える。

 

【レッド】 【ブルー】 【イエロー】

 

【0・1・0】 【2・6・0】 【1・1・6】

 

【【【マスカレイズ!】】】

 

「「「怪盗チェンジ!」」」

 

【【【怪盗チェンジ!ルパンレンジャー!!】】】

 

俺達は変身し、ルパンレンジャーになるとVSチェンジャーを構えながら、走り出しながら叫ぼうとするが

 

「ルパンレッドっと」

 

「ルパンブルー」

 

「ルパンイエロー!」

 

「「怪盗戦隊ルパンレンジャー、んっ?」」

 

「えっとぉ」

 

俺達が名乗ろって、走ろうとしたが、先程の少女が俺のマントと響のマフラーを掴んで不安そうな表情をしていた。

 

「うぅん、これは少しまいったな」

 

「そっそうだね」

 

俺はそう言いながら、こちらに近づいてきたノイズを撃っていくが、女の子は離そうとしない。

 

「仕方ないのぅ。

お前様と響はそこの小童を守っとけ」

 

そう忍は言うとノイズの群れの中へと突っ込んでいき、俺達はどうするべきなのか顔を合わせている。

 

「どうする?」

 

「とりあえずは、この子の安全が先っ!!」

 

そう言っている間に周りから集まりだしたのはノイズだけではなく、巨大な機械が現れた。

 

「・・・これは少しきついな。

ごめんだけど、少しの間だけ離れてくれるか?」

 

さっきから感じるこの気配からして、戦うとしてもこの子を傷つける可能性を少しでも下げる為にも隠れて貰えないと。

 

だけど、彼女自身は不安そうな顔で見つめており、そんな彼女に対して響はゆっくりと彼女の頭を撫でた。

 

「怖いのはお姉ちゃんもよく分かるよ。

私も昔、怖い目にあった事があるの。

でもね、どんな時も頑張れるような魔法の言葉を教えてあげる」

 

「『へいき、へっちゃら』って唱えるの。

声に出さなくても、思ってみて、そうしたら、大丈夫」

 

「・・・」

 

そう言い、少女は少し震えながら手を離してくれて、俺はそれを見て自然と彼女の頭を撫でた。

 

「大丈夫だ、不安になったら呼んでくれ。

俺が必ず助けに行くから」

 

「行こう、雨宮君」

 

「あぁ」

 

俺達はそう言うと手にフェニックスダイヤルファイターを取り出し、VSチェンジャーにセットする。

 

【フェニックス!1・0・6!スーパーマスカレイド】

 

【フェニックスチェンジ!】

 

【ルパンレンジャー!キエェェ!】

 

その音声が鳴り響くと同時に俺はフェニックスルパンレッドへと変身し、上空でこちらを睨み付けるロボット達は次々とこちらに向かって殴りかかってくるが、空を飛ぶ分にはこちらの方が有利である。

 

「お前らの攻撃なんて、分かりやすいんだよ、って痛っ!!」

 

奴に向かって蹴り上げると、その装甲は思っていたよりも硬く、反対にこちらまでダメージが来た。

 

「だが、この程度だったら。

ロードサーベル!!」

 

俺はそう言い、手元でロードサーベルを取り出し、目の前のロボットを切り裂くと、予想通り真っ二つで切り裂く事ができた。

 

そうして、空中で飛行を行いながらロボットを次々と切り裂いていき、片手で二つの武器を取り出し、ソーマ達に投げる。

 

「ソーマ、忍!!

一気に決めるぞ!!」

 

「なるほどな」

 

「了解した!!」

 

そう言い、俺はロードサーベルを投げると、下に投げていた二つの武器、ガレージランチャーとレーシングバレットと一つになり、ハイウェイバスターへと変わる。

 

「フェニックスダイヤルファイターセット!!

吹き飛べぇ!!」

 

その言葉と共にハイウェイバスターから巨大な炎の鳥が飛び出すと、空中にいた全てのロボットを薙ぎ払う。

 

「敵は全て倒したかっ!!」

 

そう言い、俺はその言葉と共に先程の子の元へと飛んでいき、同時に響と合流する。

 

「怪我はないようですね」

 

「よかったぁ」

 

俺達はそう、安堵の声を出しながらその子を見ていると、後ろから何か音が聞こえ、見てみるとそこには黒いスーツを着ている男達がいるようだが。

 

「あいつらは、この世界の住人か?」

 

「まさか、君達がノイズとオートマトンを」

 

「おっお父様!!」

 

「・・・」

 

突然現れた人物に対して、驚きの声を出した翼さんだが、相手は一瞬驚いた様子だが、しばらく話を続ける。

 

「どうやら、敵ではないようだな」

 

俺はそう言い、少し肩の力を抜くと先程の子が心配そうにしている。

 

「ありがとうな」

 

俺はそんな心配している少女を心配させないように撫でながら、今後の事について考える事にした。

 

 

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