特典を奪う怪盗団   作:ボルメテウスさん

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予告状63 少女に秘められた力

忍Side

 

「・・・」

 

あの戦いから終わり、儂らはこの世界におけるS.O.N.G.まぁ二課合流後、この世界の情報を知る事ができた。

 

この世界にはシンフォギアは存在せず、ノイズの対策があまりできていないのと、この世界にしかいないオートマトンと呼ばれる奴らがいる事など、この世界の異変についてを知る事ができた。

 

そうして、ノイズの対策としてしばらくはこの世界に滞在する事になったのだが

 

「あれはなんじゃ」

 

「さぁな」

 

儂はドーナツを食べているが目の前の光景が気に食わずいらいらするように睨んでおり、隣にいるクリスはそんな私に対して呆れるように言葉を言いながら雑誌を読んでいた。

 

そこにいるのは雨宮だが

 

「もうこんなに文字を書けるなんて、すごいぞシャロン」

 

そう言いながらこの世界で知り合ったシャロンとか言う小娘が文字を書けた事が嬉しそうに頭を撫でながら褒めていた。

 

その表情はこれまで見た事のないように緩んでおり、儂の知らない一面が思いっきり出ている。

 

「文字を教える事に対して張り切っていたし、あいつは案外面倒見が良いからな」

 

「別に小娘の世話程度ではどうも思わんよ。

儂が気に食わんのは」

 

「本当だよ!

シャロンちゃんって、本当に天才かもね」

 

「立花響だ」

 

小娘を保護した時に一緒にいた立花響だが、同じく懐かれたのか一緒にいる事が多かったのだが

 

「なんじゃ、あの仲良し親子は」

 

「実際に良いんじゃないのか?

怯えているよりはマシだし」

 

「だからと言ってな、ベットや風呂まで一緒にするか!?」

 

「いや、風呂は違うだろ」

 

だが、実際にここまであの三人はこれまで離れる行動の方が少ない。

 

「そうだ、今日はシャロンちゃんとお買い物だった!!」

 

「たっく、そんなに慌てるなよ、行こうか」

 

「・・・」

 

「買い物じゃとっ!!」

 

二人の言葉に驚き、儂は思わず飛び跳ねて、雨宮の元へと行く!!

 

「どういう事じゃよ!!

儂は聞いていないぞ」

 

「だって、お前面倒だって断ったじゃないか。

今日はシャロンの日常品を買うからって」

 

「あの時かぁ!!

儂も、儂も「はいはい、お前は少し黙っていろ」なあぁ!!」

 

「こいつは私が抑えとくから、お前らはとっと行きな」

 

「えっでも一緒に行きたいんだったら良いんじゃないの?」

 

「お前らが良くても、シャロンがこいつを怖がっているだろ。

いつも睨むから」

 

「そっそれは」

 

「そうか、だったら仕方ないな。

悪いなクリス、今度なんか奢るからな」

 

「期待していとくよ」

 

「それじゃ、行こうか!!」

 

そう言い、立花響と雨宮はシャロンの手を繋いで出かけて行った。

 

「クリス、なぜ止めたんじゃ?」

 

「だから言っているだろ!!

お前の態度があの子が怯えているだろうが」

 

「分かった分かった。

もう追いかけないから離せ」

 

そう言って、儂がこれを辞めない限り離そうとしないので儂はそう言うと諦めて手を離した。

 

「それにしても、お前も雨宮の事が好きなんじゃないのか?」

 

「なっ何を言っているんだお前はぁ!!」

 

私が質問すると、真っ赤なトマトのようになっている所を見ると

 

「自覚なしかよ。

まったくもって、あいつの引き寄せる才能は驚きじゃな」

 

しばらくは暇潰しになりそうな奴が見えたので、儂はクリスを見つめながら笑みを浮かべていた。

 

雨宮Side

 

「さてっと、まずは何を買うかな」

 

「やっぱりお洋服だよ!

シャロンちゃん、こんなに可愛いからね」

 

「まぁ別に良いけど、シャロンはどこか行きたい所はないのか?」

 

「・・・」

 

そう言うとシャロンはふるふると首を横に振っていたので特に無さそうだから、ここはとりあえずは響の提案通り服を身に行く事にするか。

 

「それじゃあ、近くのっ!!」

 

そう言い、目的地を探そうと思った時、何かの殺気を感じて、響とシャロンを抱きかかえて、その場から離れると、そこにいたのはオートマトンだった。

 

「まさか、シャロンちゃんを狙って」

 

「どうやら、そうらしいな」

 

俺はそう言い、VSチェンジャーを取り出し、レッドダイヤルファイターをセットする。

 

【レッド】

 

「お出かけを邪魔した礼はたっぷりとさせてもらうぜ」

 

【0・1・0】

 

【マスカレイド】

 

「怪盗チェンジ」

 

【怪盗チェンジ!ルパンレンジャー】

 

「シャロンちゃんには絶対に指一本触れさせないっ!!」

 

そう言うと響はすぐにシンフォギアを纏うと、俺も同様に走り出し、オートマトンに攻撃を仕掛けるがオートマトンはこちらの攻撃を読んでいたように接近してくると同時に殴りかかってくる。

 

その速さは前回の奴らよりも早く、対応が難しかった。

 

「こいつら、前よりも強い!!

しかも、こんなに近づかれたら、ダイヤルファイターをセットする隙もない!!」

 

常に一定の距離を保ちながらも、俺の腕を重点的に攻撃を仕掛けるせいで他の姿へと変わる事ができずに苦戦を強いられる。

 

「くぁっ!!」

 

「響っ!!くそぉ!!」

 

そうしていると、隣で戦っていた響が吹き飛ばされ、すぐに向かいたかったが、オートマトンがさらに仲間を呼び、近づきたくても近づけない状況ができてしまう。

 

「ッ!!」

 

「駄目っ、近づいちゃ!!」

 

「響、シャロン!!」

 

そんな響を見て、シャロンは走り出し近づき、俺はそれを止める術はなく、ただ叫ぶことしかできなかった。

 

だが、シャロンの身体から眩い光が現れると、そこに立っていた響のシンフォギアは変化していた。

 

響自身は大きな変化はなかったが、その背中から浮かんでいるのは響の身体と同じぐらいの大きさのガントレットが浮かんでいた。

 

「はああぁぁぁ!!!」

 

その言葉と同時にガントレットは響の意思に従うようにオートマトン達を殴り、俺も急いで響達の元へと向かう。

 

「大丈夫か」

 

「うん、でもなんだか力が湧いてきて」

 

「とりあえずは、あいつらを片付ける事が先決だな」

 

そう言い俺は、俺は懐からメガダイヤルファイターを取り出し、セットすると手元にはドリルセイバー、腕にはバトルライザーを装着して構える。

 

「少し待っていてくれよ。

すぐに片付けるから」

 

そう言うとシャロンは力強く頷き、俺と響は互いに見て、オートマトンに向けて構える。

 

【メガ!怪盗ブースト】

 

「行くぜ!!」

 

「分かった」

 

その一言と共に走り出すと、響の後ろから現れた巨大な腕がオートマトンを殴ると、俺はそれに合わせるようにドリルセイバーを突きつける。

 

シャロンの力はオートマトンへ大きくダメージを与える事ができ、ドリルセイバーやVSチェンジャーでも決定的なダメージを与えられる程にダメージを与える事ができる。

 

「一気に決めるぞ」

 

「うん」

 

俺はそう言うとドリルセイバーをVSチェンジャーにセットすると、バトルライザーの03のボタンを押し、構える。

 

「ドリルスナイパーVSカスタム、行くぜ!!」

 

その言葉と共に俺は引き金を引くと巨大な黒い球が上空で飛ぶと、周りにいたオートマトンが次々と黒い球に引き寄せられ、響はそれに向かって後ろから出てきた巨大な拳をオートマトンへと当てる。

 

前後左右からの強烈な一撃により、オートマトンは容易く倒す。

 

「なんとかなったね」

 

「あぁだけど」

 

俺はそのままシャロンへと近づくと、心配そうにおろおろしていた。

 

「ありがとう、シャロン。

本当に助かったよ」

 

「なんだか助けるつもりが助けられちゃったね」

 

「感動だねぇ」

 

「っ!!」

 

「誰っ!!」

 

背後から聞こえた声に俺達は構えると、そこにいたのはブラッドスタークが見つめていた。

 

「面白い物を見つけたと思ったら、そんなのまであるとはな」

 

「何の用だ?」

 

「別に、同僚がどんな様子で働いているのか見に来たんだけど、今日はいないようだからな。

少し面白い物を見せてから帰ろうと思ってな!!」

 

そう言うと、ブラッドスタークは手に持っていた武器で周りを煙で囲むと、煙は徐々に一つの塊になると、そこには巨大化したオートマトンが現れた。

 

「そんなっ」

 

「それじゃあ、楽しませてくれよな」

 

そう言い、ブラッドスタークはその場から離れてしまう。

 

「響、お前はシャロンと一緒に逃げろ」

 

「でも、今は確かあのロボットになる子はいないんじゃないの」

 

「ルパンマグナムを使えば、なんとか倒せるかもしれないからな。

それにこれ以上危険に巻き込む訳には」

 

そう言うとシャロンの身体が再び光ると、俺の背後からルパンマグナムが現れると、そのままオートマトンに向かって蹴り上げると、その大きさは徐々に巨大になり、オートマトンと同等の大きさへと変わる。

 

【ダイヤライズ!怪盗ヘンケイ!】

 

「ルパンマグナムがロボットに!!」

 

「これもシャロンちゃんの力!!」

 

何が起こったのか、俺達は驚いているが、それでも今はシャロンちゃんと響を守る為にも

 

「狙い撃て!ルパンマグナム!!」

 

その言葉に反応するようにルパンマグナムは両手から銃撃を次々と放っていき、一気にオートマトンを殴るとそのまま空中で元の銃形態に変わると、その先で巨大なエネルギーが集まり、放たれる。

 

それによりオートマトンの胴体が吹き飛ばされ、地面へと落ち、そのまま俺の手元へと戻ったルパンマグナムは俺の中へと戻っていった。

 

だが戦闘で終わった事による安心感よりも、俺達はシャロンの元の安全を確認する。

 

「シャロン、大丈夫!!」

 

「身体で痛い所はないの!!」

 

そう言いながら、俺達はシャロンの様子を見ると、特に異常はないようで安心する。

 

「「よっ良かったあぁ!!」」

 

そう言い、俺達は足から力が抜けるように座り込んでしまった。

 

「おい、お前達は大丈夫かって!!

そういう事は家でやれよ!!」

 

「「へっ?」」

 

この時、俺達は気づいていなかったのだが、丁度シャロンを中心に響と抱き着いている事をこの時はまだ気づいていなかった。

 

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