「それにしても、本当に喋れるんだな」
戦いが終わった俺達は基地に戻って、改めて二人のロボットを見ると、本当に自分の意思を持っているように動いている。
「これは僕が皆さんのダイヤルファイターを元に開発した物ですから。
今回のメンテナンスでダイヤルファイターの詳しいデータもより多く取れたので、ルパンレンジャーに変身する事が多いお二人のサポートメカとして改造しましたので」
「改造?
という事は元からあったのか?」
「うん、元はお互いの誕生日の日に作って、渡したの」
「エルフナインが持ってきて欲しいと言ってきたので、連れてきたのデスが、まさかダイヤルファイターになるなんて、すごいデス!!」
「喋れるようになったのは、僕も予想外ですけど」
そう言われてみると、確かにすごいな。
けど、ほとんどのダイヤルファイターが奪われたこの状況では、本当に心強い助っ人だ。
「未だにオートマトン達の侵入経路は分かりませんが、このままではオートマトン達が再び活動するのも時間の問題です」
「でも、オートマトン達の居場所なんて」
『それでしたら、私達がなんとかできます』
「えっ本当ですか!!」
『オートマトンに残っている残骸からデータを採取すれば、もしかしたらデスけど』
「確かに、可能性としてはありますが」
「とりあえずは、今はその可能性に賭けるとしかないな。
行くか」
そう言い、俺達はすぐに出発し、戦闘があった場所に行くと、僅かに残っていたオートマトン達の頭部があり、二人のロボット達が調べ始めた。
『これはどうやらオートマトン達は一ヶ所に集合するようにプログラミングされています』
『ここに行けば』
「まさかとは思ったが」
思った以上に簡単に手掛かりが見つかり、少しは拍子抜けした。
だけど、それ以上に簡単すぎてなにか罠があるのではと疑問がある。
敵がこちらに対して油断したからという言葉もできるが、ダイヤルファイターを盗み出した奴らがこうも簡単に居場所が分かるような手掛かりを残すのか?
「罠の可能性もあるな」
「でも、行かないと分からない」
「とにかく様子見だけでも行くデス!!」
「まぁな」
作戦実行するにしても、現場に行って確認するしかない。
そう言い、俺達はすぐに現場へと急いで行ってみると、そこには予想通りと言うべきか、大量のオートマトンがおり、その中央にいるのは何か機械を持った奴がいた。
「どうやら本当だったみたい」
「居場所が分かったからな、ここは響達にも連絡して、見張っておくぞ」
「了解デス」
そう言い俺達は物陰に隠れていると、一体のオートマトンがこちらに向くと、攻撃を仕掛けてきた。
「ええぇ!!
こっちの居場所が分かったデスか!!」
『ロボットだから、熱源探知で?』
『油断したデス』
そう言っている間にも、オートマトン達は次々と現れ、俺達を囲むように武器を構えていた。
その中にはダイヤルファイターを模した武器を持つオートマトン達もいる。
「どうやら、ただでは帰させてくれそうにはないようだな」
「こうなったら行くしかないデス!」
「うん!!」
その言葉を合図に俺はレッドダイヤルファイター、二人は各々のシンフォギアを取り出すと、VSチェンジャー、ルパンチェンジャーにセットする。
【レッド】【グリーン】【ピンク】
【0・1・0】 【0・9・6】【0・1・9】
「「「怪盗チェンジ!!」」デス!」
【【【マスカレイズ】】】
【【【怪盗チェンジ!ルパンレンジャー!!】】】
その言葉と共に俺達はルパンレンジャーへと変身すると共に俺は手にはビクトリーストライカーを手に持ち、切歌は調ロボを、調は切歌ロボを持つと、そのままセットする。
「さらにパワーアップした私達を」
「見て驚けデス!!」
【ビクトリーストライカー】【シラロボ】【キリロボ】
【【【スーパー怪盗チェンジ!】】】
その音声と共に俺はスーパールパンレッドに、二人は各々がロボットの装甲が分解すると、二人は各々のシンフォギアの装甲を交換した姿へと変わる。
「スーパールパンレッド」
「スーパールパングリーン」
「スーパールパンピンク」
「「「怪盗戦隊ルパンレンジャー!!」」」
「俺達のお宝、返させてもらうぜ!!」
その言葉と共に俺達は走り出すと、目の前にいるオートマトン達は俺達から奪い取ったダイヤルファイターを模した武器を取り出して、襲い掛かってくる。
だが、ビクトリーストライカーの力により、敵の動きが意図も容易く避ける事ができ、その先にいた切歌はマントから出てきた鎌で切り裂く。
「およよっ!!
さっきのは一体!?」
「敵の動きが見えた?」
『雨宮さんの持っているビクトリーストライカーの力が私達にも影響が出ている』
『だから、二人にも雨宮さんが見えている光景が見えます』
「ならば、二人共、見えるな!!」
「うん、だから、一緒に」
「行こう!!」
その言葉と共に俺の背中から出てきた二人は、それぞれの装甲から出てきた百を超える武器が一斉にオートマトン達に襲い掛かり、俺はその中に突っ込む。
普通ならば避けきれないが、俺はビクトリーストライカーによる予知能力、そして二人が俺の進む先が見えているので、攻撃の軌道を変える事も用意だ。
それによりオートマトン達が吹き飛ばされる中で、俺は手に持ったレッドダイヤルファイターを持ち、オートマトン達が奪ったダイヤルファイターを取り返していく。
その奪い返したダイヤルファイターの一つであるシザー&ブレードを二人へ向かって投げる。
二人はそれを受け取ると、VSチェンジャーにセットする。
「「イグナイトモジュール、抜剣」デス!」
その言葉と共に、ダイヤルファイターに込められたイグナイトの力が解放され、二人の身体は黒く染まり、イグナイトモジュールを使った状態になっていた。
「一気に決める」
「了解デス!!」
「本当に頼りになる奴らだぜ」
俺はそう言うとルパンマグナムを取り出し、各々の武器で大量に集まっているオートマトンに狙いを向けると
【ルパンフィーバー!】
【イタダキドストライク!!】
その言葉と共に二人は手に持ったルパンチェンジャーも構えると、そこから緑とピンクが合わさった黒い弾丸が生成され、俺もルパンマグナムを構えると同時に引き金を引く。
そして、弾丸が放たれると、俺達はすぐに移動して、様々な場所で同じように必殺技を放っていき、円を描くように必殺技を放っていく。
互いの位置や攻撃が当たる場所も簡単に避ける事ができるので、オートマトン達だけに攻撃は当たり、そして
「たっ」
「倒せた!!」
「よしっ!!」
全てのオートマトン達は一斉に倒され、辺りには既にオートマトン達の残骸しか残っていなかった。
辺りを確認しても、残ったオートマトン達の影はないようだ。
「とりあえずは一安心です」
「うん」
「あとは、このオートマトン達を操っていた奴をっ!?」
俺はそう言おうとした瞬間、胸が急に痛みだした。
見てみると、俺の胸から腕が突き抜けており、その先にはどくどくと動く何かがあった。
「この時を待っていた」
「えっ」
「せっ先輩」
「離せデス!!」
二人は俺の背後にいた何かに向かって攻撃を仕掛けると、奴はすぐに手を放し、その場から離れるが、俺の身体は重力に従うように倒れ
「死ぬのか」
意識が消えていく。