特典を奪う怪盗団   作:ボルメテウスさん

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ルパンレンジャーもいよいよ終盤に入っていき、こちらのSSも少しずつですがルパンレンジャー編盛り上がってきています。
という事で、ここから二回連続でリュウソウジャー関連の話をさせてもらいます。


始まりの物語 黒の覚悟

俺はあの時の出来事を後悔した。

 

正しいと思えた力は、俺を、大切な物を陥れる物だった。

 

だからこそ、俺は

 

「俺はここでお前を殺す!!」

 

「ほぅ、まさかここまで動くとはな」

 

そう言いながら、俺は目の前にいる奴へと斬りかかる。

 

「力を持った貴様ならば救世主だと言って、力を使うと思ったのだがな」

 

「あぁそうだな、かつての俺はそう思っていた」

 

「かつて?

そうか、貴様は」

 

「あぁ、お前の予想通りだ」

 

そう言いながら、俺は手に持った剣を持ちながら、目の前にいる奴を切り裂く。

 

「兄貴!!」

 

「来るなっ!!」

 

「ふっ」

 

その言葉と共に奴は俺の後ろから来た声へと向かって、手を伸ばすが、俺は剣を使い、手を切り裂く。

 

「所詮はその程度だな」

 

そう言い、奴は俺の喉を掴むみかかる。

 

「もう一度生まれ変わったとしても、この結末は変えられない!

お前はそれすらも気づかないのだろう」

 

「それは決まっていないだろう、この方法ならば!!」

 

そう言い、俺は手に持った剣を使い、俺と共に奴の心臓を貫く。

 

「貴様っ!?

 

「確かにお前には勝てないかもしれない。

けど、お前は俺の身体がなければ復活はできないだろ」

 

「そんな事、分からないだろうが」

 

「あぁ、けど、俺にはこれぐらいしか、方法は分からなかったからな!!」

 

そう言いながら、俺は心臓を突き抜けながら、心臓の鼓動が着実に消えていく音が聞こえてきた。

 

「兄貴!?」

 

「そんなっ!?」

 

俺が心臓に貫かれている姿を見て、二人は驚きに隠せない様子だったが、それでも今度は

 

「すまなかった」

 

その一言と共に、俺は今度こそ全てを連れて、こいつごとあの世へと行く為に手に持ったライターから炎を奴と俺の身体ごと燃やし始める。

 

そして、全ての意識が無くなる瞬間に見えたのは、奴の悔しがる姿ではなく、無事に生きてくれた二人の姿だった。

 

最後に見れて、ほっとした次に目が覚めると共に見えたのは

 

「どうやら、上手くいったみたいだね」

 

「あぁ」

 

そこに立っていたのは白い仮面をつけた黒いローブを付けた奴だ。

 

俺とこいつが出会うのはこれで二度目だ。

 

「正直、私としては行いたくなかったが、余りにも深い後悔だったからね。

それにしても本当に良かったのかい、あそこで君自身が一緒に死んで」

 

「俺は余りにも罪を重ねすぎた。

何より、生きている限り、あいつは復活するだろう」

 

そう言いながら、俺は胸の傷を見つめながら、言う。

 

あの場でできたのはあくまでも、俺とあいつの存在をこの世界から消え去る事のみ、それ以上の事はきっと

 

「さぁ、どんな事でもやれ!

俺はどんな罰でも受け入れる!!」

 

「本当に正義感が強いね。

そこは彼に似ているから、君をスカウトした訳だがね」

 

そう言い、奴の手には何かのブレスレットがあった。

 

「これから君に行って欲しいのは、君が本当に行いたかった事だ。

ただし、今度は君だけではなく、仲間達と一緒に人々を守って欲しい」

 

「だが、俺は」

 

「君はかつて言っただろ。

生きていれば、誰だってやり直せる。

あの時の君の優しさを忘れなければ、今度こそ、本当に救えるさ」

 

「優しさ」

 

そうだ、俺がやりたかったのは

 

「分かった。

謹んで受けさせていただく」

 

そう言い、俺は受け取ったブレスレットを手に持つと、後ろから聞こえる鳴き声と共に、その場を振り返った。

 

「君の新たな人生に祝福を」

 

同時に、俺の目の前は真っ黒になった。

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