特典を奪う怪盗団   作:ボルメテウスさん

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ルパパト最終回と同時にこちらも地味に最終回です。


最終予告状 永遠にアドゥー

雨宮Side

 

屋敷へと潜入すると同時に俺達が辿り着くと屋敷が崩壊し、周りの景色が変わり、まるで太陽の光によって神々がいそうな場所へと変わった。

 

「ここまで作られるとは、なんだこの光景は」

 

「本当に気味が悪いぐらいに綺麗な景色なんだ」

 

「それは酷い話だ。

ここは理想郷、人間が誰しも目指す場所だ」

 

そう言い、コツコツと歩く音が聞こえ、振り替えると、そこに立っていたのは、まさしく俺と瓜二つの姿だった。

 

ただ違う所は、俺が普段からしている怪盗の恰好の色が白く塗りつぶされており、マスクを被っておらず、その目は黄色いシャドウの目だった。

 

「お前が俺だな」

 

「あぁその通りだ。

よくここまでたどり着いたな、さすがは俺と言った所だな」

 

「そうか、どうでも良い。

さっさと、戦うぞ」

 

「おいおい、聴かないのか、俺がこの事を起こした理由を

 

「そうだな、はっきり言うと、お前に対しての質問は何もないという訳はない。

けどな、どんな理由があろうと、てめぇを止めないと、どちらにしろ皆を助けられないんだろ」

 

その言葉と共に俺達はVSチェンジャーを構え、ダイヤルファイターをセットする。

 

「だったら、ここでてめぇを倒すだけの話だ!!」

 

「そうか、さっさと来るが良い!!」

 

「「「怪盗チェンジ」」」

 

【レッド】 【ブルー】 【イエロー】

 

【0・1・0】 【2・6・0】 【1・1・6】

 

【【【マスカレイズ!】】】

 

【【【怪盗チェンジ!ルパンレンジャー!!】】】

 

その言葉と共に俺達はVSチェンジャーでルパンレンジャーへと変身すると同時に奴の後ろから巨大な影が現れた。

 

「あれは」

 

「ヤルダバオト!!」

 

「ペルソナ」

 

その言葉と共に奴の身体はヤルダバオトが覆うと、そこに出てきたのは背中から4本の腕を生やした真っ白に光り輝くルパンレンジャーが出てきた。

 

「俺達の物真似かよ」

 

「だからと言って、負けるつもりはないよ」

 

「それはどうかな?」

 

その言葉と共に奴は腕の4本共、様々なエネルギー波が離れていき、俺達は各々で離れると同時に忍とソーマが左右から一斉に攻撃する。

 

「無駄」

 

「ぐっ」

 

その内の一本がソーマを掴み取り、もう一本の手に持っている鐘が鳴り響くと、忍はその場で蹲ってしまう。

 

「まだまだぁ!!」

 

その言葉と共に俺はその手にビクトリーストライカーをセットすると、同時にスーパールパンレッドへと変身する・

 

「だから無駄だと言ったはずだ」

 

「そうかよ!!」

 

その言葉と共に俺は手に持ったVSチェンジャーとルパンマグナムで二つの腕を吹き飛ばし、一気に近づくが、奴自身が持っている認知によって作り出された銃と剣で応戦する。

 

「ちっ」

 

「お前の戦い方は知っている」

 

その言葉に従うように、俺と俺がぶつかり合いながら、一瞬の隙を突くと同時に後ろへと吹き飛ばされる。

 

「お前が成長したように、俺もまた成長している」

 

「くっ」

 

「転生者を送り出す時に特に強力な存在である意思の強い転生者達の認知は、俺をさらなる高みへと導く」

 

そう言いながら、俺達は吹き飛ばされる。

 

「ぐっ」

 

「人と人の繋がりが強くする。

ならば、全ての人間達との無意識での繋がりを力にしている俺と、ごく少数の繋がりしか持たないお前達ではな!!」

 

「そうかよ、確かに人の数だったら負けているかもしれないな」

 

そう言いながら、俺は立ち上がる。

 

「でも知っているか、お前。

ソーマは、最近シオの好みを探す為に雑誌を読み込んでいるのを」

 

[はっ?」

 

「忍は最近では、自分で拘りのドーナツを作り始めた事を」

 

「そんなくだらない事をなぜ、ここで話す?」

 

「だったら、お前は俺に勝てないよ!!」

 

その言葉と共に、俺は立ち上がると、俺を中心に黒い炎が燃え上がってくる。

 

「俺達の繋がりは確かにお前の言う無意識の繋がりよりも少ないかもしれない。

けどな、繋がりの力は数じゃないんだよ!!

人と人が互いに守りたいと思った時に、本当に力が湧いて来るんだ」

 

「力だと!?」

 

その言葉に合わせるようにして、ソーマは押さえつけられていた腕を引き剥がしながら叫ぶ。

 

「人が人の為に動く時。

時にはそれが信じられない程の力を作る」

 

そして忍もまた、手に持っていたVSチェンジャーで鳴らしている鐘に向かってVSチェンジャーで打ち抜く。

 

「貴様は、貴様にしか従わないように動いていただけだ。

本当の意味で繋がろうとしていた奴らを無視して、動いた」

 

「そんなてめぇに俺達は負けるつもりはない」

 

その言葉と共に、俺の後ろから現れたのは悪魔の侯爵と呼ぶに相応しい存在が現れ、この存在こそが、俺がヤルダバオトを倒した存在であるサタナエルだ。

 

「だから、どうした!!

このヤルダバオトは、貴様が倒したかつてのヤルダバオトではない!!

様々な世界を飲み込み、成長した存在だ!!」

 

「奇遇だな、このヤルダバオトも、あの時とはまったくもって別の存在だ」

 

その言葉と共に俺は手を前に出すと、そこから光が形成され、現れたのは巨大な金色と銀色の二つの剛腕が装着される。

 

「なっ」

 

「今、俺達は3人で戦っているんじゃない。

あの世界で一緒に戦ってくれている皆の思いを背負って戦っている。

だからこそ、お前に負ける道理はない!!」

 

「ふざけるな!!」

 

その言葉と共に目の前にもう一体のヤルダバオトが現れ、サタナエルと向き合った。

 

互いにペルソナと本体が睨み合う中で走り出し、同時に俺達はぶつかり合った。

 

手に持ったVSチェンジャーとルパンマグナムの銃弾による攻撃を奴は弾きながら迫っていき、ヤルダバオトの腕から様々な魔法が放たれるが、サタナエルもまた剛腕でそれらを吹き飛ばしていく。

 

力と技が激しくぶつかり合いながら、奴が放った魔法が一瞬だけサタナエルを怯ませる。

 

「にひぃ」

 

「俺達を」

 

「忘れるなよ」

 

その隙を突き、攻撃を仕掛けようとするが、各々の背後にいた忍が心渡りを、ソーマが神器を使い、ヤルダバオトの腕を全て切り裂く。

 

「なっ!!」

 

「忘れては困るぜ。

俺達3人、神を殺せる可能性があるのをな!!」

 

それに合わせるようにして、俺はその言葉を合わせるようにして、ルパンマグナムとVSチェンジャーを合わせる。

 

同時にサタナエルの腕に装着された二つの剛腕も変形し、一つの巨大な銃へと変わる。

 

「じゃあな、俺」

 

【イカサマ・ストライク!】

 

その音声が鳴り響くのと同時に、俺達の目の前に巨大な赤と黄金の螺旋が広がり、全てを飲み込んだ。

 

その光はヤルダバオトだけではなく、その後ろにあった世界までも飲み込んでいく。

 

そうして残ったのは、僅かにあった地面と俺達三人だけだった。

 

「・・・なぁ、もう一人の俺、結局、お前は何をしたかったんだ?」

 

「なんだ、聞かないんじゃなかったのか?」

 

そう言い、俺の言葉に応えるように出てきたもう一人の俺。

 

ただし、その姿は既に神と思われたヤルダバオトではなく、普段の俺と同じ姿だった。

 

「戦っている時はな。

でも、戦いは終わった、なら、聞けるだろ?」

 

「理由は後付けか。

けど、良いだろ。

お前も同じ道を辿っているなら知っているだろ、ヤルダバオトの目的を」

 

「まぁな」

 

「俺とお前が違うのはあの時だ。

俺は最後にヤルダバオトの思想が正しいと思えた。

だって、そうだろ、あいつの考えは確かに人間らしい生活はできないが、それでもあいつの世界で不幸になる人間はなくなる」

 

「確かにな、一種の理想郷かもしれない。

それに比べたら確かにあの世界は地獄かもしれない」

 

「差別や生きているだけでも殺そうとする」

 

「手を繋ごうともしない」

 

「けどな、そんな地獄でも人間は生きているんだ。

それは、きっと、生きる事の素晴らしさが分かるかもしれない」

 

「地獄も人が生きる為には必要な事か」

 

「あぁ」

 

「最後の最後で、天国か地獄か。

選択が違った結果か」

 

その言葉と共に、再び地面が崩れ始める。

 

「世界の融合は終わる。

全ての世界はまた元の形へと戻っていく。

どのような未来が待っているか、それはお前達次第だ」

 

その言葉と共に俺達の目の前は真っ白へと変わる。

 

響Side

 

雨宮君、君がいなくなって、もう数ヶ月が過ぎようとしている。

 

年の初めで起きたギャングラーとの最後の戦いから過ぎて、もう春となり新学期が始まろうしています。

 

私達が通っていた学校の名前は何時の間にかリディアン音楽院と変わっていました。

 

それは、この世界と他の世界が融合状態から、元の世界の状況へと変わったのが影響しており、私達の記憶には確かに雨宮君達は残っていますが、世間の人々はルパンレンジャーも転生者が起こした事件について忘れていました。

 

一度、友奈ちゃん達に会いに行ったのですが、そこには彼女達はいませんでした。

 

寂しさが多くあり、勝ち取った平和でありながら、私達は寂しさで埋め尽くされています。

 

「響」

 

「ごめんね、未来。

こんなに泣いちゃ」

 

もう、君達がこの世界にいないかもしれない。

 

けど、また君達がいる世界と繋がる可能性があるギャラルホルンの調査もあり、私達は諦めません。

 

「また何時か、会える時まで」

 

そう言い、私達は手を伸ばした時だった。

 

「これは」

 

突然師匠達からの連絡が入った。

 

「響君。

すぐにそこから離れるんだ。

その近くに未確認の聖遺物が接近している」

 

「えっ!!」

 

その言葉と共に、私は上を見ると、確かに何か赤い星がこちらに向かってきていた。

 

すぐに反応できずに立ち尽くしていると、私の横を見ると空き地だった場所にその流れ星は凄い音を響かせた。

 

「きゃっ!!」

 

「未来!!」

 

舞い上がる煙から未来を守るように私は身体を前に出し、何が起きたのかすぐに確認する為に後ろへ振り向く。

 

そこには真っ赤なボディがあり、ボロボロになった飛行機があった。

 

その形に私は見覚えがあった。

 

「あれって、もしかして「あぁ死ぬかと思った!!」っ!!」

 

飛行機のハッチが開くと、そこから詰め込まれているように出てきたのは見覚えのある三人の姿だった。

 

「本当にやばかった。

融合が解除された途端に世界の狭間で死ぬかと思った」

 

「おかげで元の世界に帰るまで、ここまで時間がかかるとはな」

 

「儂はもうこりごりじゃぞ」

 

そう言い、出てきた三人の姿を見て、眼に涙を溜めながら、私は走り出し、三人に向かって飛び込む。

 

「うわぁ!!」

 

「なんじゃ!?」

 

「がはぁ!!」

 

突然の事で驚き、ソーマ君と忍ちゃんはその場で避け、雨宮君は私を受け止めて、驚いたように声を出す。

 

「んっ、響?」

 

「おかえり、雨宮君!」

 

「あぁ、ただいま」

 

???Side

 

「・・・どうやら、世界は地獄を選んだか」

 

その世界は既に何も存在しない場所だった。

 

そこにただ一つの人影が周りを見渡す。

 

人影の特徴は全身が紫色の鎧を身に纏い、まるで恐竜を思わせるような剣を腰に付けていた。

 

「天国を目指す為に死んだ男か、地獄を生きる為に戦った男。

やはり、人は生きる時にしか強くはなれないようだな」

 

そう言った人影は周りにある何かを集めると、手元にあったのは一本の鍵だった。

 

「ならば、地獄で生きた男こそ、我が宿敵として相応しいだろう。

その為に、分けて、戦う理由を作ったのだから」

 




本日で特典を奪う怪盗団は終了します。
終了と言っても、ルパンレンジャーとしての雨宮達の物語が終わるだけで、雨宮達の物語はまだまだ続いていきます。
連載作品として、なんとか完結までいけた今作品は私だけではなく、一緒に合同作品として連載してくれたガンダムラザーニャさん、そして、ここまで読んでくれた皆様のおかげです。
今書いている次回作でも、まだ考えていない作品でも皆様を楽しめるような作品を楽しく書いていきたいと思います。
これまでの連載、ありがとうございます。
そして、これからも末永くお願いいたします
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