転生者を更正する警察集団   作:ガンダムラザーニャ

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警察集団の前日譚

「さてさて、このあたりかなぁ~♪」

 

「バン隊長、ちゃんと仕事してくださいよぉ」

 

「うーん、まぁ良いじゃん!

もうすぐ転生者のところに着くんだしさ!」

 

住宅街をバン隊長とよばれた白髪のボサボサした長い髪の少年がだらけた感じで通報のあった転生者のリストと地図を持ち歩き、緑の髪が特徴の少女がそんな態度の男を注意し、少女の恰好したピンク色の髪の少年が少女を宥める。

 

すると、住宅街の隙間のところで隊長は目つきを変えてそこをにらみつける。

 

「おい、そろそろ転生者の下に着くぜ。

かこ、アストルフォ、行くぜ!」

 

「は、はい!」

 

「うん、行こう!」

 

三人は隙間に入り銃を構えた。

 

「動くな!」

 

そこでは、両手の剣を構え今まさに血だらけで倒れこんでいる少女を殺そうとしている男の姿があった。

 

剣を持った男がめんどくさそうに振り向き、頭上から剣を出現し弾丸のような速さで三人を打ち抜いた。

 

打ち抜き、煙が舞い上がるさまを見た男は再び少女の方へと振り向く。

 

「・・・なんだ、ただのポリ公か」

 

「ただの、じゃあねえぜ♪」

 

「なに!?」

 

男が驚き、もう一度振り返ると三人は無傷で立っていた。

 

「まさか、打ち抜いたのか!?

あれを全部!?」

 

「ふーん、「無限の剣製」の転生者か。

お前、いくら転生先が思い通りにならないからって人殺しをするのはどうかと思うぜ♪」

 

「黙れ!

俺の女にならないやつは皆邪魔なんだよ、生きてるだけで目障りなんだよ!」

 

「はあ、結局はそんなことでしか、自分を肯定できないって口か。

・・・だったら今からお前を逮捕してやるよ!

行くぞ!」

 

「はい!」

 

「うん!」

 

三人は懐から赤、緑、ピンクの機械を取り出し銃に取り付けた。

 

「「「ケーサツチェンジ!」」」

 

『1号!』

 

『2号!』

 

『3号!』

 

『パトレイズ!

ケーサツチェンジ!

パトレンジャー』

 

銃を上に向けて撃つと同時に三人は光に包まれ、バンは赤の鎧を、かこは緑の鎧を、アストルフォはピンクの鎧を全身に纏った。

 

「パトレン1号!」

 

「パトレン2号!」

 

「パトレン3号!」

 

「「「警察戦隊、パトレンジャー!」」」

 

「そんじゃこれから、

お前を逮捕させてもらうぜ♪」

 

「パトレンジャーだと?

ふん、ただのコスプレが俺に楯突くなぁ!」

 

男は剣を水平に構え三人に突進する。

 

2号と3号は左右に銃を構え男の両手の剣を撃ち弾いた。

 

「ぐぁ!

それがぁ、どうしたって言うんだよぉぉッ!!!」

 

男は両手から剣が離れるが、手元から新しい剣を出現させて、血眼になって1号に飛びかかる。

 

だが、1号は一瞬で男の懐に入り何発か腹を殴り付ける。

 

「オラオラオラ!」

 

「ぐっはぁ!

な、嘗めんじゃねぇぞゴミクズの分際がぁぁ!」

 

男は血を吐きながら剣と弓を出し、頭上から大量の剣を出現させる。

 

「死んでしまえってんだよぉぉぉ!」

 

「はっ、いくら能力がすごくても、使うやつがこんな野郎なら、神様の顔も浮かばれねぇな!」

 

1号は二人と一緒に男から発射される矢を全て撃ち尽くす。

 

そんな光景を見せられた男は後退りする。

 

「な、何でだよ!

何で何で何で何で何で何でだよ!!?

俺は、こんなところじゃ死なねぇんだ!

この世界の女は皆俺のもんなんだよぉ!!」

 

「諦め悪いというか見苦しいぞお前。

その特典はお前には早すぎたんだよ」

 

1号は男の方へと歩く、特殊な形の手錠を取り出して。

 

「な、何をする気だ?

やめろ、俺はまだ捕まりたくない!

俺はハーレム作りたいんだよぉ!」

 

耐えきれなくなった男は後ろに振り向いて走り逃げようとする。

 

だが、1号は逃げ出す前に一瞬で距離を詰め男に手錠を嵌める。

 

「・・・16:20、転生者の確保っと♪

ハーレム作りたいんなら、少しぐらい女のことも気遣うっての覚えろよ。

とはいってももうお前には特典も記憶もなくなるがな」

 

手錠を嵌められた男は光に包まれ消滅する。

 

「じゃあな、来世は全うに生きるんだぜ?」

 

 

 

「よーし、今回の仕事終わりだね!」

 

「ふぅ、終わって良かったです。

緊張、してましたから」

 

「はっはっはぁ、じゃあ仕事終わったし、目一杯食おうぜ!

俺が奢ってやるからよ♪」

 

三人は戦いが終わった後店で食事を取っていた。

 

しかし、彼らは知らなかった。

 

自分達の席の後ろに様々な世界を騒がす怪盗集団がいることを。

 

警察と怪盗、本来交わるはずのない二つの物語が今、始まろうとしていた。

 

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