転生者を更正する警察集団   作:ガンダムラザーニャ

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鋼の肉体を持つ強盗と新たな技

多次元学園に転入して数日、バンたちは通報によりある場所に向かっていた。

 

「こりゃかなりやられてんなぁ」

 

バンは目の前の風景に目を細める。

 

銀行らしき廃墟があるのだが、中はかなり荒れているが、その中でもひどいのが金銭を預かる金庫だった。

 

パスワードか暗証番号を入力する装置があったであろう場所は風穴を開けられたかのように抉られていて、金庫のドアも止め金を原型を留めないほどにまで潰されていた上、ドアがまるで素手で引きちぎられたような跡が目立った。

 

「なぁスバル、さっき通報があったって言ってたが、管理局からの情報とかでそいつの特徴わかるか?」

 

「それが、あまりわかっていないのです。

わかるとしたら、警備の実弾をまともに受けても体で全て弾かれてるということしか」

 

「おいおい、そいつはサイボーグか何かか?」

 

「バン隊長、それが少し違うみたいです」

 

かこがちぎれたドアを調べ、解析データを見せる。

 

「…『鐙』?

まさか、こいつは転生者がやったってことか?」

 

「みたいだよ?

この街の銀行もここと似たようなやられ方してるから、同一の犯行だと思うよ?」

 

アストルフォが地図と記録を読みながら三人に伝える。

「なるほどなぁ、だとすると早くそいつを見つけねぇとこの街から金がなくなっちまう。

早いとこそいつの居場所を辿ろうぜ?」

 

「「「了解!」」」

 

バンたちは廃墟を後に転生者の反応を探る。

 

しばらく歩くと、コンビニらしき建物から激しい音が聞こえた。

 

「バンさん、皆さん、あれは!?」

 

「あそこから転生者の反応が見られます!」

 

「だとしたら、あそこコンビニだから、早く行かないと被害者が出ちゃうよ!」

 

「そんじゃ、さっさと逮捕しねぇとな!」

 

四人はコンビニへと急いだ。

 

コンビニから少年がもめているのが聞こえた。

 

「おい、そこのお前!

お前がやったんなら弁償しろよ、俺のクレジットカード!」

 

少年がコンビニの入り口付近だったところで腕や頭部に鎧を着けた大男に半ばで二つに折れてしまったカードを見せつけて怒鳴っていた。

 

「……知るかそんなもん」

 

「ごめんなさいで済めばアンチスキルもいらねぇんだよ!

というか何やってんだよ、素手でATM破壊してんじゃねぇ!

返せみんなのお金と俺の生活費!!」

 

大男は怒鳴る少年を無視しながらATMを拳で破壊し中に札束を袋の中に入れる。

 

「ふふふ、今日の上条さんはマジでバイオレンスですよぉ!」

 

「邪魔だ、失せろ」

 

大男は近づいてきた少年を片腕でなぎ飛ばし、そのままコンビニを後にしようとする。

 

「動くな!」

 

大男がコンビニを出た瞬間、バンたちはVSチェンジャーを構えるも、そんなことも構いなしに車を持ち上げバンたちに投げ付けた。

 

「危ない!

マッハキャリバー、セットアップ!」

 

スバルがバンたちの前に立つと同時に右腕のガントレットとローラースケートが特徴の姿に変えて、車を横に殴り飛ばした。

 

「お前たち、何者だ?」

 

「なぁに、俺たちは警察だよ。

お前ら転生者専門のな♪」

 

「「「ケーサツチェンジ!」」」

 

『1号!』

 

『2号!』

 

『3号!』

 

『パトライズ!

ケーサツチェンジ!

パトレンジャー!』

 

「パトレン1号!」

 

「パトレン2号!」

 

「パトレン3号!」

 

「「「警察戦隊 パトレンジャー!!」」」

 

「え、えーと。

マッハキャリバー!」

 

スバルは三人の名乗りについていこうか悩むもすぐに名乗る。

 

「……何だ、ただの警察か」

 

大男はその様子を興味なさげに見た後、袋を降ろすと鎧のついた拳を構えパトレンジャーに突っ込む。

 

「はぁ!」

 

「ぬぅ!?」

 

スバルは大男の前に立ち拳で対抗する。

 

「ナイスだぜスバル!

かこ、アストルフォ、左右から転生者を撃て!」

 

「「了解!!」」

 

パトレンジャーは大男を囲み、スバルに当てないようVSチェンジャーを撃つが、大男の体は傷ひとつ付いていない。

 

まるで、皮膚そのものが鎧を思わせるほどの固さだった。

 

「小賢しい……!」

 

大男は鬱陶しそうに目を細め、スバルをパトレンジャーに投げようと掴みかかるもスバルは掴もうとした手をかわしてガントレットを回転させながら大男の腹を殴る。

 

大男は腹を殴られた衝撃で後ろに下がるも大したダメージではなかったのかすぐに立ち上がり近くにいた2号を殴り飛ばそうとしたが、3号がパトメガボーで大男の足を引っかけることで阻止する。

 

「ふん!」

 

倒れる瞬間、大男は地面を拳で破壊し、その爆風の中を札束の入った袋を持って逃げようとする。

 

「おっと、逃げようたってそうはいかねぇぜ?」

 

「なに!?」

 

大男の手から袋が目に見えない力で引き寄せられ、1号が掴みとる。

 

「貴様ぁ…!」

 

怒りに我を忘れたのか大男は1号に殴りかかろうと走るが、頭上からグッドストライカーが飛んできて大男にぶつけ動きを止めさせる。

 

『よお、また会ったな!

今回も力を貸してやるよ!』

 

「おいおい、今回はでけぇの相手じゃねんだよ」

 

『良いから使ってみなって!』

 

「チッ、わぁーたよ!」

 

グッドストライカーの頼みに呆れながら1号はグッドストライカーをVSチェンジャーに取り付ける。

 

すると、1号の体に2号、3号の体が引き寄せられ、二人が光になると同時に1号の左右の半身がピンクと緑に変わる。

 

『イチゲキストライク!』

 

1号と二人ははそれに気づいていないのかVSチェンジャーを大男に向けて高エネルギーのビームを撃った。

 

「ぐはっ!」

 

大男はそれに耐えきれず吹き飛び、地面を何度もバウンドして倒された。

 

「よーし、終わったね!」

 

「一時はどうなるかと思いましたよぉ」

 

「へっ、これで任務完了だな♪

来世でまともな仕事見つけて金稼げよな」

 

1号は大男に手錠を嵌めて別の世界へと転送する。

 

大男が消えたことを確認した1号にスバルが声をかけた。

 

「あの、バンさん。

その格好は一体……」

 

「あ?

…って、え?」

 

「「え?」」

 

「「「なんじゃこりゃ!!?」」」

 

スバルに言われて気づいた三人が自分達の格好を見て絶叫した。

 

 

 

あの後、グッドストライカーが飛び去ったことで三人は元に戻った。

 

「一生のお願い揉ませて吹寄!!」

 

「ふん!」

 

あれからしばらくしてバンは教室内で三人の少年が一人の少女に飛び付こうとするも怒った少女に殴られて倒される様を見ていた。

 

というか、殴られた一人の中には大男がいたコンビニで伸びていた少年がいた。

 

「あいつ、同じ学校だったんだなぁ…」

 

バンはその現状に呆れる。

 

 

 

 

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