転生者を更正する警察集団   作:ガンダムラザーニャ

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ロストロギアと奪われた特典

パトレンジャーと機動六課は、ロストロギアの調査と回収を行うべく変身し、その反応が見られた世界で調査を行っていた。

 

「ロストロギアの反応が大きくなってます。

恐らくは、この奥にあると思います」

 

「マジかよ。

おい、そろそろ気を引き締めたほうがいいぜ?」

 

「「「「「「了解!!」」」」」」

 

1号はなのは以外に伝え気合を引きしめる。

 

すると、なのはが驚きの表情を見せる。

 

「怪盗、それにロストギア所持者が接近してきた!」

 

なのはが指さした方向を見た途端、1号たちは驚いた。

 

「おいおい、マジかよ!」

 

なぜなら、その方向には怪盗集団であるルパンレンジャーとシンフォギアの少女たちがいて、その背後で赤い鎧の少女が大量のミサイルを撃ってきたからだ。

 

「こうなったら二組に分かれるしかなさそうね。

エリオ、スバル、あなたたちは先行して、怪盗とロストギア所持者と交戦を。

私たちは、あのミサイルを撃ち落とします!」

 

「「「「「「「了解!」」」」」」」

 

エリオとスバルは槍と拳を構え、ルパンレンジャーに攻撃を仕掛け、その間に1号やなのはたちはミサイルの迎撃を行う。

 

だが、エリオとスバルが攻撃を仕掛けようとするが、ミサイルが怪盗に変わり、攻撃を避けていく。

 

「ルパンレンジャーが増えただとっ!!」

 

エリオがそう思った瞬間、怪盗が膨れ上がり、先ほどのミサイルと同じものへと変わった。

 

「こっちが偽物、きゃあぁ!!」

 

怪盗と誤認したスバルがミサイルを攻撃してエリオと共に爆風に爆風に巻き込まれ、近くの壁に叩きつけられてしまう。

 

その隙に、怪盗とは別に、ティアナの近くにシンフォギアの少女たちが接近してきた。

 

「だとしたら、このシンフォギアも」

 

「残念ながら、こちらは偽物ではない!!」

 

そう言って青い鎧の少女尾は刀を振り上げ、ティアナは銃から魔力の刃を出現させ対応しようとする。

 

「ぐぅ、流石に接近戦は苦手ね!」

 

「ティアナさん!!」

 

ティアナの背後から、キャロが巨大化させた竜を青い鎧の少女に向けて放った。

 

「まさか、このような手があるとはな」

 

「だが、狙い通りだ!」

 

そう言った途端、怪盗とシンフォギアの少女たちは、ティアナたちの間を通りすぎると同時に、パトレンジャー3人となのはの近くまで接近した。

 

「だけど、まだ甘い!」

 

なのはは怪盗たちに大量の魔弾を撃つ。

 

しかし、黄色の鎧の少女が先頭に立ち、それと同時に巻いていたマフラーをドリルのように回転させて、なのはの魔弾を撃ち落としていく。

 

「けど、隙を見せたなぁ」

 

「えっ?」

 

1号は黄金のシンフォギアの少女を無力化させようと手をかざし、その少女から槍の欠片を奪い取り、変身を解除させる。

 

黄金の鎧の少女は自分の変身が解除されたことに驚く。

 

「残念、俺の奥の手があるんだよ」

 

「まるで泥棒だな。

だけど、それがどうした」

 

赤い怪盗がそういった途端、背後から魔人の幻影のような姿が現れてた。

 

「ジャックフロスト!!」

 

瞬間、視界を遮るほどの吹雪が1号たちを襲った。

 

「ぐっ!

何も見えねえ!」

 

「返してもらうぜ、それは響のだ!」

 

「ぐう!!」

 

吹雪の中、赤い怪盗が急接近し、1号にVSチェンジャーで撃ちこんだ。

 

1号はその衝撃に耐えられず、手に持っていた槍の欠片を手放し、怪盗に奪われ、黄金の鎧に少女に手渡され再び変身した。

 

「ついでだ、貰うぜ、お前の特典」

 

赤い怪盗は赤い飛行機の機械を近づけようとした瞬間、2号たちが駆けつけたことにより数では不利があると感じたのか距離を置いた。

 

「バン隊長、大丈夫ですか!!」

 

「身体は、大丈夫だ!

それよりも、反撃だ!」

 

1号は2号たちに指示した後、黄金の鎧の少女を無力化しようと、もう一度手をかざそうとするが何も起きなかった。

 

1号は自分の、パトレンジャーとは別の特典が発動しなかったことに疑問を抱き、自分の手を見た。

 

「何も取れない?」

 

「あんたのお宝、頂いたぜ」

 

赤の怪盗の言葉を聞いて顔をあげると、その手には、光を放つ四節棍が握られていた。

 

そう、1号の持つ、「七つの大罪のバン」の特典が。

 

おそらく、先ほど飛行機の欠片を近づけられた時に、盗まれてしまったのだろうと、1号は思い出した。

 

「まさか、あの一瞬で!!」

 

「怪盗だったら、一瞬あれば十分だ。

お巡りさんが泥棒のような能力を持っていたんじゃあ、駄目じゃないかよ」

 

「黙れ!

お前に、その能力を馬鹿にする権利はない、転生者!!」

 

赤い怪盗の、まるで盗みにしか能がないと言わんばかりの口調に腹が立ち、1号は言い返した。

 

実際、1号はその特典を盗みに使うということは一切しなかった。

 

その能力が盗むことに特化していたから。

 

だから使う時は、相手が銃を向けてきたときや、人質を取ったや敵から武器を取り上げるなどにしか使わないと決めていたのだ。

 

だが、それを赤い怪盗が侮辱した。

 

「はぁ?」

 

「お前がさっき出したのはペルソナ。

そんな力を持っているのは転生者だろ」

 

「何を言うかと思えば、勘違いも良い加減にしろよ。

俺達と同じVSチェンジャーを使っているから、転生者の判断もできるかと思ったけど、とんだ期待外れだぜ」

 

「まさか」

 

「俺達は、正真正銘、転生していない人間だ」

 

「という事はまさか」

 

1号は、今目の前にいる赤い怪盗の言葉を聞いて驚き、あることに気づいた。

 

ルパンレンジャーの正体が、特典を持つ転生者ではない、特典に頼らずに能力を使う人間だというなら、あの三人にVSチェンジャーを渡したのは、神様ではない他の誰かではないかと。

 

「そんな事はどうでも良いぜ。

とりあえずは、まずは一人目のお宝を頂いたし、本命はまだ、この先にっ!?」

 

赤い怪盗が言いかけた途端、突然地面が揺れたので、一体何が起こったのかと確認しようとする。

 

すると、地面から何かが攻撃を仕掛けてきたので、急いで回避する。

 

1号たちが攻撃してきた方向を見ると、そこには紫の肌をした恐竜が立っていた。

 

「まさか、これがゴライアスなのか!!」

 

「ゴライアス?

まさかこれがロストロギアなのか」

 

「なるほど、戦いに惹かれて来たか」

 

そう言っている間にロストロギアが近づく。

 

すると、どこからか怪盗に目掛けて、グットストライカーが飛んできた。

 

『今日もブラっと参上、グットストライカー!

今日の気分は、怪盗だぜ』

 

「へぇ、丁度良い、あれも手に入れるぜ!!」

 

赤い怪盗がグットストライカーをVSチェンジャーにセットし、巨大化させる。

 

「ついでだ、恐竜にはキョウリュウ先輩の力だ!」

 

そう言って恐竜型のマシンを取り出しVSチェンジャーで巨大化させ乗り込み、ほかの二人とマシンと合体する。

 

ルパンレンジャーたちが乗った巨大ロボがロストロギアと戦闘を繰り広げているのを、1号たちは見ているしかなかった。

 

「グッドストライカーのやつ、どっかに行ってたと思ったら、あいつらにも手を貸してたのかよ!」

 

1号はグッドストライカーが自分たちだけでなく、怪盗にも手を協力していることに驚いた。

 

確かに、グッドストライカーは飄々な口調で話すというか、掴みどころがないのは1号たちでもわかるが、まさか怪盗に手を貸しているとは思いもよらなかったのだ。

 

そう考えているうちに、怪盗のロボットがロストロギアを倒し、小型化したロストロギアを回収していた。

 

「まずい、ロストロギアが!」

 

「やめろ、今の俺たちのこの状態じゃああいつらから取り返すことも出来ねぇよ」

 

なのはが武器を構えようとしたときに1号が止める。

 

「こっちはかなりやられちまったからな、今はスバルたちを連れて帰った方がいいと思うぜ。

それに、あいつらはロストロギアのことをゴライアスって言ったんだ。

向こうにもその手の専門もいるだろうな」

 

「そ、そうですか…。

すみません、私たちがいながら何もできずに!」

 

「あんたが謝ることでもねえよ。

むしろ、謝るのは俺たちの方だ。

あんたらに協力していたとはいえ、結局はロストロギアがあいつらに渡っちまったからな。

それに、俺なんか特典の一つを持っていかれちまった。

流石に、これ以上こっちの被害は出せねぇし、もっと俺たちも強くならねぇとな」

 

そう言って1号はエリオとスバルを担ぎ、歩き出した。

 

1号の中では、確かに特典を奪われたことはかなり痛いと思っている。

 

だが、その代わりに怪盗に関する情報が手に入った。

 

そしてそれがかなり最悪な情報でもあるが。

 

怪盗の正体が、特典に頼らない能力を使う人間だという事。

 

それは、転生者である1号たちパトレンジャーにとっても天敵であること。

 

パトレンジャーは相手が転生者だからこそ、更生ができる。

 

だが、怪盗は転生者ではないので、更生はできない。

 

逆に、怪盗は1号たちの特典を奪える。

 

実際に1号の特典の一つを奪ったのだから。

 

「本当に、強くならねぇとな…」

 

1号はそうつぶやいた。

 

改めて実感した怪盗たちの存在に、危機感を覚えながら。

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