バンがバイカーのトリガーマシンを使って数日、バンたちパトレンジャーと、なのはたち機動六課が右京の前に集められていた。
「今回、君たちに集まって頂いたことについて、僕から説明させていただきます」
そう言って、右京は口を開き、皆に説明する。
それは、かつてなぜロストロギアが出現したのか。
そして、それに対する対策だった。
「多次元融合?」
「えぇ、君たちが向かった場所の周辺を、霞ちゃんに確認したところ、いくつもの世界と、次元が融合した結果、ロストロギアが発生したのではと推測しました」
「あの、それは、私たちが通っている、多次元学園以上に、ですか?」
かこが質問する。
「その通りです。
あの学園は、確かに融合しています。
しかし、多次元融合は、それ以上に様々な世界と次元が融合し、混ざりに混ざった状態なのです」
「じゃあ、その対策っていうのは何ですか?」
アストルフォが質問する。
「その事なんですが、君達は以前、怪盗とシンフォギアに会いましたね?
話によると、怪盗たちはゴライアスと呼んでいたようですが」
「は、はい」
「ですので、今後の対策として、君たちには一層協力していただこうと思うのです。
時空管理局にも、その話は通ってますね?」
「はい、上層部から今回のように、怪盗とシンフォギアにロストロギアを奪われないよう、パトレンジャーと励めと、連絡が」
「待ってください!
私たちはそんなこと一度も言われてません!」
ティアナがなのはに抗議する。
それに対して、なのはは申し訳なさそうに謝罪した。
「あぁ、ごめんね。
バンさんにロストロギアを渡してから皆に伝えようとしたら、通報が来て、言えなかったの」
「そ、そうなんですか…」
「じゃあ、このトリガーマシンは、その協力も兼ねて俺に渡したってことですよね」
バンはバイカーのトリガーマシンを取り出す。
「えぇ、バン君はあの戦いで、特典を奪われたので、どうかそれを補えないかと、時空管理局と掛け合ったのです」
「それをロストロギアの中から探して、バンさんのvsチェンジャーに対応しているものがこれだったのです」
二人の言葉に、バンはトリガーマシンをしばらく見つめる。
「…そうなんですね。
ありがとうございます、長官。
それとなのはも、ありがとな♪」
バンの礼に二人はうなづいた。
「それでは、今回はこれで話はまとまりましたので、皆さんはゆっくり休んでいてください」
「了解です。
それでは、失礼しました」
バンはそう言って、かこやアストルフォ、そしてなのはたち機動六課を連れて長官室を後にした。
一人長官室に残った右京は、椅子にもたれかかり、天井を見上げる。
「…君たちは、力を合わせればどんな困難にも、どんな試練にも立ち向かえるのです。
だから、この先転生者を更生していく中で、本当の正しさというのを、君たちの手で見つけ出してください」