転生者を更正する警察集団   作:ガンダムラザーニャ

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今回はじぇんがさんの転生者を出します。


スペーススクワッドの扱いとゴーレム使い

ルパンレンジャーとの共闘を経て、翌日。

 

かことアストルフォは、数日間本部の病室で安静にすることになった。

 

見舞いを終えたバンはトリガーマシン・スペーススクワッドを見ていた。

 

「…これに、あの三つの戦隊の力が入ってんだよなぁ」

 

バンはそのようにつぶやいた。

 

断罪兄弟との闘いで、タイムレッドから託されたタイムジェット1とデカマスターから託されたパトストライカー、シシレッドから託されたコジシボイジャーが合体して、トリガーマシン・スペーススクワッドが誕生した。

 

つまり、これには宇宙の力が込められている。

 

だがバンは、これを使って2度戦ったことがあるが、どこかまだ使いこなせていないところがあると思った。

 

「そこで何突っ立ってんのよ」

 

ふと、声が聞こえたので、振り返る。

 

「霞か…。

いや、ちょっとこいつを見てたんだよ♪」

 

「ふぅん。

で、それの使い方は把握できてんの?」

 

「…いや、さすがに二回使っても、どうも使いこなせてねぇところがあるんだよなぁ…」

 

「はぁ、何よそれ?

自分で使ってる癖に使いこなせてないって、ホントにクズね!」

 

「クズじゃねぇし♪

まぁ、これは面目ねぇけどよ…」

 

バンは申し訳なさそうに頭を掻く。

 

「あっそ。

じゃあ、私も手伝うしかなさそうね」

 

「は?」

 

「だから、私もそのトリガーマシンのことについて、手伝ってあげるって、言ってんのよ!

一応、長官からの命令でもあるんだから」

 

「長官から?

そう言えば、長官と亀山さんは?

それに、なのはたちは帰ったのか?」

 

「あの二人はこの間の女の子の身元を調べるのに忙しいんだって。

おまけに、機動六課の連中もミッドチルダでの仕事や休暇を取ってるって話よ」

 

「そ、そうなのか…。

でもまぁ、手伝ってくれるってんなら、ありがとな♪」

 

「ふん。

私はあんたらのサポーターなんだから、これくらいどうってことないわよ。

…!」

 

その瞬間、霞は自身の髪飾りのアンテナが何かを察知するのを感じた。

 

「…転生者か?」

 

「えぇ、正確にはその転生者の特典らしきものが街に出て、破壊活動を行ってるみたいよ」

 

「はぁ!?

マジかよ!」

 

「とにかく行くわよ!

戦闘中にでも、そのトリガーマシンの使い方を調べれば良いんだから!」

 

「あ、あぁ!」

 

そう言って、バンと霞は現場へと向かった。

 

 

 

 

 

 

二人が現場に着いたときに、人間の倍はある大きさの、石でできたと思われるゴーレムが数体、建物を叩き潰したり、車を片手で持ち上げ、ボールを投げるような感覚で道路やら建物に投げつけて爆発させているのが見えた。

 

「おいおい、こりゃあやべえじゃねぇか!」

 

「見りゃわかるわよ!

…私が住人の避難するから、あんたはトリガーマシン・スペーススクワッドで戦いなさい!」

 

「わかった!

宇宙チェンジ!」

 

『スペーススクワッド!

パトライズ!

宇宙チェンジ!

スペースパトレンジャー!!』

 

バンはスペースパトレン1号に変身する。

 

そして、空を飛びながら背部にある2つのマシンガンを複数のゴーレムに乱射する。

 

だが、少し怯むだけでゴーレムは壊れなかった。

 

「ちっ、固ぇな…!

…?

これは!?」

 

1号はバイザーから写し出された情報を見る。

 

そこには、いくつかのモードの切り替えの他にも、スペーススクワッドに合体している戦隊のモードが載っていた。

 

「…まずはこれか!?」

 

『デカモード』

 

すると、1号が持っていたマシンガンが上下に銃口のあるマシンガン、ディーリボルバーへと変わり、胸部の装甲が変わり、脚部にも装甲が追加された。

 

「これって、デカレンジャーの?

とにかくやるしかねぇ!!」

 

そう言って、1号はゴーレムの間合いに入らないようにディーリボルバーで応戦する。

 

すると、ゴーレムの一体が数発当たった直後、内側から爆発した。

 

「へぇ、こいつはすげぇな!

…!?」

 

すると、背後からゴーレムが拳を突き出して、1号を殴り飛ばそうとする。

 

1号はその攻撃にことができず、直撃してしまう。

 

「うおぁ!?

…あれ、あんまり効いてないぞ?」

 

1号は直撃したにも関わらず、少し距離が開いた程度で、痛みもゴーレムに殴られたにしては、あまり痛みはなかった。

 

1号は思わず、ゴーレムの拳を見る。

 

突き出したゴーレムの拳は、ひび割れていて、徐々に崩れているのが見えた。

 

「まさか、この装甲が守ってくれたってのか?

ありがてぇな!!」

 

1号は胸部の装甲を撫でおろすと、ディーリボルバーでゴーレムを破壊する。

 

「デカレンジャーのデカモード。

…スワットモードの由来からの防御力と攻撃力の向上、マシンガンの性能の向上、ね。

…っと!

邪魔するんじゃないわよ、このクズが!」

 

避難を終えて見ていた霞はそのように解釈するが、途中で邪魔したゴーレムに腕にある連装砲や脚部の魚雷で迎撃する。

 

「オラオラぁ!!」

 

「沈みなさい!!」

 

二人はゴーレムを破壊していく。

 

だが、明らかに霞が不利になっていた。

 

「ったく、どんだけいるのよ!

ほんっとに迷惑だわ!!」

 

霞は少しずつゴーレムを倒せているが、少しずつ数体のゴーレムが霞の周りを囲んでいく。

 

「くっ…!」

 

霞はその状態に歯噛みをする。

 

その瞬間、1号が周囲のゴーレムを破壊し、霞の前に立つ。

 

「おい、大丈夫か!?」

 

「このぐらい、どうってことないわよ!

だけど、これじゃあ少しまずいわね…」

 

「らしいな。

…なら、これならどうだ!」

 

『キュウレンモード!』

 

1号は瞬時に戦隊のモードを切り替える。

 

すると、脚部が元に戻り、マシンガンはキューショットに、胸部の装甲がペガサス型の装甲へと変わった。

 

「行くぜ!!」

 

1号はそう言った途端、空高く飛んだ。

 

そして、二丁のキューショットを構え、回転しながらゴーレムに撃ちこむ。

 

無数の弾丸がゴーレム達をを襲い、大きく怯ませる。

 

1号はキューアックスとキューソードに変えて、高速スピードでゴーレムたちを斬り、頭部をたたき割っていく。

 

「おらぁっ!!」

 

ものの数秒で、ゴーレムたちは崩壊した。

 

「ふぅ…」

 

1号は地面に降り立ちため息をする。

 

「これがキュウレンジャーの力、ね。

ペガサスアーマーで強化された機動力に加え、両手のキューザウェポンで様々な戦いができるって感じね」

 

霞はキュウレンモードのことを説明しながら1号に近づいた。

 

 

「霞、無事だったか。

そう言えばこいつらってもしかして、特典のゴーレムなのか?」

 

「はぁ?

そうに決まってんじゃない!

それに、たった今このゴーレムたちを操っている転生者を見つけたわ。

このゴーレムたちの反応の中でも、一番反応が大きいのはあそこよ」」

 

そう言って霞は別の方向に顔を向ける。

 

そこには工場らしき建物が見えた。

 

「あそこに転生者がいるってのか?」

 

「おそらくね」

 

「なら、さっさと行こうぜ!!」

 

「言われなくてもそのつもりよ!」

 

そう言って、1号と霞は工場へと向かった。

 

 

 

 

 

 

仮面をつけた男は工場で一人、数十体はいるゴーレムの調節をしていた。

 

「…ふむ、これだけの力があれば人を屠ることは可能だが、奴らには勝てないか…」

 

「動くなっ!!」

 

すると、1号がマシンガンを、霞は連装砲を構えて男に呼び掛けた。

 

「…流石はパトレンジャー、かつて断罪兄弟を倒しただけのことはある。

おそらく、僕の転生者の反応を追って、ここに来たのだろうが」

 

「っ!?

あんた、何でパトレンジャーのことを…!」

 

「あの兄弟を倒したのだから、我々の間でもそれぐらいの名前を覚えるさ。

おまけに、その件で社長はご立腹だ。

なんせ、かつて干支の戦士に選ばれた戦士であり、金があれがいくらでも動くような連中だったんだからね」

 

「そうかよ。

ところで、あの街にいたゴーレムはお前が放ったのか?」

 

「そうだとしたら、どうするんだ?

あいにくと、僕はゴーレムの調整に忙しくてね。

社長に送るゴーレムを増やさなければならないんだ」

 

「っ!

てことは、お前があのゴーレムの転生者、だな?」

 

「…遠回しにそうだと言ったが?」

 

そう言うと、男は指を鳴らす。

 

すると、男の後ろにいた数十体のゴーレムが一か所に集まり、巨大なゴーレムへと変わった。

 

「こいつら一体一体は弱かったが、一か所に集まって合体すれば、君たちを潰すことも可能なのだろう」

 

男が巨大なゴーレムの頭部に乗る。

 

すると、男の体はゴーレムに呑み込まれるように沈んだ。

 

『どれ、君たちが僕に勝てるかどうか、試してみようか』

 

ゴーレムと一体化した男を前に、1号と霞は身構える。

 

「ちぃ、なんつうデカさなんだよ!」

 

「ちょっと、こんな時に悪態つくんじゃないわよ!

あんなにでかくなっても、弱点があるはずよ!」

 

「へっ!

そうだとうれしいがな!!」

 

1号はそう言って、巨大ゴーレムの胸まで飛んで行った。

 

その間に霞は自ら陽動になろうと、艤装を構え、攻撃する。

 

『デカモード!』

 

「くらえぇっ!!」

 

1号はデカモードへと切り替え、ディーリボルバーで応戦する。

 

だが、先ほどのゴーレムと比べて、段違いの固さがあるのか、直撃はしても着弾点から煙が出る程度だった。

 

『無駄だ。

このゴーレムの固さを前に、君の弾は効かんさ』

 

「くっ…!」

 

1号は歯噛みする。

 

すると、巨大ゴーレムは足元を見た。

 

『…さて、先ほどから痛くもかゆくもない攻撃をしているお嬢さんには、ご退場願おうか』

 

「っ!

霞、避けろ!!」

 

巨大ゴーレムの足払いが霞に襲い掛かる。

 

霞は、それが来ることが分かっていたのか後ろに飛んで避ける。

 

しかし、巨大ゴーレムが足を振った時に強い衝撃で工場の壁に激突する。

 

「…っ!」

 

「霞ぃ!!」

 

「私のことは、良いから…あんたは…この隙に…こいつを倒す方法を探しなさいよ…!!」

 

「…!

わぁーたよ!!」

 

1号は戦いに集中しようと、巨大ゴーレムに顔を向け、バイザーで巨大ゴーレムの弱点を探す。

 

すると、ある一点に核と思われる場所を見つけた。

 

人間でいうところの心臓に位置する場所だった。

 

「あそこか弱点か!

けどこいつ固いのにどうしろって…!

あれを使うか!」

 

『タイムモード!』

 

1号は戦隊のモードを切り替える。

 

すると、胸部と脚部の装甲はなくなり、その代わりにディーリボルバーが大型のアサルトライフル型の武器、アサルトベクターに変化した。

 

そして1号は二丁のアサルトベクターを連結させて、狙いを定める。

 

それに気づいたのか、巨大ゴーレムは1号の方へと顔を向けた。

 

だが、それと同時に、1号は引き金を引いた。

 

「くらえ!

必殺 スペーススナイプバーニング!!」

 

その瞬間、1号から放たれた赤い光線は、巨大ゴーレムの核を貫いた。

 

そして、巨大ゴーレムはすぐに崩壊して、中にいた男はその下敷きになった。

 

 

 

 

 

1号は瓦礫の中から男を引き上げた。

 

仮面の片目部分が割れ、素顔の目の部分が見えた。

 

よく見ると、金の紋章が浮かんでいた。

 

おとこは心底疲れたように1号に言う。

 

「…どうやら、僕の負けのようだ。

だが、僕をあの兄弟と同様に消したとしても、社長の下にあるゴーレムは消えはしないさ。

せいぜい、頑張ることだ。

君達も、君の仲間であるあの少女も、ね」

 

「そうかよ…。

じゃあな、来世は全うに暮らすんだな」

 

そう言って、1号は男の手に手錠を嵌めて、更生する。

 

それと同時に1号は変身解除する。

 

「ふぅ、今回も何とかなったな…♪」

 

「そうね…。

でも、次から相手も何かしらの対策を練るかもしれないわよ?」

 

「へへっ、そうだな…うぷっ!?」

 

バンは吐きそうになったのか口を手で押さえる。

 

「ちょっと、何で吐きそうになってんのよ!」

 

「いやほら、長い時間空を飛び回ってたもんだからよ…。

まだ慣れてないせいか、気分が悪いんだよ!

うぷっ!」

 

「あぁもう!

あんたパトレンジャーなんだからしっかりしなさいよ!!」

 

そう言って霞はバンに自分の肩を貸し、工場を後にした。

 

 

そしてしばらくの間、バンも体調不良で、本部の病室で、かことアストルフォと一緒に安静することとなった。

 

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