転生者を更正する警察集団   作:ガンダムラザーニャ

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怪盗との合体と守ること

1号たちは次元の穴を潜ると、その先は地響きが起きている時空管理局だった。

 

しかも、襲撃者とそれを倒したであろうルパンレンジャーがいた。

 

だが、直後にパトレンジャーが追っていた特典がルパンレンジャーが戦っていた特典が合体し、先程IS学園を襲っていた男の特典が水銀で覆われた上に巨大化していた。

 

「おいおい、まさかあれって!」

 

「暴走した特典同士が合体した!?」

 

「うわっ!?

見てよ、あれ!」

 

「これは…!」

 

3号が空を指に指すと、その先では様々な風景が入り混じって、色んな世界が繋がろうとしているのが見えた。

 

「冗談だろ…!

世界が繋がってやがる!」

 

「ねぇ、これってどうなっちゃうの!?」

 

「まさか…。

右京さん!」

 

パトレンXはとっさに右京に通信する。

 

『亀山くんですか?

こちらでも状況はわかっております』

 

「まさか、本部にも影響が!?」

 

『えぇ、僕も先程戻りましたが、その時に異常な反応と世界が繋がっているという現象を目の当たりにしました』

 

「でも、なぜこんなことが…!」

 

『僕の推測ですが、あの暴走している特典、あれは何者かが意図的に仕組んだものではないかと思います。

このままだと、世界が滅びる可能性が出ます。

僕は近隣の住民に避難を呼びかけますので、これを速やかに倒してください』

 

「なっ!?」

 

「世界が滅びる!?」

 

「それに、この暴走が、意図的だったのですか!?」

 

『おそらくは、ですが。

桜ちゃんのことは霞ちゃんに護衛するよう頼んでおりますので、そのようにお願いします』

 

右京からの通信が途絶え、四人はそれぞれで顔を見る。

 

「亀山さん、このままじゃまずいってことですよね」

 

「あぁ、だから右京さんのいう通り、早くあいつを倒さないと…」

 

「しかし、どうやって戦いますか…?

暴走した二つの特典の集合体ともなると、倒すの難しいですよ」

 

『それなら、おいらに提案があるぜ?』

 

そう言って空から降りてきたのはグッドストライカーだった。

 

「グッドストライカーっ!?」

 

『よう、久しぶりだな!

今回は、ルパンレンジャーと組んだ方が良いぜ?』

 

「怪盗と…!?

でもな…」

 

1号はグッドストライカーの提案に頭を掻く。

 

これまでに共闘したことはあるが、それでもルパンレンジャーのやり方とは相容れないでいる。

 

実際、デビルガンダムPの件できついこと言われたばかりだ。

 

だから1号たちパトレンジャーにとって苦手意識があった。

 

『おいおい、あいつらのこと勘違いしてないか?

何もあいつらだって、こんな世界が滅びるような展開は望んでないんだぜ』

 

「それはそうだろうけどよ…」

 

『今までだって、別にあいつらと戦うばかりでもなかったろ?

いがみ合いながらも、一緒に転生者と戦ったことがあったじゃねえか』

 

「…」

 

グッドストライカーのいう事はもっともだった。

 

かつて、別世界のシンフォギアでの戦い、四ノ宮 塁という転生者との戦い。

 

正直あれらの戦いはパトレンジャーだけだったら倒すのは難しかった。

 

しかし、その時にルパンレンジャーと組んで戦った時には勝つことができた。

 

『別にあいつらに礼を言えとは言わねぇけどよ。

このままあいつらにやられっぱなしっつーか、任せっぱなしにするの、お前らだって悔しいだろ?

だから、今回もあいつらと共闘して戦うのも、ありなんじゃねぇのか?

ほら、向こうもこうしてる間に準備始めてるぜ?』

 

そう言ってグッドストライカーは空を見る。

 

そこにはルパンレンジャーのアイテムが巨大化して空を飛ぼうとしていた。

 

「…まさかだとは思うけどよ。

俺らとあいつらのマシンを同時に合体するのか?」

 

『おうさ!

こうなっちまったら警察も怪盗もないのさ。

だから今回あいつらと組んだ方が良いって言ってるんだ』

 

「…わかった。

これであの暴走した特典を倒せるなら、やってやる」

 

『交渉成立だな!

おい、パトレンX!

お前はXトレインを2号と3号に巨大化させてくれ!』

 

「お、おう!

任せろ!

かこちゃん、アストルフォくん!」

 

パトレンXは2号と3号にXトレインファイヤー、サンダーを渡す。

 

「グッドストライカー、来い!」

 

1号はグッドストライカーを手に取る。

 

『グッドストライカー!

位置について ヨーイ!

走れ 走れ 走れ!

出動!

一・撃・必・勝!!』

 

『ファイヤー!

get set ready!

飛べ 飛べ 飛べ!

go!

フ・フ・フ・ファイヤー!!』

 

『サンダー!

位置について ヨーイ!

走れ 走れ 走れ!

出動!

疾・風・迅・雷!!』

 

『前方よーし 信号よーし 発車よーし!

駆けろ 駆けろ 駆けろ!

出発進行!

エ・エ・エ・エックス!!』

 

『1号!』

 

『2号!』

 

『3号!』

 

『位置について ヨーイ!

走れ 走れ 走れ!

出動!』

 

『轟・音・爆・走!!』

 

『百・発・百・中!!』

 

『乱・撃・乱・打!!』

 

1号たちはグットストライカー、Xトレインファイヤーとサンダー、トリガーマシンを巨大化させる。

 

すると、Xトレインシルバーに銀色のルパンレンジャーが乗り込み操縦していた。

 

「あれがもう一人の…!

いや、今はそれどころじゃない!」

 

それを目撃した1号だが、今はそれどころじゃないとして操縦する。

 

そうして、暴走する特典が向かってる先はパトレンジャーの本部だった。

 

「…確かあそこに桜って子がいるんだったな。

霞、悪いがそっちは任せたぜ…!」

 

1号は祈るように言って、レバーを握り直す。

 

そうして1号たちは三機のトリガーマシン、二つのXトレイン、グッドストライカーを走らせる。

 

上空ではルパンレンジャーの使う飛行機が飛んでいた。

 

【超絶エックスガッタイム!】

 

その声が鳴り響くと同時にグットストライカーを中心にルパンレンジャーの飛行機と、そしてパトレンXが乗り込んでいたエックストレインが合体していく。

 

そこにできたのはこれまでとは比べものにならない程の巨大な姿へとなっていき、1号たちの操縦席が辿り着くと、1号の後ろにパトレンXが来て、隣に赤いルパンレンジャーとその後ろに先ほどXトレインシルバーに乗り込んだ銀色のルパンレンジャーが座っていた。

 

「完成!グットクルカイザーVSX」

 

「まさかこんな力を持っているとはな」

 

これまではパトレンジャーかルパンレンジャーのどちらかしか合体できないと1号たちは思っていたが、今回のように二つの戦隊を同時に合体するとは思わなかったので、1号は驚きで声が出なかった。

 

だが、直後に自分の隣に赤いルパンレンジャーがいることに気が付いた1号は警戒した。

 

「怪盗っ!」

 

「今は戦っている場合じゃないのは分かっているよな」

 

赤いルパンレンジャーはそれを見て呆れたのか、やれやれと言った感じで言った。

 

「分かっているっ!」

 

そう言って1号は目の前の敵をにらみつける。

 

赤いルパンレンジャーの言う通り、今は二人で争ってる暇はない。

 

目の前に、世界に危機がせまっているのだから。

 

「やれやれ、仲良くなりそうにないかね?」

 

「あんたがもう一人の」

 

「まっ、予想は当たっているよ。

俺はルパンXだ」

 

「あっ、俺はパトレンX、亀山です」

 

その間にパトレンXは銀色のルパンレンジャーと話をしていた。

 

「ちょっと、亀山さん!

何怪盗とフレンドリーに話をしてんですか!」

 

「あぁいや、これから一時的とはいえ、一緒に戦うんだから、挨拶しようかな、なんて。

あはは…」

 

「本気で何してるんですか…」

 

1号は思わず頭を抱えそうになる。

 

ふと1号の耳に赤いルパンレンジャーと銀色のルパンレンジャーが会話する声が聞こえた。

 

それを聞き取ることはできなかったが、内容的に1号とパトレンXと同じだったようだ。

 

「さっさと行くぞ」

 

「言われなくても!!」

 

言葉と共にグットクルカイザーVSXは動きだすが、その巨体の為か、動きが鈍く、相手がこちらに向けて仕掛けてきた攻撃にすぐに対応する事ができなかった

 

「これはファング、本当にやばい相手だ」

 

「ファングかなんだか、知らないが、さっさと片付ける!!」

 

そう言い、青いルパンレンジャーは肩のパーツにセットされていた青い飛行機を動かし、動き回っているファングに向かって放つも一向に当たる気配がしない。

 

「何をやっているんですか!

そんなのが当たるとでも思っているんですか!!」

 

2号はそう言って、足に着いている2号のトリガーマシンで攻撃を仕掛けるも同じく一向に当たる気配がしなかった。

 

「お主だって、同じじゃないかよ!

これだったら、儂達だけでやればよかったぜ!!」

 

「それはこちらの台詞だ!!」

 

互いの失敗を言いながらも、パトレンジャーとルパンレンジャーは険悪な雰囲気は続く。

 

互いに睨み付けるように言っている間に目の前にいるロボットはこちらに向かって巨大な剣を振り下ろしてきた。

 

慌てて防御を行うも出力が負けて、大きく後ろに下がってしまい、建物にぶつかってしまう。

 

「くそぉ!!」

 

「こんなのに」

 

1号たちは互いにムキになりながら、がむしゃらに操作しようとした時だった。

 

僅かだがパトレンジャー本部のビルから声が聞こえ、見るとそこには未だに逃げ遅れていた子供がいた。

 

桜だった。

 

「あれは桜ちゃん!!」

 

「桜、まさか」

 

赤いルパンレンジャーと1号は急いでそこを見ると、こちらに向かって必死に大きな口を開いて何かを伝えようとしていた。

 

既に安全ではないこの場で、このままいたら。

 

そう思っていた時、ファングが桜に気づいたのか、桜に向かって襲いかかろうとしていた。

 

「「「「「させるかぁぁ!!」」」」」

 

その時、互いに声が重なったよう声を出すと、こちらに迫っていたファングを全て打ち落とし、同時に蹴り上げる。

 

「「「「「お前にこれ以上人々を傷つけさせるか!!」」」」」

 

パトレンジャーとルパンレンジャーはそれにより守るべき物を見つけると共に、互いに対する嫌悪は無くなった。

 

今あるのは、ただ思い出したここにいる人達を守る為に目の前にいる奴を倒すだけだ。

 

「行くぞ!!」

 

「あぁ!!」

 

その言葉と共に1号と赤いルパンレンジャーは叫び、レバーを操作すると共にグッドクルカイザーVSXは立ち上がると、こちらに襲いかかってきたファングがこちらに襲いかかってくる。

 

だがグッドクルカイザーVSXに装着されていた青い飛行機に搭載されたマシンガンでファングを墜落させる。

 

ファングはそのまま一つの巨大な塊に集まっていた剣になり襲いかかってくるが、それに対しては2号のトリガーマシンで貫く。

 

「はああぁ!!」

 

それを確認すると、グッドクルカイザーVSXは空を跳び、特典に向けて攻撃する為に黄色いルパンレンジャーの飛行機と3号のトリガーマシンによる連続攻撃を喰らわせながら、接戦する。

 

「まだまだ、終わらないぜ」

 

「ここからだ!!」

 

そう叫ぶと、1号と赤いルパンレンジャーは互いに別々の別々の戦隊の力を宿したトリガーマシン、飛行機を取り出し、巨大化させる。

 

『緊・急・出・動』

 

『時・空・超・越』

 

『シ・シ・シンケン』

 

『メ・メ・メガ』

 

1号はレッドラダーとタイムジェット1を、赤いルパンレンジャーはシンケンジャーとメガレンジャーの力が宿った飛行機を巨大化させて、各々が装備されると、下に装着されたメガレンジャーの飛行機とタイムトリガーマシンが各々のエネルギーを発動させながら、宙へと跳ぶ。

 

「烈火大斬刀」

 

「ライフバード!」

 

そう言うと共にグッドクルカイザーVSXの右手には烈火大斬刀と呼ばれる刀が握られ、左手にはライフバードと呼ばれる鳥型の武器が装着されると、目の前にいる特典が持っている巨大な剣とバズーカに各々対処を行いながら戦う。

 

「レジェンドパワー全開だぜ!!

おいら、ますます力がわき上がってくるぜぇ!!」

 

そう言うとグッドクルカイザーVSXは先程とは別のロボットのように的確な動きで全ての攻撃を当てる。

 

「これで」

 

「とどめだぁ!!」

 

そう言った瞬間、全員は手に持ったVSチェンジャーを構え、目の前にいるロボットに向けて狙いを付けた。

 

「グッドクルカイザービークルラッシュストライク」

 

グットカイザーがその言葉を言った瞬間、パトレンジャー達のトリガーマシンとルパンレンジャーの飛行機の幻影が現れると、グッドクルカイザーVSXはそれを蹴り上げると、ロボットに次々と当たり、ついにはロボットは地に倒れた。

 

「永遠にアドゥ」

 

「任務完了」

 

「気分は最高!!

これにて一件落着!!」

 

1号と赤いルパンレンジャーは互いの言葉を言うと同時にグットストライカーは全てのトリガーマシンと飛行機、Xトレインが離され、ルパンレンジャーから遠く離れていった。

 

 

そして、バンたちパトレンジャーは敵を倒したことを確認した後、本部に戻り今回のことを右京に報告しようと通路を歩いていると、桜と桜の護衛をしていた霞とあった。

 

「あ、お巡りさん!」

 

桜は笑顔でパトレンジャーの下へと走っていく。

 

「助けてくれて、ありがとうございました!!」

 

桜はバンたちの前に立ち止まり、頭をペコリと下げた。

 

「お、おう、どういたしましてだな…」

 

バンたちは一瞬戸惑うも、笑顔で返す。

 

「確か、お前が家甲桜、だったな?

俺はバン、パトレン1号だ」

 

「俺は亀山 薫。

パトレンXやらしてもらってます」

 

バンと亀山は初対面だったため自己紹介をする。

 

「はい、よろしくお願いします!」

 

「桜さん、さっきよりも明るいね、アストルフォちゃん」

 

「うん、あれだけ泣いてたからね。

…でも、空元気ってわけでもなさそうだけど」

 

「それについて、ちょっと説明するわよ」

 

先程から明るい桜の様子について話をしていたかことアストルフォに霞がバンと亀山にも聞こえるように説明しようとする。

 

最初に右京から桜の護衛を任された霞は、桜と一緒に病室にいようとした。

 

しかし、本部がかなり揺れたりで、パニックを起こしてしまい桜は一人で通路を走って行ってしまった。

 

霞は何とかして桜を追いかけていると、通路の窓からパトレンジャーとルパンレンジャーの合体したグットクルカイザーVSXの戦ってる様子を見て、喜びながらパトレンジャーとルパンレンジャーに頑張れと応援している桜がいた。

 

しかも、本部が揺れている中でもそんなことは関係なしと笑顔で応援していたらしい。

 

「…」

 

霞の説明を聞いたバンは桜の方に顔を向ける。

 

「なぁ、桜。

今霞が言ってたことって、本当なのか?」

 

「はい、ずっと見てました!

最初は、かこさんとアストルフォさんから仲間じゃないって言われた時はとても悲しかったけど、あの大きいロボットに一緒に乗って戦ってたので、私にとってはパトレンジャーとルパンレンジャーの皆さんはヒーローなんです!」

 

「ヒーローっ!?

いや、俺たちはそんなもんじゃあ…」

 

ヒーローだと言われてバンは頭を掻くが、どこか嬉しそうな顔になった。

 

「そう言えば霞さん、顔に涙の跡があるみたいですけど、大丈夫ですか?」

 

「っ!?

み、見んじゃないわよ、このクズっ!!」

 

霞はかこに涙の跡のことを指摘されて、顔が真っ赤になり、手で顔を隠す。

 

「ほら、無駄話する暇があるならさっさと長官のところに行きなさい!

桜も、病室に戻るわよ!」

 

「えっ!?

は、はーい!」

 

そう言って、霞は桜の手を引いてその場を後にする。

 

「…よかったですね。

桜さん、元気になって」

 

「あぁ、そうだな。

それにしてもヒーローか…。

桜って子、むず痒くなること言ってくれるじゃねえか」

 

「まぁ、怪盗と一緒だったとはいえ、俺たちが桜ちゃんを守ったんだからな」

 

「へへっ、桜もそうだけど、ボクから見たらみんなも元気になって良かったよ!

さ、早く長官のところに行こう隊長、みんな!」

 

「お前も元気な面してんじゃねぇか♪

わぁーたよ、すぐ行くから待てよ」

 

バンたちはアストルフォを追いかけながら長官室へと向かい、今回のことを報告した。

 

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