転生者を更正する警察集団   作:ガンダムラザーニャ

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打つべきピリオドとエボルト

1号たちがパトカイザーに乗って戦ってる間、パトレンXは鎧の男と広い玄関で戦っていた。

 

すると、玄関に強烈な爆発音が聞こえ、火花が飛び散った。

 

「いってー!

あいつ、どこから機関銃とガトリング出してきたんだ…?」

 

パトレンXは残骸の後ろに隠れて様子を見ていた。

 

見つめる先には、呻き声をあげながら機関銃やガトリングをぶっぱなす鎧の男がいた。

 

しかもよく見ると、機関銃とガトリングが赤黒くなっているのが見えた。

 

「saaakuuuuraaaaaaa!!!!!」

 

「おいおい、これってfateのランスロットのナイトオブオーナーじゃないのか?

ってことは、あれと理性失う効果のあるやつを複合ってか」

 

パトレンXはxチェンジャーを構えながら言う。

 

すると、パトレンXは隠れている残がいの近くから爆発音が近づいてるのが聞こえた。

 

「やばい!」

 

パトレンXは攻撃がすぐ近くで起きてると分かった途端、急いで物陰から脱出した。

 

すると、鎧の男は今度はバズーカを取り出して、パトレンXに目掛けて発射した。

 

「うおっ!?

マジかよ!?」

 

パトレンXの胸部に目掛けて飛んできたバズーカの砲弾は、パトレンXが咄嗟に身を伏せたことで通りすぎた。

 

しかし、後ろに飛んだことで、通路が瓦礫でふさがれてしまった。

 

「しまった、通路が!?」

 

「saaaa…」

 

これでは1号たちと合流できないとパトレンXは嘆きそうになるが、鎧の男は今度はチェーンソーを取り出した。

 

しかも、エンジンがかかっていて刃が回転している。

 

「saaaaaaaaaakuuuuuuuuuraaaaaaaaaaaaaaa!!!!!」

 

「くっ!!」

 

鎧の男は咆哮しながらチェーンソーを振り回す。

 

それに対して、パトレンXは覚悟を決めたのかXロッドソードを構えて突っ込んだ。

 

「もうやめろぉおお!!」

 

パトレンXはそう言って、Xロッドソードを勢いよく斬りつけて、チェーンソーを破壊した。

 

そして、そのまま取り押さえるように壁に押し付ける。

 

「さっきから聞いてりゃ桜、桜って。

あんたは娘が好きなんだなって思う。

だから、あんたは自分の娘を探すためにここまで来たんだろ!」

 

「saaaa!?」

 

「でも、その時にここのやつらに捕まって、こんなの着せられて暴れまわって、そんなことで娘さんが喜ぶとでも思ってんのかよ!」

 

「saa…」

 

パトレンXの言葉を聞いて、少しずつ正気に戻ってきているのか、大人しくなる鎧の男。

 

兜の目の部分から涙が出ていた。

 

その目には、まるで自分を止めてくれと言わんばかりの目で睨んでいた。

 

鎧の男には言葉を発する程の理性がなくても、パトレンXにはそのように伝わった。

 

「…あぁ、今すぐ終わらせてやるさ。

少し耐えてくださいよ、家甲達人さん!」

 

パトレンXはXロッドソードを鎧の男、達人の胸に当ててレバーを動かす。

 

『一手 二手 三手 十手!

一騎当千!

イチゲキエックスストライク!!』

 

「くらえ、エクセレントエックス!!」

 

「saaaaaaaaaaaaaaaaaaaっ!!!!!」

 

至近距離から放たれた一撃は、達人の鎧を木っ端微塵に破壊して、その中から、気を失い多少の傷を負った達人が出てきた。

 

パトレンXは達人の体を支え、そのまま床に下ろす。

 

「これでもう大丈夫だ。

あんたを、必ず娘さんに会わせるからな…。

…!」

 

突然、外から激しい音が聞こえ、地面が揺れた。

 

「な、何だ…?

って、あれは…!」

 

パトレンXは外を見ると、怪獣とパトカイザーが戦っているのが見えた。

 

「おいおい、まさかあの怪獣って、ここの社長じゃないよな…!

いや、多分な…」

 

パトレンXはそのように察して、達人を崩落や巻き添えに合わないように安全な場所に連れていき、そのままパトカイザーの戦いを見ていた。

 

「そう言えば、パトカイザーってあんな姿だったか?

…とにかく、戦いが終わったら、やつには聞かなきゃいけないことを聞かないと…!

右京さんが言ってた、ギャングラーについて…!」

 

 

 

 

 

 

 

一方そのころ1号たちは。

 

「…」

 

パトカイザーを叩きのめされて危機的状況に陥った時に、1号が持ってるトリガーマシンスペーススクワッドが光り出したのだ。

 

「…まさか、これを使えってのか?」

 

『おいおい、迷ってる暇があるかよ!

このままじゃあやられちまうぜ!』

 

「そんなの分かってるぜ!

…かこ、アストルフォ!

お前たちはこれを使え!!」

 

1号は2号にトリガーマシンバイカーを、3号にトリガーマシンクレーンとドリルを渡した。

 

『スペーススクワッド!』

 

『バイカー!』

 

『クレーン!』

 

『位置について ヨーイ!

走れ 走れ 走れ!

出動!』

 

『銀・河・宇・宙!!』

 

『縦・横・無・尽!!』

 

『伸・縮・自・在!!』

 

『頭、右腕、左腕、変わります!』

 

パトカイザーと合体していた1号、2号、3号が分離し、それと入れ替わるようにトリガーマシンスペーススクワッドが中心部が折れて中から頭部が現れ合体し、トリガーマシンスペーススクワッドの先端は胸部に、後方のウイングやスラスター部分は背後に装着する。

 

そして右腕にはトリガーマシンクレーンが、左腕にはトリガーマシンバイカーが合体した。

 

「完成 スペースパトカイザー ストロングバイカー!!」

 

『ううーん、良い名前じゃねぇか!!』

 

「言ってろ!

よし、かこ、アストルフォ、行くぞ!!」

 

「「了解!!」」

 

1号たちはレバーを動かし新たな姿になったパトカイザーで一気に距離を詰める。

 

それは、スペーススクワッドの恩恵で通常時よりもかなり速いものだった。

 

『ふん、姿が変わったからってどうなるんだよ!』

 

クレージードラコは右腕のアームでパトカイザーを握り潰そうと構える。

 

「さっきと同じと思ってんじゃねぇよ!」

 

パトカイザーの右腕のクレーンを前に突き出し、機動力もあってすごい勢いでアームが伸びる。

 

『何っ!?

ぐあっ!!』

 

クレージードラコはその速さに反応できず、アームに、上空へと吹き飛ぶ。

 

『ぐっ…!

だが、俺のクレージードラコの飛行に着いてこれるかよ!!』

 

クレージードラコは空中で翼を開き、そのまま停滞し、左腕の鎌付きの鞭で地上にいるパトカイザーに攻撃しようとする。

 

「空を飛べるのはあなただけではありません!」

 

パトカイザーは鎌付きの鞭の攻撃を避け、ジャンプするように飛び左腕のトリガーマシンバイカーの車輪を回転させてクレージードラコの顔面を殴る。

 

強烈な回転をする大型の車輪はクレージードラコの装甲を削るようにめり込んでいく。

 

『ぐあぁあああ!?

ちょ、調子に乗るなぁ!!』

 

クレージードラコは顔がめり込みながらも右腕のアームでパトカイザーの胴体を切り裂こうと振り下ろす。

 

『デカモード!!』

 

その瞬間、パトカイザーの背中のウイングが変形して、巨大な手錠が飛び出し、そのままクレージードラコのアームに絡みついた。

 

『何ぃ!?

ぐぅあっは!!』

 

アームを絡められてそのまま顔面を殴り飛ばされて地面に墜落しそうになる。

 

クレージードラコは墜落すまいと翼を広げて衝撃を殺そうとした。

 

だが次の瞬間、クレージードラコは目にした。

 

はるか上空から、パトカイザーが出現した大型の剣を出して、右腕のクレーンのアームを構えて、それを弾の代わりに撃ち抜こうと狙いを定めているところを。

 

『嘘だろ!?

ちぃっ!!』

 

翼で勢いを殺しながらなんとか手錠を外して、アームで迎え撃とうとした。

 

パトカイザーのクレーンから放たれたその剣は、すさまじい速度でクレージードラコに目掛けて発射される。

 

『馬鹿め、そんなものこのクレージードラコのアームで!?』

 

金丈の言葉が、途中で途切れる。

 

何故ならクレージードラコのアームが、剣を掴んだが、クロー部分が一瞬でバラバラに吹き飛び、アームも肩から先が衝撃で引きちぎれたのだ。

 

『ぐぅあああ!?

なんだと!!?』

 

クレージードラコはそのまま地面に叩きつけられて、よろめきながらも立ち上がった。

 

それに合わせるように、パトカイザーも地面に降りる。

 

『この、クソカスどもがぁあああ!?』

 

クレージードラコは残った左腕の鎌を構えて翼を広げて、パトカイザーに一気に近づく。

 

「動きが丸見えだよ!」

 

パトカイザーの右腕のクレーンからドリルが飛び出し、そのままクレージードラコの片方の翼に大きな風穴を開ける。

 

『それがどうしたぁああああ!!!!』

 

翼を片方潰されても勢いに乗せて鎌を振り下ろす。

 

パトカイザーは右腕で、クレージードラコの左腕の刃のない部分を受け止め攻撃を防ぐ。

 

「おらぁ!!」

 

そのままクレージードラコの腕を振り払い、距離を開ける。

 

クレージードラコは勢いを殺されたことやダメージが大きいことから、立ってるのがやっとの状態だった。

 

「これでとどめだ!」

 

三人はVSチェンジャーを引き抜き、狙いを定める。

 

それと同時に、パトカイザーの胴体からオーラが吹き上がり、キュウレンジャー、タイムレンジャー、デカレンジャーの戦隊ロボのオーラが現れ、そのままパトカイザーと一体化する。

 

『くらえ!

スペースパトカイザー・トリプルギャラクシーレジェンド!!』

 

「これで、一巻の終わりとさせてくださぁぁぁぁぁいっ!!」

 

三人が同時にVSチェンジャーの引き金を引いた瞬間、クレーンの前に飛び出したドリルが、クレーンのアームで勢いよく発射されて、ドリルは回転しながらクレージードラコの体に突き刺さる。

 

それに追い討ちを掛けるように一気に距離を詰めてバイカーの車輪で、回転するドリルを殴り付ける。

 

そこから吹き飛んだクレージードラコの胴体に刺さったドリルにぶつけるように、ワイヤーで繋がったバイカーの車輪が発射し、ドリルが深々と突き刺さるように激突する。

 

その凄まじい衝撃と共にドリルはクレージードラコの胴体を貫通し、大きな風穴が開ける。

 

『ばかな…!

俺は、王なんだぞ!?

それがこんな、こんなぁぁぁぁぁっ!!!!!』

 

クレージードラコは勢いよく吹き飛び、その途中で大爆発を起こした。

 

 

 

 

 

 

「がはっ!

くそぉ!!」

 

金丈はボロボロの体で口から血を吐いて、近くにあった建物の壁にもたれ掛かる。

 

「待ってください!

そこまでです!!」

 

「っ!?」

 

すると、パトレンジャーがすぐに駆け付けてVSチェンジャーを構えていた。

 

「ぐっ!」

 

「待ってくれ、かこちゃん、みんな!」

 

そう言って後からパトレンXが駆けつけた。

 

「亀山さん…」

 

「ごめん、このまま更生する前に一つ聞きたいことがあるんだ。

お前、ギャングラーって組織を知ってるか?」

 

「…!」

 

パトレンXの言葉を聞いて、1号たちは右京からの言葉を思い出す。

 

時空管理局のはやてから、金丈コーポレーションはギャングラーという組織と繋がってる可能性があるという情報を聞いたと。

 

「ぎゃ、ギャングラー?

はっ、誰がそんなことを…!」

 

「よう、来てみれば随分な様だな、金丈?」

 

『っ!』

 

金丈が反抗しようとした途端、どこからか声が聞こえた。

 

すると、金丈の姿が何かにかっさらわれるように消えた。

 

「何だ今のは…!

金丈はどこに…!」

 

「こいつならここだ」

 

再び聞こえた声を聞いて、1号たちは後ろに振り向く。

 

するとそこには、赤い鎧に蛇の装飾が彩られた怪人が金丈を担いでいた。

 

「お前、その姿は仮面ライダービルドのブラッドスタークか…!」

 

「正解、流石は転生者専門の警察だ!

そうだ、俺がブラッドスタークだ。

そして、俺の名は…」

 

「おい、エボルト!

ちょうど良かった…!

俺を助けてくれよ!」

 

怪人、エボルトは自己紹介を金丈に途中で遮られた挙げ句、自身の名前を言われてため息をついた。

 

「はぁ…。

人の自己紹介を邪魔をするとは心外だねぇ…。

フッ…!」

 

「うっ!」

 

エボルトは金丈に腹パンをくらわせる。

 

それでいくらか気がすんだか、再びパトレンジャーに顔を向ける。

 

「まぁその、なんだ。

俺はエボルトであり、お前たちが気になってるギャングラーの、幹部だ。

それにしても、まさか金丈を倒しちまうんだからな。

おかげで、俺の目的も達成できそうだ」

 

「目的…?

何を言ってんだ!」

 

「それはだな…。

こうするんだよ!」

 

『っ!?』

 

エボルトが言った瞬間、エボルトの腕から管が伸びて、金丈の体を突き刺した。

 

「ぐぅああああああ!?」

 

金丈は絶叫しながら体は紫に染まり、跡形もなく消滅した。

 

そしてエボルトの手には、火の玉らしきものがあった。

 

「それは、金丈の魂、なのか!?」

 

「そうだ。

俺はこいつの魂を取り込めば、本来の力を取り戻すことができる。

こいつには、それほどの力があるんだよ」

 

「でも、待ってください!

金丈さんはお金を使っての洗脳しか…」

 

「おいおい勘違いするなよ?

用があるのは、特典じゃなくてこいつの欲望に染まった魂だからな」

 

そう言って、エボルトは体に金丈の魂を取り込んだ。

 

「魂を、取り込んだ…!」

 

そして、エボルトは自身の体をさする。

 

「…やはりだな。

世の中探しても、こいつほど欲望に染まったやつはそうそういないさ。

そして…」

 

エボルトは懐からベルトを取り出し、腰に当てる。

 

『エボルドライバー!』

 

『オーバー・ザ・レボリューション!!』

 

ベルトを腰に巻き付けて黒と白の特殊なデバイスを起動して装着する。

 

そして、コブラと歯車の紋章が入った2つのアイテムをベルトに刺した。

 

『コブラ!

ライダーシステム!

レボリューション!!』

 

そのままエボルトはベルトのレバーを回すと周りに歯車が現れて、エボルトは腕をクロスする。

 

『Are you ready?』

 

「変身!」

 

『ブラックホール ブラックホール ブラックホール!!

レボリューション!!

フッハッハッハッハッハッハ!!』

 

瞬間、エボルトの姿が変わり、顔はコブラを連想し、ブラックホールを思わせる色をした鎧を身に纏っていた。

 

「ふふ、懐かしいなこの姿は…!」

 

「おい待て!」

 

「ん?」

 

「お前がエボルトなのはわかったが、お前の目的はなんだ!

ギャングラーの目的はなんだ!」

 

1号はVSチェンジャーを構えながらエボルトに聞いた。

 

「そんなもの、世界征服に決まっているだろ?

そして俺は色んな世界を滅ぼして、全てを俺の一部にするんだ」

 

「…だったら、なおさらここで逃がすかよ!」

 

『バイカー!

パトライズ!

警察ブースト!!』

 

「やめとけやめとけ。

お前じゃあ俺には勝てねぇよ」

 

「うるせぇ!

バイカー撃退砲!!」

 

1号から、バイカー撃退砲が発射される。

 

それを見たエボルトはやれやれと言った感じで首を横に振った。

その瞬間、タイヤ型のエネルギー弾が消し飛び、1号の目の前にエボルトが現れた。

 

「え…?」

 

「フッ!」

 

呆気に取られた1号はエボルトに殴られて壁に激突する。

 

「がはっ!!」

 

「やめておいたほうが良いぞ?

俺はこれでも、同じ幹部だった金丈を倒したお前たちのことを買ってるんだ…」

 

エボルトは2号たちにVSチェンジャーを向けられているにも関わらず、呑気そうに話す。

 

「はぁはぁ…!

お前みたいなやつに買われても、嬉しくもねぇよ!!」

 

「そう言うなよ。

お前たちに情報として俺から一つくれてやるからよ」

 

「何…?」

 

パトレンXは警戒しながら聞く。

 

「あぁ、そうだ。

…お前たちは、ルパンX、銀色の怪盗にあったことあるよな?」

 

「…あいつがどうしたんだ?」

 

ルパンX、銀色の怪盗。

 

1号たちは一度だけ、共闘したときにあったことのある怪盗だった。

 

「あいつはな、俺の相棒であり、半身だ」

 

『っ!?』

 

エボルトの言葉に思わず驚いてしまう。

 

「…つまり、お前たちギャングラーはルパンレンジャーと繋がってるということなのか?」

 

「さてね。

その辺りは、ルパンレンジャーを取っ捕まえるなりして、聞いてみるんだな。

チャオ!」

 

「あ、待て!」

 

エボルトはブラックホールの中に入るようにして、その場から消えた。

 

「あいつら、本当にギャングラーと…?」

 

「やはり、遅かったか」

 

『っ!?』

 

1号は壁から抜け出せた後で考えようとした時に、1号たちの前から、銀色の怪盗、ルパンXが現れた。

 

「お前は…!」

 

「俺はルパンX。

そこにいるパトレンXと同様に、Xチェンジャーの変身者さ」

 

「何しに来た…!」

 

1号は警戒しながらルパンXに聞いた。

 

先ほどエボルトが言っていたことが本当なら、ルパンXはエボルトと同じ存在のはずだからだ。

 

「俺はエボルトを追っかけてたんだ。

それで奴の気配を感じたんで来てみたら、もう姿を消していたみたいだけどな」

 

「…お前、いやお前たちルパンレンジャーはギャングラーと繋がってるのか?」

 

「その口振りだと、俺がエボルトの半身だったことを聞かされたみたいだな」

 

ルパンXは少しため息をつく。

 

「まっ、間違いではないさ。

そもそも、俺の正体を見れば、一目瞭然だろうさ」

 

ルパンXはそう言って、Xチェンジャーを操作して変身を解除すると、壮年の男へと変わった。

 

「っ!?」

 

その姿を見て、1号は驚いた。

 

「お前、まさか仮面ライダービルドの石動惣一か…!」

 

「まぁな。

今は石堂惣一で通ってるが。

一応断るが、お前たちの知るビルドの世界の俺じゃないからな」

 

「まさか、平行世界、なのか?」

 

「そうだな。

それで、エボルトは俺のことを半身と言っていたが、正確には操られていた。

その辺りは、ビルドの世界のことを知ってるならわかるだろ?」

 

石堂はそう言って、懐からウサギの模様の、エボルトのアイテムに似た物を取り出した。

 

「そのアイテムは…!」

 

「これはラビットエボルボトルだ。

俺はエボルラビットフォームに変身して、ビルドたちと一緒に命懸けでエボルトを倒して、その時に俺は死んだ。

これが俺の話さ。

さすがに三人のことは話す気はないぞ?

あいつらにとって正体は生命線だからな」

 

「ねぇ、ボクから質問良いかな?」

 

3号が質問する。

 

「エボルトのことがあるから正体を晒すのはわかるけど、ここまで話をするってことは何か目的があるんじゃないのかい?」

 

「…そうだな。

強いて言うなら、エボルトを倒すために、俺たちルパンレンジャーと手を組め」

 

「は?」

 

3号は思わず唖然する。

 

1号たちも同じだった。

 

「別に、今に始まったことじゃないだろ?

そもそも、俺がこうやってお前たちに頼むってことはそれだけ今回は危険な状況にあるんだよ」

 

「っ!」

 

1号はそれを聞いて思い出す。

 

エボルトの目的を。

 

「このままあいつを野放しにすると、世界が滅びる…!」

 

「そういうことだ。

俺たちとしては、エボルトを倒すことは重要なことでもあるんだ。

もちろん、お前たちへの報酬として、ギャングラーの情報をくれてやるよ。

別に悪い話ではないと思うが、どうなんだ?」

 

『…』

 

1号たちは互いに見ながら、どうするかを考える。

 

今回も怪盗と共闘するのか。

 

でも、共闘しなければ、エボルトに勝つ可能性が低くなり、世界が滅びる。

 

1号たちは覚悟を決めて、再び石堂の方へと顔を向ける。

 

「…わかった。

その話に乗ってやる!

それでエボルトを倒せるならな!」

 

「あぁ。

その時はよろしく頼む、じゃあな!」

石堂は再びルパンXに変身して、Xトレインに乗ってその場を去った。

 

その場を去ったことを確認した1号たちは変身解除する。

 

すると、緊張の糸が切れたのか、かこがその場に座り込んだ。

 

「かこ!?」

 

「かこ、大丈夫?」

 

「かこちゃん、どうしたんだ?」

 

「…バン隊長、皆さん。

私は、ちゃんと自分自身とお父さんとお母さんの仇を、取れたんでしょうか?」

 

かこは、ポツリと言った。

 

「あぁ、きっと取れたと思うぜ。

更正はできなくても、あいつに勝ったんだから」

 

「うん、ボクも、そう思うよ。

きっと、君の両親も、喜んでると思うよ」

 

「…俺も、そう思う、かな」

 

バンはかこの頭を撫でながら言って、アストルフォは少し微笑みながら言って、亀山は少し頬を掻きながら答えた。

 

「…皆さん!」

 

それを聞いたかこは目に涙が溜まり、バンに抱きついて声を上げて泣いた。

 

 

バンは無言でかこを抱きしめ、アストルフォと亀山は泣いているかこを見ないように、顔を伏せたり、空を見上げていた。

 

 




家甲達人の容姿は、自分的にはfateZEROのマスターになる前の間桐雁夜のつもりです。
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