転生者を更正する警察集団   作:ガンダムラザーニャ

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読者の皆様、投稿が遅くなり、大変申し訳ありませんでした。

次回からなるべく投稿を早めるようにします。


番外編 聖夜に怒れる氷点下

クリスマスの夜。

 

なのはたち機動六課はパトレンジャー本部の会場にて、クリスマスパーティーに参加していた。

 

ちなみに今回はミッドチルダからフェイトやはやても来ていた。

 

「この前はありがとうな、バンくん!」

 

「どういたしまして、だな。

けど、俺たちも、束さんの手助けがあったから、あんたらを助けることができたんだ」

 

「それでもや。

バンくんたちがおらへんかったら、なのはもあのままやろうとしてたかもだし…ムグッ!?」

 

「はやてちゃん、あまりそういうこと言わないでよ!」

 

バンとはやては、以前の管理局に潜んでいた転生者の件で話をしていた。

 

その時になのはは自分の、ISのコアを回収しようとしたことを聞いて恥ずかしそうに顔が赤くなり、はやての口を押える。

 

フェイトはその様子を微笑ましげに見ていた。

 

他にも、かこはスバルとティアナと一緒に食事を取りながら話をしていた。

 

ちなみにスバルの食事だけが皿が山のように積み重なっていた。

 

アストルフォは小さいフリードリヒの頭を撫でながらエリオとキャロに色んな話をしていた。

 

途中キャロが食事に気を取られた時に、アストルフォがエリオに、キャロにアタックしなよなどと言って、エリオの顔が赤くなっていた。

 

亀山はサロウィンで妻と一緒にクリスマスを過ごしている。

 

霞はその様子を見ながらジュースを飲んでいたが、その時に髪飾りが強い反応を示し、霞の目が大きく開く。

 

その様子を見ていた右京は、霞の方に顔を向けて聞く。

 

「…転生者ですか?」

 

「えぇ、それもこの近くの街でね。

…バン、皆、パーティーの途中で悪いけど、転生者が暴れてるみたい!

この調査と解決に向かって!」

 

「なのは、フェイト、それからスバルたちも、バンくんたちと一緒に戦ってくれへんか?」

 

『了解!』

 

そう言って、バンとなのはたちは会場を出て街へと向かった。

 

 

 

 

 

 

雪が降る街。

 

そこでは人々の悲鳴が聞こえる。

 

そして、それを追うかのように一人の男が歩いていた。

 

その男は腰に蝙蝠型の機械が付いたベルトを着用し、青い複眼に白い毛皮、そして両手に鎖が巻き付いていると言った特徴の鎧を着ていた。

 

男は建物や人に向けて手を翳し、超低温の冷気を放出する。

 

建物は凍り中に入れない状態になり、人は氷漬けにされて動けなくなっている。

 

それに巻き込まれなかった人々は恐怖し、腰を抜かす。

 

「ケッ、どいつもこいつもクリスマスとか言っていちゃつきやがってよぉ!

頭にくるぜ、このボケが!!」

 

男は苛立ちながら両足の底から刃を生やす。

 

その状態で地面に触れると地面が凍り付き、滑るようになっている。

 

「じゃあ、片っ端からぶち殺してやるぜ!」

 

『動くな!!』

 

「あぁ?」

 

男は鬱陶しそうに見ると、1号となのはたちがいた。

 

「街で暴れてる転生者ってのはお前だな?

何でこんなことをした!」

 

「ハン!

そんなもん決まってんだろ?

クリスマスとか言ってよぉ、カップルはいちゃつくし、ガキがギャーギャー騒いでいる。

俺はよ、そう言うのを見ただけでイラつくんだぜ?

俺たち転生者よりも劣るくせにいい気になってるやつがよぉ、調子に乗りやがって」

 

「…転生者、ねぇ。

けどよ、見下してる時点で、お前の方が良い気になっているんじゃねえのかよ!」

 

「ほぉ…?」

 

「確かに今はクリスマスでカップルが仲良くしてるし、子供も騒がしくなるさ。

けどよ、それはこのクリスマスっていう日が楽しいからだろうが!

そんなこともわからずに見下してるようなてめえに、これ以上めちゃくちゃにさせるかよ!」

 

「…言ってくれるじゃあねぇか!」

 

その瞬間、男は一瞬で1号との距離を詰めて拳を握る。

 

「なっ…!?」

 

「くたばれ、このボケが!!」

 

「バンさん、下がって!」

 

男の拳が1号の顔面に当たる寸前、スバルが前に出て拳をぶつける。

 

「くぅ…!」

 

「ほぉ、ガキのくせして俺のパンチと打ち合わせれるとはな。

けどな、さっさと放した方が身のためだぜ?」

 

「…スバル、今すぐそいつから離れて!」

 

「…!」

 

スバルはティアナの言葉を聞いて打ち合ってる拳を見ると、徐々に凍り付いていたのだ。

 

「うわぁああ!!」

 

「そら、隙だらけだぜ!」

 

スバルは距離を置いて凍らされた拳を押さえようとするが、その隙を逃がさないと言わんばかりに靴底に刃のついた足でスバルを切り裂こうとする。

 

それを阻止しようとティアナとなのはが遠距離から攻撃し、男を怯ませる。

 

しかし、怯んだ程度で、攻撃を受けたはずなのに無傷だった。

 

「無傷…!?」

 

「無駄だ、俺の特典は氷で覆ってるからどんな攻撃だろうが防ぐ。

後はどんな攻撃だろうと、すばやく切り刻んでやる。

ま、簡単に言うとホワイトアルバムの能力が加わった仮面ライダーレイってところだ」

 

「…!

なるほどな、道理で仮面ライダーレイにしては何かが違うとは思ったぜ。

だったら尚更、ここで倒さねぇとな!」

 

「来いよ!

俺にとどめを刺されによぉ!!」

 

男はそう言って、滑るように接近する。

 

「…なのは、お前らの射撃とかでできるだけあいつらを近づけるな。

フェイトとエリオ、スバル、アストルフォは隙をついて素早く攻撃してくれ。

俺とかこは状況を見て、その両方をやる」

 

『了解!』

 

1号が指示を送った後、1号たちはバラバラにばらけ、なのはやティアナは射撃を行う。

 

上空でキャロの指示を聞いたフリードリヒは男の鎧に目掛けて炎を浴びせる。

 

「ケッ、炎に弾丸かよ!

そんなもん効かねぇんだよボケが!!」

 

弾丸と炎を浴びながらも男は掌から冷気を放出しようとする。

 

その直前、フェイトとエリオが素早い動きで男に接近して槍で斬りつける。

 

「素早いからって調子に乗ってんじゃ…!

足が、動かない…!?」

 

男はどういうわけなのか、その場で膝をついてしまう。

 

「どういうことだ…!

あれは!?」

 

男がフェイトとエリオの方を見る。

 

すると、フェイトの後ろに3号が隠れていた。

 

しかも、馬上槍を持って。

 

「その槍は、まさか…!」

 

「気づいたかい?

ボクはフェイトの後ろで君にばれないように隠れていたんだ。

ついて行くのは、大変だったけどね!」

 

「ちぃ!

この、スカタンが!

ぐっ!」

 

3号の言葉を聞いて立ち上がろうとするが力が入らず、膝をついてしまう。

 

「隊長、相手は膝をついた。

今の内に!」

 

「わかったぜ!

なのは、頼むぜ!」

 

「わかりました!

みんな行くよ!」

 

1号と2号、なのはとティアナは男を囲み、それぞれの武器で男を撃ち抜く。

 

その間に3号とスバル、フェイトとエリオは1号たちの攻撃に当たらないように注意しながら素早く攻撃する。

 

キャロはフリードリヒに、仲間の攻撃が当たらないように指示して、男に目掛けて火炎放射をさせる。

 

それでも男には通じていないように見えていた。

 

「ふん、いくら足を止めたとしても、お前らの攻撃なんざ防げ…!?」

 

男は防いでいる内に、鎧の異常に気付いた。

 

鎧にヒビが入って、所々鎧についていた氷が溶けているようだった。

 

「何っ!?

どういうことだ…!

鎧にダメージが入ってやがる!?」

 

「いくらホワイトアルバムで硬い防御してても、これだけの熱量ある攻撃してたら、氷も溶けるぜ!」

 

1号のその言葉を皮切りに、スバルとエリオとフェイト、3号がより強い一撃を浴びせる。

 

「ぐぁっは!!」

 

あまりにも強力な攻撃に、男は吹き飛ぶ。

 

その時にグッドストライカーが飛んできた。

 

 

『グッドストライカー、ぶらっと参上!

今回は警察につくぜ!』

 

「そうかよ。

じゃあいっしょに行こうぜ!」

 

『グッドストライカー!

突撃ヨーイ!

1号 2号 3号!

一致団結!!』

 

1号がグッドストライカーを使ったことで、2号と3号と合体してパトレンU号になる。

 

だが、今回は少し違う姿だった。

 

パトレンU号の姿の上から、ピンク、赤、緑色のサンタの服を着ているような状態だった。

 

しかも頭には同色のサンタの帽子を被っていた。

 

「…あ?

何だよこれ?」

 

「サンタさんの服、ですね」

 

「うわぁ、服がふわふわ…!」

 

「ひゃん!?

バン隊長、どこ触ってるんですか!?」

 

「ぶほぁ!?

俺じゃねぇよ!

アストルフォ、かこの意識がある個所触るんじゃねぇよ!」

 

「あぁ、ごめんごめん」

 

三人は自分たちの姿に驚くが、3号が2号の意識があるU号の左半身に触ったことで2号が驚き、2号は1号が触ったと勘違いしてU号の頭部をはたくが、1号は抗議し、3号にやめるように言った。

 

『今回はクリスマスだからな、俺が着せたんだよ!』

 

「マジかよ!」

 

その様子を見ていた男は警戒しながらホイッスルを取り出した。

 

「…何をしようとしてんのか知らねぇが、このまま返り討ちにしてやるよ!」

 

『wake up!!』

 

男が蝙蝠型の機械にホイッスルを刺すと、パトレンU号の足元を凍らせる。

 

そして両手の鎖は外れて、巨大な爪が生え、周りには巨大な氷の爪が出現する。

 

「バンさん、皆さん!」

 

「…!」

 

なのはは呼び掛けるが、U号は足元が凍ったことを気にせず、VSチェンジャーを構えて言った。

 

「…なのは、皆。

あいつは一撃で俺たちを倒すつもりだ。

ここで、一気に畳み掛ける!」

 

「…!

わかりました!」

 

なのはは頷き、それを察したスバルたちはそれぞれの武器を構え、力を溜める。

 

「かこ、アストルフォ!

お前らも、覚悟を決めろよ…!」

 

「はい!」

 

「わかったよ!」

 

そう言って、U号はVSチェンジャーにエネルギーを溜める。

 

「喰らえ!

そんなにイラつくなら、これで安らぐんだな!」

 

『イチゲキストライク!!』

 

U号のイチゲキストライクが発射する。

 

それと同時になのはたちも強力な一撃を喰らわせる。

 

男は全身に力を込めて猛スピードで突っ込みながら巨大な爪を生やした腕を広げる。

 

「ぶっ潰してやるぜ、このクソどもがぁっ!!!

…!?」

 

男は両手の爪と周囲の氷の爪で1号たちの攻撃を破ろうとするが、触れた途端に全ての爪が吹き飛び、男はそのまま攻撃に呑まれて、鎧も破壊される。

 

「こ、この…ボケがあぁぁぁあああああっ!!!!!」

 

男の体は吹き飛び、地面に何度も跳ねて壁に激突し、意識を失った。

 

 

 

 

 

 

 

男を更正した後、凍り漬けにされていた人たちの体は解放され、建物にも出入りできるようになった。

 

その場にいた人々は、風邪を引いたり怪我をしていた。

 

U号は2号の杖を使って回復効果のある光を空に打ち上げ、雪のように降らせた。

 

風邪や怪我が治りつつある人々は不思議そうにするが、U号はその人たちを見てこう言った。

 

「メリークリスマス!!」

 

U号はそう言ってから、なのはたちに連れられて、その場を後にした。

 

 

そして本部に帰ったバンたちは、クリスマスパーティーを再開し、楽しんでいた。

 

 

 

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