転生者を更正する警察集団   作:ガンダムラザーニャ

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救世主の獅子

「さてと、この世界で異変とかねぇよなぁ♪」

 

バンはパトロールのため、単独で異世界をパトロールしていた。

 

他の二人もそれぞれでパトロールしているのだ。

 

「そんじゃあ、さっさとパトロール開始っと♪」

 

バンは町中を歩き転生者が絡むような事件はないかを探る。

 

すると前から悲鳴が聞こえた。

 

「あ?」

 

バンは足を止めて前の道を見る。

 

目の前に、牛型のロボットが現れ、右肩からビームを出して町を破壊していたのだ。

 

「あいつは確か・・・」

 

バンは冷静にデータベースを取り出し調べる。

 

「なるほど、キュウレンジャーの敵として出てきた『牛型汎用破壊兵器ゼロ号』』ってやつの特典か・・・。

じゃあどうにかしねぇとなぁ!

ケーサツチェンジ!」

 

『1号!

パトライズ!

ケーサツチェンジ!

パトレンジャー!』

 

バンは即座にパトレン1号に変身し、ゼロ号につかみかかる。

 

「てめぇの相手は俺だぜ♪」

 

しかし、つかみかかるもゼロ号は強力なパワーで1号を投げ飛ばした。

 

そしてゼロ号は1号に体を向けビームを乱射する。

 

「ぐぅ!

この野郎!」

 

1号は負けじとVSチェンジャーでゼロ号を撃ち怯ませる。

 

怯んだ隙をついてパトメガボーでゼロ号を殴った。

 

だが、少し胸部の装甲がへこんだ程度であまりダメージがなかった。

 

「いくら何でも固すぎるだろうが!!」

 

VSチェンジャーをゼロ号の腹部に当てて発射する。

 

「オラアァ!!」

 

VSチェンジャーのビームはゼロ号の装甲はすぐに壊れ内部を破戒したことによりゼロ号は動かなくなった。

 

「・・・ふぅ。

さて、早いとこ転生者見つけねぇとってウオァ!?」

 

1号の背後が爆発した。

 

後ろにはもう一体、ゼロ号が現れたのだ。

 

「チィッ!

何体いるんだよ!」

 

他にもいることにいら立ちを覚えた1号は悪態をつくが、爆発でのダメージが残っているのか上手く立ち上がれない。

 

「こんのぉ!」

 

VSチェンジャーを使って反撃しようとするも狙いが定まらず外してしまう。

 

「チクショウ、ここまでかよ!」

 

「いや、まだ終わってねぇ!」

 

1号が諦めそうになった時、目の前にライオンを模したマスクを被り宇宙服のような鎧を纏った戦士が大剣でゼロ号を大きく切り裂いて現れた。

 

「ヨッシャラッキー!」

 

ゼロ号が爆散したことを確認した戦士は大声で喜ぶ。

 

「あんた、何者だぁ?」

 

「うん?

俺の名はラッキー。

究極の救世主、キュウレンジャーの一員だ」

 

「・・・てことはここはあんたらキュウレンジャーの世界ってことか」

 

1号はため息をしながらそのように考える。

 

「そう言えば、お前見かけない顔だがキュウレンジャーの新しいメンバーか?」

 

「そんなんじゃねえよ」

 

休みながら話した。

 

自分たちはパトレンジャーとしてパトロールしていること、ゼロ号が暴れていて転生者の特典の反応があったから戦って転生者を探そうとしたこと。

 

「じゃあ今回はジャークマターとは別の敵ってことか」

 

「あぁ、中身が全然別人なんだよ。

それじゃあいくらか回復したんで俺は転生者探しに行くわぁ」

 

「待てよ、それだったら俺も行くぜ!

まだ全快じゃねぇんだろ?」

 

「そうだが、これは俺たちの仕事なんだ。

あんたが手を患う必要なんざねぇよ♪」

 

「いやある!」

 

「あ?」

 

「確かに、これはお前の仕事かもしれない。

だけど、世界を救うのは俺たちも同じだ!

嫌でも戦うぜ!」

 

「へっ、お人よしだな♪」

 

1号はシシレッドの威勢に呆れながら笑う。

 

こんなやつも悪くないと。

 

そんな時だった。

 

「あのさぁ、なに人さまのおもちゃ壊してちゃってるわけ?」

 

二人は声のした方向に向く。

 

そこには複数のゼロ号を引き連れた青年が傲慢な態度で睨んでいた。

 

「ま、いっか。

どうせ、この程度の奴らにやられるようなガラクタとかいらないし」

 

「何ぃ!?

それはお前のじゃないのか!」

 

「そうだけど何か?

俺みたいなやつには最強なのがふさわしいんだよ。

だからこんな鉄くずはお断りなの」

 

青年は倒れて動かなくなったゼロ号を踏みつけながら言う。

 

その様子を見た1号は確信した。

 

「そうか、ってことはこの世界に来た転生者ってことか」

 

「・・・へぇ、驚いた。

じゃああんたも転生者ってことか」

 

別に驚いた様子のない表情で青年が言うと、少し考える。

 

「・・・ま、いっか。

じゃあ死んでよ?」

 

青年は親指を下に向けたと同時に複数のゼロ号が1号たちに足を進める。

 

「バーカ、そう簡単には死なねぇッつうの」

 

1号は挑発しながらVSチェンジャーを構えシシレッドも大剣を構える。

 

「おいおい、こいつはやる気だなぁ」

 

「気をつけろ、こいつらはパワーがとんでもないからな!」

 

「だろうな♪」

 

「じゃあ、お前らの運試してやるぜ!!」

 

二人は複数のゼロ号に突っ込む。

 

シシレッドは大剣でゼロ号を切り裂いたり、ゼロ号の右肩のビーム砲を左腕のブラスターで破壊し戦闘不能にする。

 

「けっ、さっきは手こずっちまったがそうはいかねよ!

装甲が固くても間接はそこまで固くねえみてぇだからな!」

 

1号は先ほどの戦いを思い返しながらゼロ号の腕や脚をパトメガボーで殴り潰したり、頭部の口にVSチェンジャーを突っ込み集中攻撃したりした。

 

そのようにして二人はゼロ号を破壊していった。

 

「さすが、救世主を名乗んのも伊達じゃねえなお前♪」

 

「そっちもな!」

 

「な、何でだよ!?

この役立たずがぁぁ!!!」

 

二人にやられたゼロ号を見て憤慨した青年はゼロ号の残がいを乱暴に踏みつける。

 

「もう終わりだ!」

 

「大人しく降参したらどうだよ?」

 

「・・・やだね。

こうなったら最強の俺が直々にお前らぶっ潰すし」

 

青年はそう言うと後ろに伏せていたゼロ号の胸部に手を突っ込みあるものを取り出し握りつぶす。

 

するとゼロ号が巨大化し、青年はその中に乗り込んだ。

 

「あそこからの巨大化とかねぇだろ!?

こうなったらこっちも!」

 

1号はVSチェンジャーを、シシレッドはブラスターを操作しようとした

 

シシレッドの体が光り出し、その光が1号の手元に来て鬣を持った小さいライオン型の戦車のトリガーマシンへと変わった。

 

「こいつは・・・」

 

「なんだかよくわかんねぇけどコジシボイジャーだな」

 

「・・・そう言う事かよ」

 

1号はコジシボイジャーをVSチェンジャーに取り付け操作する。

 

『キュウレンジャー!

位置について、ヨーイ!

走れ、走れ、走れ!

セイザ、ゴー!』

 

すると、巨大なコジシボイジャーへと変わり1号は乗り込む。

 

「まさかこんなのもあるとはな」

 

『住民の避難は俺に任せてくれ!』

 

「あぁ、頼むぜ!」

 

1号はレバーを動かし、コジシボイジャーで巨大ゼロ号に飛びつきかみつく。

 

ゼロ号は振り払おうと動かしたと同時にコジシボイジャーは距離を取る。

 

「こいつ、意外にも身軽だな♪」

 

『バン隊長!』

 

『どうしたのさ、そのライオンみたいなマシンはさ!?』

 

転生者の反応で掛けつけた2号と3号がトリガーマシンに乗って合流した。

 

そして、どこからともかくグッドストライカーが1号のコジシボイジャーに取り付く。

 

『おいおい、しばらく見ねぇ内に新しいのに乗り換えか!?

何か面白そうじゃねぇか、手ぇ貸してやるよ!』

 

「さっき救世主から借りたんだよ。

じゃあ、合体するぜ!」

 

『『了解!』』

 

「「「ケイサツガッタイム!!!」」」

 

1号はグッドストライカーを巨大化させて合体する。

 

コジシボイジャーは前後にパーツが湧かれ、前パーツが頭部に変わり後ろパーツが左腕に装着され尻尾が大砲に変わる。

 

「名付けて、パトカイザー シシバージョンだな!」

 

「隊長、ネーミングが・・・」

 

「もうちょっと捻ることもできたんじゃないですか?」

 

『そうだぜ?

俺なら、もっとマシなネーム付けれるぜ!?』

 

「良いんだよそんなの。

じゃあ行くぜ!」

 

パトカイザーが前を向くと、巨大ゼロ号がビームを出して攻撃する。

 

「い、行きます!」

 

2号はパトカイザーの左腕の大砲でビームを打ち消した。

 

その様子を見た巨大ゼロ号が憤慨したように激しく動きながらパトカイザーに突っ込もうとする。

 

だがパトカイザーはジャンプしたと同時にゼロ号の頭部を蹴り上げ胴体を警棒で殴りつける。

 

後ろに大きく吹き飛んだ巨大ゼロ号はよろよろしながら立ち上がろうとするもうまく立ち上がれずにいる。

 

「よっし、これでとどめだぜ!!」

 

パトカイザーの大砲にエネルギーを溜める。

 

「「「行っけぇ!!!」」」

 

大砲から強力なビームが出て、それが巨大ゼロ号の胴体に当たり爆散した。

 

 

 

 

「ぐっ!

あぁ・・・」

 

巨大ゼロ号から放り出された青年はボロボロになって気を失っている。

 

パトカイザーから降りた1号は手錠を取り出しつぶやいた。

 

「お前は調子に乗りすぎたんだよ。

少しは自重するっての覚えときな」

 

青年の手に手錠を嵌め光の粒子になって消えた。

 

「じゃあな、来世でも調子に乗ってっと痛い目見るぜ♪」

 

「そっちは終わったんだな!」

 

「あぁ、おかげさまでな♪

このコジシボイジャーは返すぜ♪」

 

1号はコジシボイジャーをシシレッドに返そうとするがシシレッドは断る。

 

「いや、そんな必要はない。

こいつはおまえのだ」

 

「そうかい。

だったらありがたくいただくぜ♪」

 

1号はコジシボイジャーをしまうと握手する。

 

「今回はサンキューな、この世界の救世主さんよ♪」

 

「あぁ!

またいつかどこかで会おうな!!」

 

1号はシシレッドに別れを告げて二人を連れて元の世界へと帰った。

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