世界の父 作:Drac
この国の教育は少し特殊だ。まず小さい時にあらゆる分野の知識を教えられる。そして親が子供がいちばん向いていると思われる仕事場に奉公に出す。また子供に決めさせる親もいる。それからは見習いとして現場の人たちの動きを見て、より専門的な知識を身につける。人によって変わるが、だいたい10〜15程度で見習いを卒業して実際に仕事を始める。
大型の魔獣達が山脈を超えてくるよりもずっと前、1度国が二つに分裂しそうになったことがある。その時はすべてを国が決めて動かしていた。それは社会主義の考えに近く、旧ソ連とほぼ同じ道をたどった。詳しくは知らないので同じかはわからないが、いずれそれはボイコットを招き、反逆軍をも組まれた。その戦いでは国軍が勝利したが、このままでは同じ道をたどると思われたため現代まで続くこの教育方針が取られるようになった。
僕は工房へと行くことにしていた。僕が熱望したと共に両親は寛容だったからだ。理由は
僕は昔この世界にも機械が無いかと両親の目を盗んで―工房で働きたいと言った時にわかったが、いつも気づいていたらしい―工房へと何回か行っていた。そこで分かったのはこの世界には機械のきの時もないということだった。はっきりいって少し落ち込んだけど発想を変えてみることにした。「利便よりも
次の個人的にやばい問題は受け入れられない、作れないということだ。ものによっても変わってくるが、機械に必要なのはモーターなどのエネルギー変換―発生―装置とギアなどの伝達装置だ。現代では内部コンピューターでの制御など複雑化しているが構造を考えればこれだけで動く。懐中時計や日本のからくりなんかがそうだな。発生機のゼンマイと伝達する歯車。中にはひと巻きで一年間回り、様々な時計を動かして、月の位置などを示したりしたやつもあるらしい。とりあえず太古は発生機を人が担っていたこともあるわけだから手に入れるべきなのは伝達機なわけだ。でも生前は基本
つまり前の僕が身につけた技術よりも何世代も前の技術使って制作、動力も解決しないといけない。どんな無理ゲーだと言いたくなる。