推しキャラが、可愛いのとスパダリと危険な香りでヤバい。(更新停滞中) 作:カミカゼ。
流石に月1は無理だったよ((
せめて二ヶ月に一話くらいは更新したい。((
あ、後半文が思いつかなくてかなり駆け足です。
あといつもより短め。
ではでは、本編どぞー。
…………………………………あ。
書斎に向かう途中、ふと思い立った。
そういやー、ハックするのに書斎の回線だとセキュリティがちょっと心配だな。
一応、神が用意した家だし大丈夫だとは思うんだが………念の為専用の部屋に行くか。 専用の部屋があるって昨日聞いたし。
PCと電源の線を回収して、と。
書斎はまた今度だな…………。 書斎でPC弄るのちょっと夢だったんだが……………仕方無い。
階段を上がり二階の奥にある、タッチキーや指紋認証などのセキュリティが凄い事になっている扉の前に立ちコードを入力していく。
「天使の涙とシャーロック……っと。」
2 6 4 3 5 8 7 8 3 2 7 7 4 8 6 9……と打ち込んで、手全体の指紋を読み取る機械にペタリと左手を押し付けた。
そうそう。
難しく考えるの苦手だからねー。 ちょっと捻っただけでも俺にとっては良い方だよ。
なんならシャーロックだけでも良かったんだけど……桁が多い方がバレにくいだろ?
まぁ、よーするに侵入対策ね。
天使の涙は何処からかって? 昔調べた言葉からだよ。 つまり語感が気に入ってるだけのテキトーな感じだよ。
あ、ちなみに指紋認証の奴は親指の合わせる部分が両側にある六本指の手の形の物で、左手を設定したのはバレにくくする為。
普通なら利き手を設定するだろうしな、侵入者の裏をかく形だ。
ロックコード等の設定は昨日しておいたから神であるじんさん以外では俺しかここに入れない訳で。
この機械も特殊な形なのでクラックする事も不可能なのだ。
物理で扉を壊して開ければいい? その時は魔術が発動して何も無いただの部屋に繋がる様になってまーす。
窓からも同様ねー。 マジ魔術最強。
《ピピピピピ……ガチャンッ》という音が響きロックが解除された扉を開けば……………
「うえっ……………えげつねー数のモニターだなこりゃ」
部屋のど真ん中にPCを繋ぐコードとテーブルと椅子があり、それをグルリと囲む様にえげつない数のモニターが設置されていた。
テーブルは椅子を若干覆う形の半円状で、PCを置く場所から両側に、二つずつキーボードがある。
「完っっ全にあの眼使う前提の設置の仕方じゃねェかこれ…………いや、眼だけじゃなくて魔術も必要か?」
キーボードに指を這わせ、呟きながら持ってきたノートPCを接続し電源をON。
「んで? 【カタチない世界】……【カタチない世界】………これか」
とある歌の歌詞から名付けられた神製のハッキングソフト【カタチない世界】にLog inし、繋がれたモニターに画面を表示していく。
「僕は無敵の
ま、アレは自称ヒーローの根暗なスレ民野郎の歌だった筈けどな。
カタカタカタッ………と説明と練習用のページで基本のやり方を覚えていき、難易度Easyから
少し喉が渇いたので、魔術でキッチンに空間を繋いで、ジャスミン茶を淹れてハック部屋に戻り繋いでいた魔術を閉じる。
ジャスミン茶なのは、冷めても
席に着き、淹れたお茶を一口飲んでから画面に向き直る。
んじゃー、セキュリティ甘そうな小さなとこから攻めてみますか。
…………………………ゆっくりと。
きつく閉じていた “
「さぁ…………………初の
不敵な笑みを浮かべながら、体感速度と知覚速度と思考速度が速くなる魔術を発動させて、ハッキングを開始した。
********
《タタタタタタタタタッッ……!》と、静かな部屋にタイピングの音が大きく響く。
薄暗い部屋で光るモニターに照らされながら、千里眼を使用している影響で縦長になっている右目瞳孔を若干開きつつ、画面を食い入る様に見つめながら俺は両手指を動かしていた。
「
ドイツ語でカウントをしファイアーウォールなどを突破した後《スターンッ!》とエンターキーを押して、全ての動作を終わらせる。
勿論ハッキングを悟らせる様な事は無い。
「んー……っふう。 案外緩いモンだねぇー?」
冷めたジャスミン茶を啜りながら、ググっと大きく伸びをした。
ちなみにだが、ハックしたのはこれで八件目である。
たまにカタカタッと打ち込んでロックをすり抜けながら、マウスのホイールでスクロールして中の情報を流し見ていく。
「しっかし……末端でも割と面白い情報あるモンだな」
どんな事件が有ったとか、住民等からこんな届け出があったとか。
稀に原作キャラの名前が載ってたりして結構楽しかったりする。
他にも色々使えそうな情報もチラッと載ってたりするので末端でも馬鹿に出来ない。
「…………………………ん?」
何かが引っかかる情報を見つけたので流すのをやめ、詳しく読み始める。
そこには、麻薬密売で逮捕した容疑者が何者かに遠方から射殺されたという事が簡潔に書かれているだけの文。
この世界ではどこまで信用していいかわからないが、日付は五日程前の物だ。
「…………………………………………………。」
容疑者の氏名等も一緒に書かれていたので、その人物の情報をネットの海で探ってみる。
ある程度調べると、元々きな臭い人物だった様で、様々な噂があるみたいだった。
更に深く見ていけば、その噂の中に黒尽くめの怪しい奴と接触していたという物が。
「ほぅ……
ニヤリと笑い、容疑者の周りの怪しい人間を洗い出していく。
「この感じだと……………三、いや二人かな? 酒蔵に関係ありそうな奴は。 ………ん、コイツ事件の後消えたのか……………………」
片方の男が、容疑者も務めていた会社を事件後にいきなり辞めたらしいので、其方を細かく調べてみる。
すると……。
「……………………見っけ!」
目的の情報を見つけ、《タタンッ!》とエンターキーを鳴らしてハックを完了させる。
どうやらその男は酒の名前で呼び合う相手が居たらしく。
「えぇっと……………カシャッサ?と呼ばれていた、か。 ……原作には出てねェ奴だな」
カシャッサとは、サトウキビを原料として作られるブラジル原産の蒸留酒で、同じサトウキビを原料とするラム酒とは同類系統の蒸留酒である為、広義ではラム酒の仲間と解釈する立場もあれば両者は別物と解釈する立場もある。 ブラジルでは明確に別物であると区別しているらしいが。
あ、Wiki参照ね。
「カシャッサ、か……………何者だ?」
原作では出てこないし、そこまで有能で無いのか。
それとも、あまり情報の無い人物の下についている所為で副次的にわからないのか……。
「……………………………様子見だな。 まだ酒蔵をハックしても大丈夫な自信が無いし」
魔術で手元にペンと付箋を作り出し、 “ 酒蔵関連 カシャッサ 男 何者? ” とメモって横のモニターに貼っておく。
一先ず酒蔵関連は横に置いておき、再び県警をハッキングして情報を眺める作業に戻る。
暫くして、日本全国の県警の末端の方は粗方見終わった。
どの位時間潰せたかなーっと思いながらPCの時計を見れば、まさかの午後六時前。
一時間も経っていない。
「………うせやろ? …………あぁー、体感速度上げてたんだったな」
ハッキングの為に魔術を使っていた事を今更思い出し、魔術を解きつつ千里眼を閉じて目頭を揉みながら溜息を吐く。
そういえば、じんさん料理出来ないからもうそろそろ夕飯用意しに行かないと………。
「……………………………………………って、あ。 ホームズ返すの忘れてた」
既に昨日の内に読み終わってしまった緋色の研究。
翻訳版と原文版を借りたのだが、どちらも既に読み終えた為、これを返して次は四つの署名の翻訳版と原文版を借りようと思って寝たのを思い出す。
「こうしちゃいられねェ。 六時だし、すぐに返しに行か……そうだ先に姿戻してから着替えなきゃ」
まだ宵月の姿のままだった事も思い出した為、慌ててハッキングソフトをログアウトしPCの電源を落として部屋を出た。
……どうせこの服魔術で作ったし、一瞬で着替えられる様にしておくか。
それに、この姿もいちいち鏡見て変えてられないし………一動作で変えられる様にしておかないと。
軽く走りながら自室に向かいつつ、魔術での変装を簡単に出来る様に魔術式を組んでいく。
自室についた所で丁度式が組み終わり、発動させながら部屋に入れば、元の姿(ただし服を一緒に仕舞ったので全裸)に戻る。 まぁ勿論扉を閉めた後だけども。
駆け込んだ流れでクローゼットと箪笥に走り寄り、下着を引っ張り出して急いで着た。
面倒だったので上下セット(色は青)の物だ。
元の世界の時よりもデカくなって少し邪魔な胸の肉をブラに集めながら仕舞いつつ、クローゼットの中の服を見てどれを着るか悩む。
「色は普通になってるけど……どれ着ようかね」
基本かっこいい系の物ばかりで趣味には合うのだが、コーディネートなんぞ俺には無理や。((
暑くもなく寒くもない気温だし……どうしよ。
「んんん〜…………めんどくせェ! ジーパンとリブハイネックTの上にテーラードジャケットで!」
紺のスリムなジーパンに、七分袖の白いリブハイネックのTシャツを合わせ、黒色の袖が二・三回捲れるタイプの薄めだがしっかりした生地で出来たテーラードジャケットを羽織る。
靴下は水色のレースで出来た浅履きのカバーソックスで、大人っぽい花柄のデザイン。
着替え終わったので、ドレッサーの引き出しからサテン生地で袋状の、うさ耳リボンがついた黒いシュシュを取り出して、ザッと髪を纏めてポニテにする。 リボンの飾りは上側に来る様にね。
「化粧は……………しなくていいか。 めんどいし」
そう呟いて、魔術で作った取手付きの紙袋に枕元に置いていた本を入れ、いつもの腕時計を左手首に着けながら部屋から出る。
胸の内ポケットには念の為財布を入れた。
そして、LINEを開いて『沖矢さんに本返してくる』とじんさんに送り、スマホをポケットに入れて………っと、そうだ。
昨日唐突に食いたくなったから焼いたチョコクッキーが有ったな。
包装袋に分けて持ってくか。
態々キッチンに行く時間勿体無いし、魔術で空間を繋げて、と。
冷蔵庫から出して、またまた魔術で作った袋に手頃な大きさの物をいくつか入れ、リボンで縛って紙袋に入れる。
そこから走って玄関に向かい、黒革っぽいので出来た10cmくらいあるチャンキーハイヒールのオペラパンプスを履く。
そして扉のチェーン外して鍵を開けて、外に出たら閉めた扉に鍵をかけて。
「行ってきます、なーんて。 ………そういや久々に言ったなコレ」
そんな事を呟きながら、工藤邸に向けて駆け出した。
********
《ピンポーン。》とチャイムの音が響く。
『《はい、どちら様でしょうか?》』
「柚樹です。 本どっちも読み終わっちゃったんで返しに来ました」
『《ホォー? もうですか?》』
「元々読むの早いのと、先が気になってずっと読んでしまって……ははっ」(苦笑
『《わかりますわかります、ずっと読んでしまいますよね。 では、今開けますね》』
「はい」
鍵の開ける音がして、開いた扉から沖矢さんが出てきた。
しっかし相変わらずのハイネック………変声機隠す為とはいえ真夏だと暑そうだな。
「どうも、昨日ぶりです。 あ、これ借りた本です。 あとチョコクッキー焼いたのを入れてあるのでよかったら」(紙袋渡し
「おや、手作りクッキーですか? ありがとうございます。 頂きますね」(微笑み
「いえ。 自分が食べたくて大量に焼いたのを分けて持ってきただけなんでwww」
「そうなんですか。 そうだ、寄って行きますか?」
「いや、じんさん……家に居る神の夕飯も作らないとなんで遠慮しときます」
「そう、ですか………それは残念です。 あっ、ちょっと待っててくださいね」
「? はい」
玄関の内側で待たされ、少しして戻ってきた沖矢さんはなんでか変わらず俺の渡した紙袋を持っている。
「四つの署名とバスカヴィル家の犬と恐怖の谷、残りの長編全部の原文版と翻訳版を入れておきました。 読むのが早いなら、すぐに読み終わって次も次もとなるでしょうから」
「マジっすか! わぁっ………ありがとうございます!」(キラキラ
「ククッ……w ………あぁ、ちなみに今度ホームズについて語りませんか?」
「いいですね! じゃ、次返しに来た時にでも話しましょうか」
紙袋を受け取り、そんな約束をした。
まぁ、もうちょっとしたら過去と現在を行ったり来たりしないといけないので、読む時間があるかわからんけども。
他にもハッキングとかで情報収集したりしなきゃいけないし。
情報に関しては千里眼使えば一発なんだけどあまりコレに頼りっきりでも問題があるだろ。
万が一、何らかの理由で使えない様な状況に陥った時に何も出来ない〜なんて事になっても困るからな。 過剰依存イクナイ。
あっ、そうだ。 帰ったら左にも千里眼付与してもらわないとな。
「じゃ、俺はこの辺りで」
「えぇ。 あ、送った方がいいでしょうか?」
「大丈夫ですよーw お気遣い無く。」
「そうですか……もう少し貴女と話していたかったのですが。 仕方ありませんね」(しゅん…
「……オ上手デスネ」
少し落ち込んでる沖矢さんが可愛くて思わず片言になったが、なんとか返事を返す。
てか思い込みの激しい奴だったら勘違いしそうな台詞だ。 罪深いわぁー………。
「あー…………えぇっと……………
どうすればいいのかわからなくなったので、取り敢えず一言投げ捨て走り去る。
焦ったせいで妙に良い発音になったが、まぁいいだろう。
ちなみに去り際でよく聞くこの台詞は、スペイン語で[さよなら]とか[またな]とかいう意味らしい。
ま、だからどうしたという感じだけども。
********
はいはいキンクリキンクリ。
********
キャラとの会話が短い上に駆け足?(メタァ
仕方無いじゃないか今日はまだまだやる事があるんだから!((
………………ん゛ンッ。(咳払い
と、とにかく。
現在時刻は19:43。
夕飯作って二人で食べて片付けて、残りの左眼に千里眼付与してもらって、一応また眼帯をつけた。
細かい描写は割愛だ。 いちいち書いてたらキリが無い。
「えっと、寝るまでどうしよ………ハックと銃の練習、どっちがいいかなー。」
ハックだったら先に入浴するし、銃の方なら風呂は終わってから入るべき(硝煙とかの関係で)だし……………………。
「むむ……………運に任せるか」
選べないからコイントスで決めよう。
表がハック、裏になったら銃で。
表側に四つ葉のクローバー、裏側に鷲の刻印をしたコインを魔術で創り、ピィンッと親指で跳ね上げ水平になる様にキャッチ。
手を開いて見てみれば……………クローバー。
「おk、ハッキングしよう。 先風呂だな」
そうと決まれば、さっさと着替え持って風呂入ろ。
********
サービスシーン?そんな物は無い!
********
風呂から上がって、パパッと魔術で髪と体を乾かした後、夜色をしたセットアップの寝間着(半袖で無地のTシャツと、ポケットとフード付きで前にチャックがあるタイプのスウェット)に着替える。
そしてスクウェア型でナイロールの、青くて細いメタルフレームなブルーライトカット眼鏡を魔術で創ってかけた。
俗に言うインテリ眼鏡な感じの奴ね。
千里眼有るし、神製の身体だから大丈夫だとは思うが……目が悪くなるのは嫌だからな。
あと格好付け!←
眼鏡の似合うイケメン大好きだよ。 眼鏡は素晴らしい。
とにかく、眼鏡の奥深さはそれ一つでありとあらゆる妄想を可能にするところにある。
常に眼鏡を着用するキャラがその眼鏡を外す時の
普段眼鏡をかけないキャラが眼鏡をかける時の
さらに、普段眼鏡をかけないキャラがかけた眼鏡を外す時の
……………………………………ハッ!Σ(゚Д゚ )
ヤバイヤバイ。
何処かの月に居る、女の方のフランシスコ・ザビさんが憑依してたわ。((
と、取り敢えず。
大量に焼いたクッキーの一部を皿に盛って、少し大きい瓶みたいな形のティーボトル(魔術で創った物。 ボトル部と注ぎ口の部分が太い所で分解出来て洗いやすくしてある。 注ぎ口のキャップはシリコン製の栓型で、茶漉しもついてる)に水出し紅茶を入れてコップと一緒にハック部屋に運ぶ。
「県警の末端は粗方見たし、少しずつ上に向かっていこうかねぇ………今日はどこまで行けっかなー?」
持ってきた物を邪魔にならず取りやすい位置に並べて、PCを起動。
【カタチない世界】を開いてLog in。
「……………あぁ、そうだ。 明日には眼の方も馴染んでるだろうし、救済に必要な情報やら何やらの準備もしないとな……………………」
さっきハッキング用に術式を組み直した魔術(シングルアクションで体感速度と知覚速度と思考速度が速くなる様にした物)を発動させながら呟き、徐々に中枢に向かって様々な県警のPCやデータベースを、右眼の千里眼を使用しつつハックして情報を見ていく。
…………そういえば、日本警察のセキュリティは他の国のFBIやらMI6やらのとこと比べてスカスカだって話だよな………………。
「………………………日本終わったらFBIから見ていくか」
セキュリティのレベルはかなり上がるが………練習とはいえ難易度Lunaticをクリア出来たし、なんとかなるだろ。
あと公安のデータベースのセキュリティ関連も、問題点を纏めてファイヤーウォールとかの向上を促すデータのメールを送ったりしないとだよな……これ以上情報流出による原作キャラ達の危険が起きない様にしないと。
となると、情報屋としての顔も必要か………?
今後の予定を考えながらも、県警のデータをハックするというパラレルタスク(思考を複数同時進行出来る様にそれ用の魔術も若干使用)をしながら、この世界線の情報を集めていく。
「情報屋……情報屋ねぇ……………
《タタンッ、》とキーボードを鳴らし、また一つ県警のPCのセキュリティを突破しながら、テキトーに情報屋としての名前を決めて。
「フゥー………酒呑みてェ」(細く溜息を吐き
ワークチェアの背もたれに寄りかかりギシリと音を立てながら、天を仰いで額を押さえ独り言ちる。
けど酔いにくいとは言え今呑んだらハックでミスをしてしまいそうだ。
…………仕方無い、紅茶飲んで誤魔化そう。
そう考え、酒の代わりに水出し紅茶をコップに注いでグイッと
「……っうし。 続き続き。」(手の甲で口拭い
切れてしまった集中力を、紅茶を呷ることでリセットしてから再度ONの状態にする。
ずっとタイピング音とかしかしない中作業をするのはつまらないし、BGMでも流すか。
そうだな……人力ボカロの赤井さんと安室さんに歌わせた鬼KYOKANってやつでいいか。
「んー打ち抜けばんばんばぁーん♪」
一曲リピートにして口ずさみながら、ハックを再開。
《カタカタカタカタカタッ》とキーボードで打ち込みつつ情報をどんどん覗いていく。
重要だと思うモノは、魔術を駆使して記憶に焼き付け覚え、キャラを危険に晒しそうな情報があれば、ほんの少し文を改変したりバレない程度に削除したり。
あ、ちなみに
「もうしっちゃかめっちゃか撹乱コードで、神さえーあーおーざぁめるくらぁーい…♪」
歌を口ずさみながらも指と眼は止めずに。
日を跨ぐ10分前くらいまでハッキングをして情報を集めていったのだった。