もしもシリーズ   作:ユッケライス

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下書きが完全に消えてしまって思い出しながら書きましたが、思いの外最初と違う内容になってしまったきがします





番外編3:もしもヤンデレラガールの日記を覗いて見たら

 

 

 

4月7日

 

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 今日からまゆも五年生になりました。去年まで仲の良かったお友達と違うクラスになっちゃって、少し不安なスタートとなっちゃいました。また新しくお友達作れたらいいな。

 

 そんなことより、まゆは今日運命的な出会いをしてしまいました。休み時間に廊下を歩いていたら、曲がり角から男の子が現れて、まゆとぶつかっちゃったんです!いきなりのことでまゆはびっくりしちゃって、その場に倒れちゃいました。するとすぐに男の子が謝ってくれて、手を差し伸べてきました。手をとろうとして、その男の子の顔を見ると… なんだか時間が止まっちゃったかと思うくらい、まゆは固まってしまいました。ビビっときたというか何というか…。おとぎ話や少女漫画でしか見たことも聞いたこともないような素敵な出会い… これは、運命…?今のまゆにはうまく言えないですけど、目の前には王子様が立っていました。

 あの人が王子様なら、まゆはシンデレラ?ふふふ♡

 

 でもその時のまゆはうっかりさんでした。あの人の顔を見た途端に、顔が真っ赤になってるのが分かって、恥ずかしくてその場から逃げちゃったんです。お名前を聞くの忘れちゃってました。まゆとあの人はきっと赤い糸で結ばれていますが、まずはお名前を知るところから始めなくちゃ。それからあの人の理想の女性になれるようにたくさん努力します!

 だって、シンデレラは頑張り屋ですから!うふふ♡明日からが楽しみです♡

 

 

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4月8日

 

 

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 今日はとても素敵な一日でした。あの人のお名前を知ることが出来たんです。比企谷八幡さんというらしいです。はあ…なんて素敵なお名前なんでしょう…。八幡さん、お名前もかっこいいなんて…反則です…。

 そんな素敵な八幡さんを、まゆは遠くから見つめることしかできません…。まゆはすっかり恋する乙女になってしまいました。恋をするとこんなにも見える景色が色付いていくんですね…。それに気付かせてくれた八幡さんはとてもすごいです。よし、明日から、八幡さんの好みを知っていかなくちゃ♡

 

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4月9日

 

 

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 今日も八幡さんを見つめました。まゆはこの時間が大好きです。クラスが違うので、授業の間の休み時間しか見つめることが出来ないのが残念です…。同じクラスだったら、もっと八幡さんを見ていられるのに…。

 教室内の八幡さんはとてもクールです。他の男の子たちが騒いでいる中、八幡さんは自分の席で時が過ぎるのを待っています。まさに一匹狼です。カメラを忘れてしまったのがすごく悔やまれます…。

 

 

 するとそこへ一人の女の子がやってきたんです。

 

 

 何やら親しげに女の子が話していました。

 

 

 時々女の子の頬が染まっていました。

 

 

 八幡さん

 

 

 その子は誰ですか?

 

 

 まゆは八幡さんだけをみているんです。

 

 

 ですから、八幡さんもまゆだけを見てほしいです。

 

 

 ほんの少しだけ嫉妬してしまいましたけど、まゆと八幡さんは赤い糸で結ばれています。

 

 

 だから今は我慢です。

 

 

 八幡さん

 

 

 最後にあなたの隣にいるのはまゆですよ?

 

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4月10日

 

 

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 今日は新しいことを知れた一日でした。八幡さんはMAXコーヒーが好きだそうです。

 というのも、今日、偶然帰り道で八幡さんを見かけたんですが、通学路の途中にある自動販売機でMAXコーヒーを買っていました。もう、八幡さん?買い食いはしちゃだめなんですよ!不良です!でもそんな少し悪い八幡さんも素敵です。そして、八幡さんを目で追いかけている内に、気付いたらまゆは八幡さんのご自宅付近まで来ちゃっていました。八幡さんのお家の場所が知れて、まゆとても嬉しいです。いつか呼ばれるような関係に早くなりたいです♡

 

 自分の家に帰る途中、先程の自動販売機でまゆもMAXコーヒーを買いました。まゆは飲んだことがありませんでした。どんな味なんだろう…。飲んでみると、強烈な甘みがまゆを襲いました。これが八幡さんが愛する味なんですね…。学校ではかっこいいのに、甘いものが好きな可愛い一面も持っている事が知れて、とても嬉しいです。また八幡さんの理想の女性に近付けた気がします。

 

 

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4月11日

 

 

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 今日はお休みなので、まゆはお散歩をしました。偶然八幡さんの家の前まで来ていたので、まゆはたまたま持っていたMAXコーヒーを八幡さんのお家のポストに入れました。

 お休みの日の八幡さんはどんなことをしてるんでしょう…?クールで思慮深い八幡さんのことです。きっと読書やお勉強をしていることでしょう。ですから、一緒に遊びたい気持ちはありますけど、八幡さんの邪魔になってはいけません。あまり無理をしてはだめですよ?まゆが買ったMAXコーヒーで、リフレッシュしてくださいね?

 

 

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4月12日

 

 

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 今日もお休みです。ですから今日もお散歩に出掛けました。するとまた八幡さんのお家の前まで来てしまっていました。ふふ、また来ちゃった。赤い糸に導かれるように。定められたかのように。当たり前であるかのように。やっぱりまゆと八幡さんは運命の赤い糸で結ばれているんですね♡

 今日もまゆはポストの中にMAXコーヒーを入れました。そしてもう一つ、昨日と違って、今日はまゆの愛のお手紙も入れました。少し恥ずかしいけれど、まゆの想い、八幡さんに届いたら嬉しいな。

 

 

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4月13日

 

 

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 今日からまた学校です。ようやく八幡さんを見ることができます。今日もいつも通り八幡さんを見ていましたが、何だか八幡さんの様子がおかしかったです。それはまるで何かに怯えているような、何かを探しているような……。もしかして、この教室の誰かが八幡さんに対して嫌がらせでもしているんでしょうか…。

 

 

 まゆはなんだか怒りが湧いてきました。これは絶対に許せません。

 

 

 八幡さんが困ること、嫌なこと、それは同様にまゆも嫌だと感じてしまうんです。ですからまゆが犯人を見つけて、懲らしめてあげます。八幡さん。少しの間だけ我慢していて下さい。必ず犯人を後悔させてあげます。

 

 

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4月14日

 

 

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 今日も犯人探しです。まゆは注意深く教室内を観察しました。でも、それらしい人は全くいません。くっ、なかなか尻尾を出さないので手強いです…。これは長期戦になるかも知れません。でもまゆは諦めません。だって、愛する八幡さんのためですから。

 そんなことを思っていたら、同じクラスの渋谷さんたちがまゆの近くにいました。誰かを呼んでるみたいなので、その視線の先を見ると、八幡さんがこっちに来ていたんです!まゆはあんなに近くで八幡さんを見るのは初めて出会った時以来だったので、恥ずかしくなっちゃって、また逃げちゃいました。でも八幡さんが渋谷さんたちと知り合いなのは知りませんでした。何を話しているんだろう。気になってしまい、物陰から八幡さんたちの様子を見ていると、渋谷さんと北条さんの表情が、他の子達と違うことに気付いたんです。他の子達と違っても、まゆはその表情を知っています。だって、まゆと同じ顔をしてるんですから。

 八幡さんは確かにとても魅力に溢れたお方です。ですが、まさか雪ノ下さんに北条さん、渋谷さん。学校内でも有名な美人さん達がライバルになってしまうなんて…。全く予想していませんでした。

 でも、

 

 

 

 

 

 絶対に負けません。

 

 

 

 

 

 皆さんには見えないかも知れませんが、まゆにはハッキリと見えました。渋谷さんたちと話している時も、八幡の小指とまゆの小指には、赤い糸でしっかり結ばれていたのが。

 

 

 

 

 ですから、もしもこの運命を邪魔する人がいるのなら

 

 

 

 

 まゆは容赦しないですよ♡

 

 

 

 

 そして八幡さん?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 浮気は絶対にゆるしませんよお?

 

 

 

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おわり

 

 

 

 

 

 

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〜おまけ〜

 

 

 

 -まゆが比企谷家のポストに手紙を投函して一週間が経過した頃-

 

 

 

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小町「ん?なにこれ?お兄ちゃん宛の手紙?あちゃー、日付を見ても少し前のものだね。全然気付かなかったなあ。送り主さんに申し訳ないことしちゃったなあ」

 

 

 

小町「…って、もう一通あるじゃん。これもお兄ちゃん宛か。こっちは今朝送られて来たみたいだね。お兄ちゃーん!!なんか手紙来てるよー!」

 

 

 

 

 

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八幡「俺宛に手紙って…。身に覚えがないな。誰からだ?この前はMAXコーヒーがポストに入ってたから有難く頂いたけど。…って名前ないじゃん。直接ポストに入れたのか?俺の家知ってるような奴……。…うん。いないな。悲しくなってきた。まあいいわ、なんて書いてあるんだ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「……!!??!な、なんだこれ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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あ な た だ け を

 

 み て い ま す

 

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八幡「き、気味悪いな……。悪戯か…?」

 

 

 

 

 

八幡「……もう一通は今朝投函したのか…。うう、なんだこの謎の圧は……」

 

 

 

 

八幡「…ええい!どうにでもなれ!南無三!!…………………ひっ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ど う し て 手 紙

 

み て な い ん で す か?

 

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おわり

 

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