お久しぶりです。いやあ、忙しい……。昨日iPad miniを購入しました。今現在iPhoneでやっているデレステとミリシタをこっちでやろうと思ったのですが、デレステはロードの段階で落ちて、ミリシタはインストールしようとすると「このiPadと互換性がありません」と、インストールすらしてくれませんでした。miniでは出来ないんでしょうか……。
中学生編はそろそろ終わりたいですね。早く高校生編に行きたい……。
それでは短いですが、今回もよろしくお願いします。
八幡「それで、どういう事なんだ?説明してくれ」
雪乃「……」
放課後に行われている報告会。今日はいつもよりも空気が重い。八幡が説明を求めても雪乃はシラを切るように目を合わそうとしない。それを見て八幡も溜息を漏らす。
昨日の放課後、とうとう八幡にバレてしまった。雪乃と奏、遅れて私も八幡を追いかけたけど、後一歩及ばなかった。私達が八幡に追いついた時、目の前にはかおりと野中が取っ組み合った状態で居た。あとそれを必死に止めようとしていた奈緒と加蓮も。先に駆けつけていた上里と恵は野中をかおりから剥がして宥めていた。
最終下校時刻が近付いていたこともあり、部活生もちらほら帰っていて、先生達も見回りをしていた事もあり、緊迫していたその場は事なきを得た。
小町「だ、だからお兄ちゃん、別になんでもないんだってば……あ、そうだ!今日はラーメン食べに行こうよ!小町久しぶりにお兄ちゃんとラーメン食べに行きたいな!」
この空気を必死に誤魔化そうと小町が口を開くけど、八幡にじろりと見られると笑顔だった表情も次第に暗くなった。
昨日あの場に遅れて来た小町は、なかなかその場から離れようとしない八幡を無理矢理引きずるように駐輪場まで連れていった。知られてしまったけど、あれは小町なりの最後の抵抗だったのかもしれない。
八幡「はぁ……。埒があかないな。なあ折本、教えてくれ。昨日のアレは、本田の件でああなったのか?」
雪乃に聞いても口は開かないと判断した八幡は、かおりに聞く。かおりは思いの外すんなりと首肯した。
かおり「そうだよ」
雪乃「折本さん、あなた何を勝手に」
かおり「何故か比企谷には知られたくないみたいだけど、それは雪ノ下さんたちの都合でしょ?あたしには関係ないよ」
雪乃「何ですって?」
かおり「聞こえなかった?大体やり方が回りくどいんだよ。一体いつまで連中の様子を探るなんてことやってるのさ」
雪乃「それは確実に彼女達を糾弾するための証拠を」
かおり「あのままずっとあいつらが鳴りをひそめてたらどうすんの。大体その間に何で未央がまだ被害に遭わなきゃなんないのよ」
八幡「待て待て、お前らが争ってどうするんだ。まずはこれまで何があったのかを教えてくれ……」
言い争う雪乃とかおりを八幡が止める。八幡がチラリと雪乃を見ると、溜息だけをつき、それを肯定とみなしかおりが話し始めた。
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八幡「はあ……。最近小町と佐久間がやたらくっ付いてくると思ったけど、そういう事か……。……となると、昨日お前と取っ組みあってた奴が野中って奴で、他の二人が上里と恵って奴。で、三人の関係性を見るに野中が主犯だって事か」
かおりは私達の活動を含めて、これまでの流れを八幡に話した。
かおり「確信はないけど、十中八九野中が主犯だろうね」
八幡「確信無いのによくあんな取っ組み合い出来たもんだよほんと……あと違ってたらすまんが、さっき雪ノ下と言い争ってた時、『何でまだ被害に』って言ってたな。途中で俺が止めてしまったけど、こいつらに相談した日から昨日までの間に、本田に何かあったのか?」
八幡がそう聞き、雪乃がかおりをじろりと見る。
雪乃「折本さん、それは本当かしら?」
かおり「……」
雪乃「折本さん、答えなさい」
加蓮「あの、かおり……。昨日私と奈緒が校舎裏で二人を見つけた時、かおりは『昨日未央に何した?』って野中さんに聞いてたけど、もしかしてその事なの?」
昨日?確か、未央が報告会に来なかった日?
かおり「……そう」
加蓮の推測に頷く。ぽつり、ぽつりとその時の未央の様子を語りだした。
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凛「……」
奈緒「未央がそんな感じってのは想像出来ないけど、かおりがそう言うならそうなんだろうな……」
加蓮「……」
雪乃「でも折本さん、何故それを言わなかったのかしら?」
奏「気持ちは分かるけど、昨日のアレは危ないわ。しかも一人でなんて……」
かおり「……そのことに関しては謝るよ。でも、昨日学校へ来て、何も変わらず過ごしてるあいつらを見てると居てもたってもいられなかったんだよ」
八幡「……」
八幡は荷物を纏め始めた。何も言わずに教室を出ようとする。
凛「八幡?」
雪乃「待ちなさい比企谷君。あなたどこへ行く気なの?」
八幡「どこへって、帰るんだよ。話を聞いといて何だが、俺らにどうこう出来る事じゃなさそうだからな。お前らも薄々思ってるんじゃないのか?」
かおり「なっ……比企谷、あんた」
奈緒「比企谷……何もそこまで言わなくても……」
加蓮「そうだよ……」
雪乃「……そう。そうして貰えるならこちらも都合がいいわ。早く帰りなさい」
八幡「へいへい。お前らもさっさと帰れよ」
そう言って八幡は教室を後にした。
凛「八幡……」
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かおり「何、あいつ……」
アタシは帰りながら、さっき教室を出ていった男を思い出していた。
比企谷八幡。なんか暗そうな奴だと前から思っていたけど、あれはダメだ。性根がそもそも真っ暗。腐ってる。何であんな奴をあの子達は気に入ってるんだろう。
かおり「……」
むかつく。かっこつけて駆けつけて、事情を聞いて無理帰る。何それ。かっこ悪。むかつく。
別にあいつに期待してたわけじゃないけど……
『俺らにどうこう出来る事じゃなさそうだからな。お前らも薄々思ってるんじゃないのか?』
かおり「……っ」
足元に転がってる小石を蹴る。離れていく小石を眺めていると、うちの学校の制服を着た男子生徒の前で止まった。下を向きながら歩いていたから気付かなかったが、今一番会いたくない男だった。
八幡「よう、やっと来たか」
かおり「……帰ったんじゃなかったの」
八幡「そう思ったんだがな、お前にちょっと用があったのを思い出してな」
かおり「……何それ、ウケないんだけど」
八幡「それに関しては同感だ。でも今から言うことを聞いてもっとウケないかもな」
比企谷は鼻で笑った後、真面目な顔になり言い放った。
八幡「……折本。本田の件、俺に預けないか?」
かおり「……は?」
本当にウケないんだけど。何を言ってんの?こいつ……。
続く
今回もありがとうございました。