原作が続いたら続きますけどね。
多分原作も、卒業まででしょうし。
Ｇ月Ａ日
もうすぐ二学期も終わりだ。
冬休みは何をするかなぁ。取りあえず、勉強か。
夏休みは冥界に拉致られたし、冬休みは平和に過ごしたい。
皆に冬休みはどうするか聞いてみた。
といっても、学生は二人だけだし、教師が一人いるけど。
まぁ、家でのんびりとしたいみたいだ。
クリスマスも正月もあるから、家に居ても楽しいだろう。
今年はたくさん人が居るし。
その時は、ヴァーリ君達も誘おう。
ああ、でも。彼女と過ごすとか言われたら……その時はその時か。
Ｇ月Ｂ日
黒歌と一緒に散歩をした。
相変わらずスコルとハティの二匹と仲悪いよなぁ。
珍しく黒歌から散歩に誘われたのは驚いたけど。
いつもの着物姿じゃなくて、今日は洋服だったし。
元が美人だから、何着ても似合うよなあ、と。
本人には言えないけど。恥ずかしいわ。
ああ、でも。緊張してたのバレバレだったんだろうな。情けない。
クリスマスかぁ……黒歌じゃないけど、平和に過ごしたいもんだ。
また変な事に巻き込まれないと良いなぁ。
Ｇ月Ｃ日
支取から、クリスマスはどう過ごすのか聞かれた。
まぁ、多分家でゴロゴロしてると思うって答えた。
レイナーレさんとか黒歌、かぁ。
……俺達の関係って何なんだろう。
家に帰ったらおかえりと言ってくれる。隣に座ってくれる。
一緒に笑ってくれて、傍に居てくれると楽しい気分になる。
そういう関係って、なんていうんだろう？
溜息しか出ない。
お節介だな、支取。流石生徒会長。お前は早く彼氏を作れ。
もうすぐクリスマス、その次は年末で正月だ。
いつまで一緒に居られるのかね、俺達は。
Ｇ月Ｄ日
ヴァーリ君達が遊びに来た。
今日はサイラオーグさんも一緒だった。
クリスマス一色の町を男だけで歩くってどうよ？
……ええ、ナンパされましたよ。ヴァーリ君達が。
あの疎外感はヤバい。こう、そっと距離を取りそうになった。
でも、ナンパしてきた女の人より友達を選んでくれたヴァーリ君とサイラオーグさんの優しさには泣きそうになった。
泣かないけど。
美猴さん？ あの人はある意味で、一番空気を読んでるよ……。
まぁ、結局四人で遊びまわったけど。バッティングセンターやらボウリングやらで。
楽しかった。
ずっとあんな楽しい事が続けば、と思う。
……もう巻き込まれないと良いなぁ。変な事に。
Ｇ月Ｅ日
白音さんから、好きな食べ物と嫌いな食べ物を聞かれた。
まぁ、トマト以外は大体好きだ。よほどゲテ物じゃなかったら。
トマトはなぁ……あの中身のヌルヌルが駄目だ。なんでか。
あと、久し振りにヴァーリ君達と屋台巡りをした。
今日はオーフィスちゃんも一緒だった。
夕食前に、外食はやめて下さいとレイナーレさんに言われた。
……怒られた訳じゃないのに、あの罪悪感はキツイ。
今度からは、ご飯を食べれるくらいの量にしよう。
ヴァーリ君と美猴さんの三人で誓った。
――胃袋を握られるって、こういう事を言うのかな。
Ｇ月Ｆ日
まさか、白音さん手作りの弁当を食べれる日が来るとは……。
美味しかった。とても。
でも出来れば、クラスまで誘いに来ないで下さい。目立つので。
……新学期には忘れられてるといいな。
白音さんは、自分が有名人だって自覚してほしい。
というか、あんな可愛い子と一緒に暮らしてるって、よく考えると凄いよなぁ。
黒歌は美人だし、白音さんは可愛いし。
でも、男として見られているかは微妙なんだよな。
あの二人……と言うか、家に居る人みんな無防備になる時があるし。
家の中でミニスカートとか、本当に目のやり場に困る。
風呂上りとかアレだし、偶にベッドに潜り込んでくるし。
……よく間違いが起こってないよな。
Ｇ月Ｇ日
居るのか。サンタクロースって現実に居るのか。
夢の無い話だけど、親じゃなかったのか、サンタクロース。
……悪魔も天使も堕天使も神様も居るんだから、サンタクロースも居るか。
なんだか、知ってはいけない世界を知ってしまった気がした。
アザゼル先生、本当に物知りだなぁ。
でも俺、今まで生きてきてサンタクロースに会った事が無いんだよな。
アザゼル先生は、俺が欲しいものは全部持ってるから、って言ってたけど。
欲しいの沢山あるんですけど。
お金とか、ゲームとか。
……夢が無いからサンタクロースが来ないのか……。
Ｇ月Ｈ日
ミカエルさんとガブリエルさんと会った。
……いや、普通は会いたくても会えないんだろうけどさ。
ご近所さんが天使だからなぁ。
普通に挨拶に来られてビックリした。天使が呼び鈴を鳴らすってどうよ？
紫藤さんの上司がミカエルさん、グリゼルダさんの上司がガブリエルさん。
いつもお世話になってます……特にグリゼルダさんには。
色々相談に乗ってもらったり、たまに夕食を分けてもらったり。
これからもよろしくお願いします、という話をした。
あと、困ったらいつでも頼ってくれ、とも。
流石天使は優しいな。
Ｇ月Ｉ日
サイラオーグさんの……お祖父さん？
初代バアルさんと会った。ゼクラム・バアルさん。
凄い人だな、と。
価値観とか、なんとか。
政治的な影響力は、魔王であるサーゼクスさん以上なんだとか。
というか、そんな人を紹介しないで下さい。お願いします。
本当に厄介事ばっかり持ってくるな、グレモリー。
あの家系は、本気で俺をどうしたいのか……。
後、俺を過大評価し過ぎだと思う。
俺なんて皆に助けてもらわないと何もできないし。
今じゃ、生きていけるかすら怪しい。食事的な意味で。
それにしても、真の悪魔は古くから伝わる上級悪魔の血縁者。つまり冥界の貴族だという考え。
支取は冥界を変えようとしていて、あの人はどれだけ冥界が変わろうが、真の悪魔は貴族だという。
そして、貴族以外は下僕だ、と。
中世ですか？
凄い考えだなぁ……流石悪魔。
Ｇ月Ｊ日
アーシアさんが、『邪龍』と仲良くなっていた。
凄い。普通に凄い。
流石アーシアさん。としか言いようがない。
ファーブニルさんも可愛いし、黒い四匹の『邪龍』も格好良かった。
アンセルムスさん、キュリロスさん、グレゴリオスさん、シメオンさん。
紹介してもらった、ちゃんと名前も覚えた。
……判ってる。
最近、知り合ったドラゴンが増えたから、ドライグさんとアルビオンさんと話す時間が減ったって。
拗ねられても……そんなに俺なんかと話したいのか、あの人達。
ちょっと嬉しかった。
話を聞いてあげる事しかできないけど、少しでも力になれてたのか、って思えた。
まぁ、その原因は兵藤の『おっぱいドラゴン』だけど。
Ｇ月Ｋ日
アーシアさんが、オカ研の新部長になった。
昨日発表されたらしくて、兵藤の家でお祝いをしたらしい。
今日は家に泊まりに来ている。
さっきまでお祝いしていた。
めでたい事だ。
アーシアさんには、これから頑張ってほしい。
とりあえず、兵藤の手綱を握るところから始めよう。
グレモリーも卒業するんだし、これからは攻め放題だ。
Ｇ月Ｌ日
今日で二学期が終わりだ。
明日から冬休み。
今日は学園が半日だったので、オーフィスちゃんと遊びに出掛けた。
……この前言ってた恋人って、まだ続いてるの？
一緒に遊ぶのは楽しいんだけど、人前で言われると絶対捕まりそうなんだけど……。
人前だと言ったらダメだって教えたけど、ちゃんと判ってくれただろうか？
――その代わりに、一緒にお風呂に入る事になったけど。
大丈夫。問題無い。
タオル巻いてたし。
まぁ、オーフィスちゃんはそう深く考えてないみたいだったけど。
兄貴とか、家族とか。
そう思ってくれてるのかな？
だと嬉しいと思う。
髪を洗うと喜んでくれて、背中を流してくれた。
Ｇ月Ｍ日
グレモリー達が、サンタクロースの真似事をするそうだ。
……それで良いのか、悪魔達。
白音さんが教えてくれた。
悪魔がサンタクロースだなんて、夢が……。
あと、欲しいものを聞かれた。
クリスマスを平和に過ごしたい、と言っておいた。
だって絶対、グレモリー達に巻き込まれそうだし。
Ｇ月Ｎ日
クリスマスに、レイナーレさんと黒歌を誘った。
どっちを誘おうか迷ってたら、一緒が良いと言われたから。
本当に仲がいいよな、あの二人。……あと、俺って優柔不断。溜息しか出ない。
それと、いきなり誘ったのは、別に朝早くから電話で支取に言われたからって訳じゃない……と思いたい。
とりあえず、お節介な友達の言う事は、少しは聞いておこうと思う。
だからあいつは、卒業までに彼氏を作ってほしい。おすすめは匙君だ。
本気で「何故サジなのですか？」って聞かれたけど。
いいじゃん。真面目だし、顔も良いし、支取の為に頑張ってるし。
匙君……君は一体、どうしてそこまで弟と思われてるんだ？ 何したんだろう、あいつ。
そして、いくらなんでも鈍すぎだろ、支取。
まぁとりあえず、俺はどうするかね？
こうね、いつもお世話になってるし。助けられてるし。一緒に居ると楽しいし。
……本当に、ＯＫを貰えたので良かった。断られたら死んでた。
まずは、最初の一歩は成功。
さて、どこに行こうか。
Ｇ月Ｏ日
明日はクリスマス。
白音さんとロスヴァイセさんにクリスマスに出掛けるのはどこが良いか、と聞いたら怒られた。
自分で考えろ、と。
……笑顔だったけど、本気で怖かったです。はい。
グリゼルダさんに聞いたら、せっかくだから天界にどうか、と言われた。
黒歌って悪魔だけど、大丈夫だって言われた。
天界には行った事が無いから、明日は天界に行こうと思う。
……普通は、そんな簡単に行けないんだろうけどさ。
ご近所さんが天使って、やっぱり凄い事だよなぁ。
（白紙
主人公視点は平和だなぁ。
クリスマスにはクリフォト襲撃イベントです。
後は、判るな……？
支取さんは親友。
個別ルートは二週目、Ｇ月Ｃ日に現れた新しい選択肢を(ｒｙ