結城友奈はテイマーである   作:渚のグレイズ

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ボレロ・DE・8/1計画第三段!!

時間が少し飛びます。

どうぞ、御堪能ください。


EX.三話 遭遇-たたかいのとき-

プスリモンとの共同生活も、早くも五ヶ月が過ぎようとしていた。

 

時に神世紀302年一月十日。

 

天の神を撃退したあの日から、もうすぐ一年が経とうとしていた頃の事、その事件は起きたのだった………

 

―――――――――――†――――――――――

 

プスリモン「春信~。お散歩、楽しいね~♪」

 

春信「そうだね。夜の町並みも・・・・中々素敵だ」

 

真夜中の散歩。

プスリモンが「外に出たい」とぐずりだしたのを切っ掛けに始まった日課だが、春信としても気分転換にはもってこいであった為に、今日まで続いている。

 

プスリモン「お昼にもお散歩、出来たらいいのにな~」

 

春信「それは・・・・ちょっと、難しいな」

 

プスリモン「・・・・知ってるよ。でも、こうやって夜のお散歩ができるから、いーもんね♪」

 

春信「気を使わせてしまって、すまない」

 

プスリモン「いーよいーよ。ボクはへーきだもん!」

 

談笑しながらの散歩は、その舞台を真夜中の公園へと移していた。

 

春信「────────ん?」

 

ふと、公園の生け垣の中に何かを見つけた春信。

気になってそちらへ近付こうとした、次の瞬間────

 

プスリモン「春信危ない!!!」

 

春信「えっ!?」

 

背後から何者かに奇襲をかけられた!

プスリモンの警告により、奇襲を避けられた春信だったが、仕掛けてきた相手を見て驚愕する。

 

春信「お前・・・は・・・・・・誰だ?」

 

猿のような特徴を持つ謎の男。

それは無言で春信を睨み付けると、再び春信に向かって攻撃を仕掛けてきた。

 

プスリモン「春信っ!!」

 

春信「プスリモンは逃げろ!僕は平気だから!!」

 

プスリモン「でもっ!」

 

不審者(?)からの攻撃を避けつつ、側に落ちていた木の枝を拾い武器として構える。

 

春信「はっ!」

 

相手の攻撃を受け流すように枝を振るう。

プスリモンは逃げず、ただ春信と不審者(?)を見ているだけ。

 

春信「お前・・・何者だ?目的は!?」

 

???「─────シルヒツヨウハ・・・・ナイ!」

 

それだけ言って不審者(?)は、春信から距離を取り、懐から水晶玉を取り出した。

 

プスリモン「っ!?宝玉(パオユー)!まさか─────」

 

春信「なんだ?何をするつもりだ?」

 

???「・・・・・・・消去(デリート)

 

瞬間、春信の身体が水晶玉に吸い込まれていく。

咄嗟に近くの街灯にしがみついて踏ん張る。

 

春信「・・・・っく!?なんなんだ・・・・いったい!?」

 

プスリモン「あ・・・・・ああ・・・・・」

 

しかし、段々と街灯も軋みはじめる。このままでは不味い。春信の直感がそう囁いていた。

 

春信「クソ・・・・・・どうすれば?」

 

 

 

 

 

プスリモン「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

 

 

 

その時、それまで見ていただけのプスリモンが、謎の男に向かって突撃。必殺技の『チクチクローリング』を繰り出した。突然のプスリモンの攻撃に、謎の男は水晶玉を取り落とす。それにより、春信は自由の身になった。

 

???「ムゥ!?」

 

プスリモン「春信を・・・・いじめるなぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

再び『チクチクローリング』を繰り出す。が、謎の男はそれを軽くあしらう。

 

プスリモン「ぎゃっ!?」

 

春信「プスリモン!」

 

ボールのように跳ね転がっていくプスリモン。だが、それでも負けじともう一度『チクチクローリング』を繰り出す。

しかし、やはりはね除けられてしまう。

 

春信「やめろプスリモン!これ以上は・・・・」

 

プスリモン「それでも・・・・・ボクは・・・・・ボクは!!!」

 

その時、生け垣の中から春信の部屋から飛び出て行った白い生き物が顔を覗かせているのに、春信は気付かなかった。

その白い生き物の額から、一条の光が放たれ、プスリモンへと降り注ぐ!

 

 

 

 

EVOLUTION

 

 

プスリモン進化───

 

 

 

 

 

エリスモン!!!

 

 

┌─────┐

エリスモン

└─────┘

哺乳類型デジモン

好奇心旺盛で物事に熱中すると周りが一切目に入らなくなるが、警戒心は強く、怖いと感じると針のように硬い針毛を逆立てて危険が去るまで丸まってやり過ごす。ただし打ち解けた者にはよく懐き、針毛の中に隠したお気に入りの宝物を見せてくれる。過去に何度かいたずらされたことがあり、テイルモンを見ると少し身構えてしまう癖があるようだ。必殺技は、閃光を纏わせた針毛を撃ち出し相手を攻撃する「ライトニングファー」と、ボールのように身体を丸めて突進する「ケンザンダイブ」だ

 

 

エリスモン「『ケンザンダイブ』!!」

 

???「ヌウ!」

 

エリスモン「『ライトニングファー』!!」

 

進化して早々に必殺技のコンボを謎の男に叩き込む。

この怒涛の連撃に謎の男は怯んでいる。

 

???「─────ヤハリ、ワレラのキボウガ・・・・・」

 

意味深な言葉を呟いて、謎の男は飛びさって行ってしまった。

 

春信「・・・・・逃げた?」

 

エリスモン「はぁ・・・・はぁ・・・・みたい、だね」

 

春信「────えっと」

 

エリスモン「エリスモンだよ、春信。これからもよろしくね!」

 

春信「よろしくするのは構わないけど、何であんな無茶したんだ!」

 

エリスモン「うっ・・・・・・ごめんなさい」

 

しょんぼりするエリスモン。

春信はそんなエリスモンに近づき──────頭を撫でた。

 

エリスモン「春信?」

 

春信「助けてくれてありがとう、エリスモン」

 

エリスモン「!!・・・・えへへ♪」

 

喜ぶエリスモンと微笑む春信を、生け垣から白い生き物──────クルモンが見ていた。

そのままクルモンはこっそりと走り去る。

耳に引っ掻けてあったゴーグルのような物を落として。

 

エリスモン「あれ?」

 

春信「どうした?エリスモン」

 

エリスモン「何か、物音が・・・・・あ」

 

エリスモンが、そのゴーグルを見つけて拾う。

エリスモンからゴーグルを受け取った春信は、不思議に思いつつも名前が書いてないか調べる。

 

春信「ふーむ・・・誰かの落とし物かな?─────ん?なんだこのスイッチ」

 

ふと、レンズの縁にスイッチのような物を見つけた。躊躇い無くそのスイッチを入れる。

すると、ブゥ───ン、と音を立てて、ゴーグルのレンズにいくつもの文字が流れていく。

 

春信「これは!?」

 

エリスモン「あ!これってもしかして、デジヴァイス?」

 

春信「デジヴァイス?」

 

エリスモン「丁度良いや、春信。これ、春信の物にすればいいよ!」

 

春信「いやいや!良くないから!?」

 

エリスモン「なんでー?誰の物かもわかんないんだし、別に平気だよー♪」

 

春信「平気なワケあるか!?」

 

そんな会話をしながら、春信とエリスモンは帰路に付く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数日後、あんな事件が起きる事になるとは、この時の二人には、まだ知る由もなかった………

 




インペリアルドラモンパラディンモードが、遂に今日、実装!!
引かねば・・・・!!(決意の眼差し)
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