結城友奈はテイマーである   作:渚のグレイズ

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─いままでの出来事─


天の神との戦いから、三年の月日が経ちました。
バーテックスのいなくなった平和な世界で、勇者部のみんなはそれぞれの道を歩いています。

そんなある日、大赦から、島根県で行方不明になった芽吹ちゃん達を探すのを手伝って欲しい、と依頼がきたのです。

そんなわけでやって来た島根県。
そこで私たちが見つけたのは、不思議な青いタマゴ。不思議におもっていると、突然、私じゃない私っぽい声が聞こえてきて、空に空いた穴に吸い込まれちゃった!?


吸い込まれた先でたどり着いたのは、デジタルモンスター・・・縮めてデジモンたちの住む世界、デジタルワールド。

タマゴから産まれたブイモンや、はじまりの町のワームモン等、沢山の仲間たちと出会い。

どうしてかデジモン達を襲う、謎の敵、デジ・バーテックスとの戦い。

辛くて、悲しいこともあったけど、みんながいてくれたおかげで、私は乗り越える事ができました!

そうして進化した私のパートナー、パイルドラモンと一緒に、暴走するミレニアモンを倒し、見事スワ・シティを取り戻せたのでしたー!わーい♪





・・・・・取り戻せたのは、良いんだけど─────






第三章 -心の迷いは成熟の証-
六九話 「帰ってこれた・・・の?」


友奈「私たち、なんで現実世界に戻ってきてるの・・・・?」

 

ワームモン「ここがゆーちゃんたちの世界?」

 

ブイモン「本当に!?」

 

友奈「・・・・・・・夢、かな?」

 

試しにほっぺたをつねってみよう。

 

うにゅーーー・・・・・・

 

友奈「・・・・・・・・痛い(泣)」

 

ブイモン「なにしてんの?」

 

友奈「夢じゃないみたい・・・・て事は、私たちほんとに戻って来れたんだ・・・・・」

 

でも、なんで?

思い当たる事と言えば、ムーンミレニアモンを倒した後に呑み込まれた、あの黒い穴。

もしかしてあの穴、現実世界と繋がっていた?

 

友奈「────────うーん、よくわかんないや」

 

ワームモン「それよりゆーちゃん。ぼくら、これからどうしよう?」

 

友奈「え?」

 

ワームモン「ゆーちゃんとしては、このままでも良いかもだけど・・・・」

 

友奈「─────そっか。東郷さんたちはまだ」

 

と、その時

 

???「あれ?友奈さん?こんなところで何してるんですか?」

 

友奈「ふぇ?」

 

突然後ろから名前を呼ばれた。

振り返ってみると、そこには

 

友奈「あ、富子ちゃん!久しぶりー♪」

 

富子「はいっ!お久しぶりです!」

 

夏凛ちゃんの一番弟子、富子ちゃんがいた。

あれ?でもなんでこんなところに?富子ちゃんのお家って、こっちの方じゃなかったような・・・・?

 

富子「朝の特訓の帰りです!ちょっと遠回りにジョギングしてから帰ると、お昼ご飯ぴったりにお家に着くんです!!」

 

友奈「なるほどー」

 

富子「友奈さんはどうしてここに?」

 

友奈「え・・・・ええっと・・・・」

 

どう説明しよう?

私が悩んでいると、富子ちゃんが気になることを言った。

 

富子「()()()()()()()()()()()()()()()()()?」

 

友奈「出発・・・?」

 

富子「あれ?違いましたっけ?()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()?」

 

富子ちゃんのその一言に、私の頭の中は真っ白になる。

 

富子「?・・・・友奈さん?」

 

友奈「え・・・・あ、あー!そうだった!!いっけなーい、遅刻しちゃう!教えてくれてありがとね、富子ちゃん。じゃねー!!」

 

ちょっと怪しまれたかも・・・

混乱する頭をどうにかさせると、ブイモンとワームモンを抱えて、足早にその場を後にした。

 

―――――――――――†――――――――――

 

ワームモン進化─────スティングモン!!!

 

人目に着かないような物陰で進化させたスティングモンに抱えてもらい、私は真っ直ぐ集合場所である瀬戸大橋に向かう。

 

友奈「今、10:55だから・・・出発まであと五分ある・・・それまでにたどり着かないと・・・・!」

 

スティングモン「この距離なら、ギリギリ間に合うか否か・・・ってところだな。ゆーちゃんの頼みだ、やれるだけやってみるさ!」

 

ブイモン「でも友奈、集合場所に行って、いったい何をするつもりなんだ?」

 

友奈「確かめたいんだ。私の勘違いじゃなかったら・・・・もしかしたら・・・・」

 

と、その時だった。

突然、前から何かが突撃してきた!?

 

友奈「ぅわあ!?」

 

スティングモン「ッ!?いったいなんだ!」

 

飛行機?それにしてはちっちゃい気が・・・・

 

スティングモン「・・・・ウソだろ?あれは・・・・プテラノモン!?」

 

┌──────┐

プテラノモン

└──────┘

翼竜型デジモン

“愛情のデジメンタル”のパワーによって進化した鋼鉄の翼を持つアーマー体の翼竜型デジモン。「蒼い爆撃機」の異名を持ち、空を飛べるデジモンの中で最も高い高度で飛行することができ、姿を見せずに敵をピンポイント爆撃することができる。視力も優れており、高度1万メートル上空からでも、敵の姿を捉えることが可能だ。必殺技の『ビークピアス』は上空から垂直落下し、その鋭い鼻先で敵を射抜く技で、どんなに厚い装甲でも貫き正確無比に敵のデジコアを破壊するぞ!

 

 

友奈「え?・・・・って、デジモン!?なんで!?」

 

スティングモン「話は後に!とりあえずゆーちゃんは降りてくれ!」

 

友奈「そ・・・そうだね。私がいたら邪魔だもんね」

 

スティングモンが地面に降りようとする。

けど、プテラノモンがそれを邪魔して、なかなか降りられない。

 

ブイモン「友奈!俺も行く!!」

 

友奈「あ、うん!お願い!!」

 

 

ブイモン進化─────エクスブイモン!!!

 

 

スティングモン「エクスブイモン!ゆーちゃんを頼む!」

 

エクスブイモン「任せろ!」

 

スティングモンからエクスブイモンに飛び移った私は、そのまま地面に下ろしてもらう。

その間、スティングモンはプテラノモンの相手をしている。

こういう時、仲間がいるって頼もしいなぁ。

 

エクスブイモン「──────おかしい」

 

友奈「うん。なんでこっちにデジモンがいるんだろ・・・?」

 

エクスブイモン「それもあるけど、俺が気になるのは、あのプテラノモンだ」

 

友奈「どういうこと?」

 

エクスブイモン「・・・・・まさかアイツ。()()()()()?」

 

友奈「こうたい?」

 

スティングモン「ぐわぁぁぁぁぁ!?」

 

友奈「え!?スティングモン!!」

 

気がつけば、スティングモンがプテラノモンに叩き落とされていた。そんな・・・・!

 

スティングモン「く・・・・あいつ、なんて強い・・・!」

 

エクスブイモン「スティングモン!大丈夫か!?」

 

エクスブイモンと一緒にスティングモンに近寄る。

それほどケガはひどくないけど、プテラノモンってそんなに強いんだ・・・・・

 

エクスブイモン「スティングモンは少し休め。アイツは俺が!」

 

スティングモン「済まない。頼む」

 

スティングモンの代わりにエクスブイモンが相手をする。

エクスブイモンのパワーだったら、なんとかなるかな?

 

エクスブイモン「さあ!俺が相手だ!!」

 

プテラノモン「──────────」

 

 

 




─次回予告─

どーも、友奈です!
スティングモンが歯が立たない相手、プテラノモン。
エクスブイモンも相手にならなくてどうしよう!
そんな時に現れたのは・・・・・・え!?夏凛ちゃんのお兄さん!?

次回『いったいなにがどうなってるのぉぉ!?』

今、新しい冒険の扉が開きます!
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