結城友奈はテイマーである   作:渚のグレイズ

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数分前・半壊した研究室


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アルファモンの一撃により、ドルグレモンは一瞬の内に仕留められた。その様子をひなたとダリアはただ見ているしか出来なかった。

ひなた「──────そんな、東郷さん・・・・園子さん」

ダリア「ひなた。ここは一先ず逃げるべきなのです」

ひなた「ですが!!」

ダリア「今のボクらに、何が出来ると言うのですか!?不完全とは言え、相手はあのアルファモンなのですよ!?」

ダリアのその一言に、ひなたは意を決した表情で答える。

ひなた「─────一つだけ、方法はあります」

ダリア「ひなたっ!」

ひなた「ですが、これ以外に───」

ダリア「シャラップ。ちょっと黙るのです。誰か来ました」

ひなた「・・・・え?」





バルバモン「おやぁ?なぁんか落ちたと思ったら・・・・・面白いもん拾っちゃった~~♪」





現れたのは、バルバモン。
下の湖から東郷と園子を拾い、興味深そうに見ている。

ダリア(そのまま動くなっ!です。気絶でもしているように見せかけるのです)

ひなた(────────くっ)

瓦礫の近くで寝そべり、ひなたと共にダリアは伸びているふりをする。

バルバモン「ん~~・・・・・そっちで倒れてんのよりも~~、こっちの方が素材に使えそうだし~~、こっちにしよ~~っと」

指を鳴らしバルバモンが呼び出したのは、二つの巨大なカプセル。

ひなた(あれは・・・・カプセル?)

ダリア(────素材?)

バルバモン「おーい、お前ー。ボール遊びは程々にしとけーー」

アルファモン「────────」

先程からアルファモンが沈黙していると思いきや、なんとドルモンとタオモンでお手玉をしていた。

バルバモン「聞いてんの~~?」

アルファモン「────────」

バルバモン「聞いてないなら・・・・・・ていや!」

タオモン「がふっ!?」

バルバモン「ボッシュートなります♪」

落ちてくるタオモンにタイミングを合わせ、バルバモンは中央島へ向けて蹴り飛ばしたのだった!

ダリア(タオモンが・・・・!?)

ひなた(────────っ)

バルバモン「ほらほら~~、早く取りに行くんだよ~~」

アルファモン「──────────」

バルバモン「・・・・・愛想の無いやつ。つまらんッ!!」

ドルモンを握りしめたまま、黙ってタオモンを追いかけていったアルファモンに、バルバモンはふてくされつつも追いかける。

ダリア「─────去ったようです」

ひなた「────────────」

ダリア「さて、何のためかは理解しかねますが、あのバルバモンが主犯に違いないでしょう。何か作戦を───」

ひなた「───────メイちゃん」

徐に、ひなたはメイクーモンをリアライズさせる。

メイちゃん「──────うん、わかった」

ひなた「ごめんなさい・・・・・今から私は────」

ダリア「っ!待ちなさい!!それは駄目!!世界が崩壊してしまう!!!」

素の口調になったダリアの静止を無視し、ひなたはメイクーモンに告げるのだった。





ひなた「貴女の心を、絶望で充たします」







七六話 罠使い(トラップマスター)!バルバモンの罠! -前編-

棗が口笛を吹くと、フローティアの下からペロが飛んで来た。

 

棗「行くぞ、ペロ!!」

 

ペロ「合点承知!!」

 

直ぐ様、鼻先の砲身をバルバモンに向けて

 

 

 

 

 

ペロ「『アルティメット─────スプラ~~~~ッシュ』!!!」

 

 

 

 

 

放水を始めた。

 

バルバモン「がぼぼがぼがぼがぼぼぼぼ」

 

ペロ「『アルティメットストリーム』を改造して増設してもらった『アルティメットスプラッシュ』だぞ!ひなっち曰く、"消防車の放水の五倍くらいの水圧"なんだってー。で、結局"しょーぼーしゃ"って何?」

 

棗「ペロ、そのまま放水を続けろ!」

 

ペロ「合点!!」

 

バルバモン「ぼがぼぼ、がぼぼがぼー!!」

 

バルバモンが放水で遊んでいる間に、棗は端末を操作。

身体が光に包まれた瞬間に、ペロの放水に飛び込んだ!

 

棗「──────────っ!」

 

バルバモン「ぼがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」

 

放水の中を泳ぎ、バルバモンに接近した棗はそのままバルバモンを殴り飛ばして自身も一緒に外へ出た。

 

水中から出た棗は勇者装束を纏い、手にはヌンチャクを所持していた。

 

普段、勇者の姿にならない棗も、今回ばかりはそうもいかなかったようだ。

 

棗「────────────」

 

バルバモン「いったぁぁぁぁぁぁい!!!殴った────あだぁ!?」

 

立ち上がってきたバルバモンに、再びヌンチャクによる一撃を見舞う。

 

バルバモン「二度も殴った!親父にも殴られた事無いの──────にぶぁ!?最後まで言わせてよぉ!」

 

棗「うるさいぞ。黙って殴られろ」

 

バルバモン「理不尽!!」

 

さて、そんな戦場の裏では風たちが東郷と園子の救出に向かっていた。

 

芽吹「棗さんが奴の気を引いている間に、二人を・・・・早く!」

 

夏凜「ちょっと待ちなさいよ!こういうのはいつも東郷がやってたから・・・・」

 

芽吹「何よ泣き言?らしくもない」

 

夏凜「何をぉ!?」

 

樹「ケンカしてる場合じゃないです!なんとかしないと・・・・」

 

風「ええい!めんどくさい!ギルモン!!」

 

ギルモン「わかった~~!」

 

風はギルモンをリアライズさせると、メガログラウモンへと進化、カプセルを無理矢理こじ開けようとした。

 

Mグラウモン「ふんぬぅ~~~~~~!!!」

 

芽吹「そういう事なら・・・・・デュラモン!」

 

デュラモン「承知!トゥエニストの力を思い知れ!!」

 

二人「「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」」

 

芽吹もデュラモンを剣状態に変形させ、カプセルを切断した。

 

Mグラウモン「ぅわっぷ!?やったあ、開いたぁ・・・・・え?」

 

園子のカプセルが開いたと思いきや、同時に東郷のカプセルも開き、空になった二つのカプセルがメガログラウモンを閉じ込めた!

 

Mグラウモン「うわ~~ん!風~~~~出~~し~~て~~(泣)」

 

風「ちょっとぉ!?アンタ何やってんのよ!?」

 

バルバモン「おやぁ?ボクちんのトラップにひっかかったね~~?」

 

棗「罠だと!?─────まずい!みんな、逃げろ!!」

 

バルバモン「 遅 い よ ♪ 」

 

バルバモンが杖を振ると、メガログラウモンの閉じ込められたカプセルの中に黒い液状の何かが注入されていく。

 

Mグラウモン「なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁ!?」

 

風「待ってなさい!今助け────」

 

バルバモン「さ~~せな~~いよ~~ん♪当然でしょ?」

 

パチン、と指を鳴らし、勇者達を『パンデモニウムキャッスル』で封じ込める。

 

Mグラウモン「う・・・・・あ・・・・・・」

 

風「うぐ・・・・・ギル・・・・モ・・・・」

 

バルバモン「さてさて~~♪何が出来るカナ?何に成るカナ~~?」

 

ひなた「そこまでです」

 

そこへ、ひなたが現れる。

 

バルバモン「おやまぁ、初代の筆頭巫女サマじゃ、あ~~りませんかぁ?こんな所に、如何様で?」

 

ひなた「当然、貴方の暴虐を止めに来ました」

 

いつもと雰囲気の違うひなたに、風達は呆然としている。

 

ひなた「逝きましょうメイちゃん─────」

 

ラグエルモン「───────ああ」

 

ひなたの背後より現れたのは、ラグエルモン。メイクーモンの、もう一つの究極体。

 

┌──────┐

ラグエルモン

└──────┘

不明

他の天使型デジモンが堕落しないよう、全ての天使型デジモンを疑いの目で監視する究極体デジモン。堕落が始まった天使型デジモンを見つければ堕落しきる前に撃ち滅ぼす。しかし監視という疎まれる役目であるが故、虚無感に満たされてしまうと全てを拒絶する思考に陥ってしまうという。そうなれば敵味方の区別を持たず破壊行動を始める恐怖のデジモンとなる。

必殺技は、両爪と尻尾の先で敵を斬り刻む“フォルムタラニス”だ。串刺しにすれば破壊のデータを流し込み、敵は内部から蝕まれ朽ちていくぞ。また両腕と腹部の宝玉からレーザー弾“パーホルス”を放つ。

 

 

ラグエルモン「バルバモン・・・・・お前を殺す」

 

バルバモン「あははははははっ!!やってみなよ・・・・できるものならさぁ!!!」

 

 

 




ゆゆテ!

着々とフラグを回収しつつありますなぁ♪この調子この調子。

そういえば先週、デジライズにてベルゼブモンブラストモードが実装されたんだっけ・・・・入手してないから忘れてたわ(笑)
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