結城友奈はテイマーである   作:渚のグレイズ

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今年の8/1計画

良いアイデアが思い付かなかったので、去年の番外編に追加。


うーん・・・・来年こそは、もうちょい凝ったモノをやりたいねえ・・・・


それはそうと、昨日実装されたオメガモンマーシフルモード!十連一発で来てくれました!!!
なんなの彼・・・・・イケメンレベルがカンストしていらっしゃるんだけど・・・・・!!!




EX.六話 邂逅-ろいやるないつ-

神世紀302年末日。

 

一月に起きたデジモンの襲撃事件を発端に、四国ではデジモンのものと思われる怪事件が多発していた。

無論、それを表沙汰にする訳にはいかない。

事態を察知した一部の職員達と協力し、僕とエリスモンは、四国に現れたデジモン達の対処を行っていた。

 

エリスモン「はむはむ・・・・」

 

女性職員A「いっぱいお食べ~♪」

 

女性職員B「こっちにもあるわよ♪」

 

エリスモン「わーい♪ありがとー!」モゴモゴ・・・

 

A&B「か~わ~い~い~♥️」

 

春信「・・・・・はぁ」

 

数人の女性職員に囲まれて、エリスモンは餌付けされていた。

ここは『デジモン災害対策本部』

本庁の空き部署を拝借して創設した、対デジモン災害専門の部署だ。

察知した職員達は全員、サイバー課の職員である事から、表向きには『サイバー課・特殊犯罪対策室』という形で設置を許してもらった。

 

男性職員C「しかし、こんなちっせえ連中が本当にあんな事件を起こせるのかあ?」

 

男性職員D「俺、あのとき現場に居たんだが、爆破を起こしたデジモンは、相当デカかったぞ・・・」

 

C「マジか・・・!?どのくらい?」

 

D「大体・・・・・・・・・ビル並み・・・・だった、かな」

 

C「そ・・・・そんな連中と、どう戦えっていうんだよ・・・・」

 

エリスモン「だいじょーぶ!」

 

C「え?」

 

エリスモン「ぼくと春信なら、どんなデジモンが相手でもへーきだもん!」

 

えっへん!と胸を張るエリスモン。

やれやれ・・・・自信があるのは結構なんだが、それが空回りしないでくれると助かるんだがな・・・・

 

オペレーター娘E「大橋公園付近にデジタルウェイブを観測!!」

 

春信「エリスモン!」

 

エリスモン「うん!」

 

オペレーターからの報告に、僕とエリスモンは飛び出して行く。

 

―――――――――――†――――――――――

 

大橋公園付近に着いた僕が発見したのは、まん真ん中で大の字になって倒れているデジモンだった。

 

春信「・・・・・・エリスモン。このデジモンは?」

 

エリスモン「わかんない」

 

春信「分からないって・・・・」

 

エリスモン「ぼくだって、全部のデジモンを知ってるわけじゃないもん」

 

春信「それはそうかも知れないけど・・・・」

 

???「ぬっ・・・・・・うぅん・・・・・・・」

 

と、そうこうしている内にデジモンが気が付いた。

さて、こいつはどう動く?

すぐにでも暴れるようならば、スティフィルモンに対応して貰わなくちゃいけないし、会話の余地があるなら、それで済ませてしまいたいのだが………

 

???「むう・・・・!ここは何処だ・・・・・・?」

 

エリスモン「ここは現実世界だよ。キミはだぁれ?」

 

???「ワシの名は─────」

 

目の前のデジモンが自己紹介を始めようとしたその時だった。突如として、端末の警報が鳴り響く!

 

春信「また新たな反応!?場所は──────」

 

エリスモン「春信!上!!」

 

春信「っ!()()()()!?」

 

上空から落下するように襲来してきたのは、白く巨大なクワガタ虫のようなデジモン。

その場でしゃがみ、デジモンの突進攻撃を回避する。

 

エリスモン「うわわっ!?───あれはオオクワモンだよ」

 

春信「オオクワモン?」

 

┌──────┐

オオクワモン

└──────┘

昆虫型デジモン

クワガーモンの進化型で、カブテリモン系デジモンより凶々しく進化している。クワガーモンの劣っていた防御面が特に重点的に強化されているぞ。攻撃面では触角の索敵能力が向上し、鋏の攻撃精度が増強された。なお、大きな特徴として生存本能だけでなく、破壊衝動も持っていることが判明した。より攻撃的な進化形態と言える。必殺技は「シザーアームズ」の強化版で、硬度10のダイヤモンドをも挟み切る『シザーアームズΩ』だ!

 

 

エリスモン「完全体のデジモンだよ!あのハサミでなんでもちょん切っちゃうんだ!!」

 

春信「おっかない奴だな・・・・」

 

エリスモン「でも何だろう?ぼくの知ってるオオクワモンとは、ちょっと形が違うような・・・・?」

 

???「──────成る程、X抗体種か」

 

なんだって?

 

???「退いていたまえ」

 

春信「え・・・あっ。ちょっと!?」

 

先程のデジモンが僕達の前に立ち塞がり、X抗体種と呼ばれたオオクワモンと相対する。

 

オオクワモンX「キシャァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!」

 

???「────────フン!」

 

目の前のデジモンが気合いを入れると、彼の背後からエネルギーが迸り、デジモンのような姿になった!

 

オラァァァァァ!!!!!!!!!

 

春信「な・・・・なんか出たぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?!?」

 

???「ヒヌカムイであるッ!!!!!!」

 

ヒヌカムイと呼ばれたそれは、真正面からオオクワモンの突進を受け止めたのだった。

 

ヒヌカムイォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!

 

オオクワモンX「キシャァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!」

 

ヒヌカムイォォォォォォラァ!!!!!!

 

そしてそのまま、オオクワモンを真っ二つに引き裂いてみせた。

・・・・・デジモンでなければ、グロッキーな光景だな。

 

???「フン・・・・・他愛無し!」

 

エリスモン「スッゴーーーーーーーーーい!!!キミ、とっても強いんだね♪」

 

???「フッフッフ・・・・あの程度が相手であるならば、当然である!!」

 

腕を組み、がっはっはーと笑うデジモンに対し、エリスモンは目を輝かせている。

エリスモンの無邪気さは彼の良さではあるが、初対面の相手に対してああも無警戒なのは、正直、あまり褒められたものじゃあ─────

 

エリスモン「それで、キミの名前はなぁに?」

 

???「む?・・・・・そういえば、名乗り忘れておったわ!失敬失敬!!」

 

再びの高笑いからの、デジモンは大声で名乗りを上げた。

 

 

 

 

 

「では改めて・・・・・ワシが刓空者(ガンクゥモン)流師範代、ガンクゥモンである!!!

 

 

 

 

 

ある晴れた昼下がりの大橋公園。滲んだ日の光が射すその場所で、僕と彼は出会った。




というワケで、急ピッチで書き上げたガンクゥモンと春信さんの出会いの話でした。

そしてここで、残念なお知らせ。


これを書いていたら、明日更新予定だった次回のお話、間に合わなくなってしまった・・・・!!orz

そんな訳で、来週に持ち越しです。
本当に、申し訳ない。

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