結城友奈はテイマーである   作:渚のグレイズ

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腕を斬り飛ばされたマグナモンは、傷口を庇いながらもバイフーモンの援護をしようとしていた。

マグナモン「ぐぅ・・・・!?いくら油断していたとは言え─────」

友奈「マグナモンさん!!!」

Pドラモン「大丈夫か!?」

マグナモン「む?」

そこへ友奈とパイルドラモン、しずくが走り寄って来た。

マグナモン「何故、ここへ・・・?レオモン・・・は・・・?」

Pドラモン「崩れた天井に埋まって、動けなくなっちまったよ」

友奈「あのままなのは、ちょっと可哀想だったけど・・・・残ったレディーデビモンは、弥勒さんとシズクさんが相手をしています!」

しずく「で、あなたが、マグナモン?」

マグナモン「・・・・・・ああ、そうか。ウィルスに感染していた・・・・・・治ったのだな?」

しずく「お陰様で。あと、これも貰った」

そう言ってしずくはDースキャナーをマグナモンに見せる。

マグナモン「そうか・・・・・君に持たせておいた方が・・・・安心かもな・・・・ぐっ!?」

友奈「マグナモンさん!!」

しずく「結城、任せて。これを使って─────」

しずくはマグナモンと斬り飛ばされた腕を、Dースキャナーでスキャンすると、Dースキャナーの画面をマグナモンに向けた。
すると、画面から光が照射され、マグナモンの腕が徐々に再生していったのだった!

友奈「凄い・・・・!しずくちゃん、これは?」

しずく「Dースキャナーの能力『セーブ&ロード』の応用」

と、しずくは得意気に語る。

マグナモン「凄いな。こんな方法があったとは─────!?」

しばらく経つと、マグナモンの腕は完全に元通りになっていた。

マグナモン「ありがとう。よもやDースキャナーにこのような使い道があったとは・・・・」





???「いやいや、ほんとにねー。ヴァンデモンの話だと、他と比べて特に役立つ能力を持たないってことだったんだけどにゃー」





マグナモン「っ!?何や─────ぐぁ!!!」

友奈「マグナモンさ─────きゃあ!?」

Pドラモン「ガッ!?」

しずく「え?なに?・・・・・だれ?」

マグナモン、友奈、パイルドラモンが上空から降ってきた無数の槍によって、身動きが取れなくなってしまった!

???「やっほー。結城っち、しずく、元気してた?・・・・と言っても、二人とも、私のこと覚えていないだろうけど」

崩壊した天井の端、そこに、眼鏡をかけ槍を手にした少女が、腰かけていた。



九一話 切り札 -玉藻之前-

若葉「千景ェェェェェェェェェェェ!!!!!!!!」

 

千景「くっ!?」

 

怒る若葉の猛攻に、千景は終始圧されていた。

 

若葉「お前という奴はッ!!!彼女はお前の巫女だろうに!!!!!!」

 

千景「彼女自身が望んだこと!」

 

若葉「止めてやるのも勇者の務めだろうに!!!」

 

千景「尊重してあげるのが、友達でしょうが!!」

 

若葉「お前はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

 

千景「このっ・・・・・分からず屋!!!!!!!!!」

 

幾度も刃を交えた末、勝敗を決したのは─────若葉であった。

 

千景「くっ・・・・!?」

 

若葉「─────もう止めろ。これ以上は、本気でお前を斬らなくてはいけなくなる」

 

千景の喉元に鋒を当て、降伏を勧告する。

しかし、千景はそれに応じない。

 

千景「──────ふふ」

 

若葉「何が可笑しい?」

 

千景「いいえ・・・・・ただ、あの男の力を借りなくてはいけなくなるなんて・・・・やっぱり私も、花本さんと同じってことね!」

 

若葉「何?どういう─────」

 

若葉が問うよりも早く、千景がスカートのポケットから何かを取り出した。

 

若葉「?何を────」

 

千景「来なさい!ベヒーモス!!!」

 

ポケットから取り出した"それ"を掲げ、ベルゼブモンのバイク『ベヒーモス』を呼び出す。

 

若葉「ぬわっ!?」

 

呼び出されたベヒーモスは若葉を蹴散らして千景の隣に停車。

千景はベヒーモスに取り出した何かの画面を向けた。

 

千景「───────アップリンク」

 

千景が取り出したのはDーアークだった!

Dーアークに吸い込まれていくベヒーモス。

そして千景は、Dーアークを自分の身体に取り込むのだった!

 

千景「ぐっ!?────ああああああああああああ!!!!!!」

 

若葉「─────────」

 

千景の身体が変質していく。その光景に、若葉は絶句して言葉も出ない。

 

 

 

 

 

千景「────────ふぅ。名付けるなら『玉藻之前』が良いかしら?」

 

 

 

 

 

変質が終わった後の千景の姿は、彼女が語るように、九尾の狐に似ていた。

背中の九本の尻尾はマフラー、両足の踵部分にはタイヤ、狐耳の装飾が施されたヘルメット、そして、ベヒーモスの物と思われる金属パーツが使用された、十二単の様なドレスアーマーを装着していた。

 

若葉「千景・・・・・そこまでして・・・・・!」

 

千景「貴女のせいよ・・・乃木さん」

 

若葉「なんだと?」

 

千景「この武装はね、貴女と戦う事を想定して造られたのよ。複製したDーアークと一緒に、ね」

 

若葉「私と・・・・戦う事を・・・・」

 

千景「さぁ!続けましょう!!ここからが本番よ!!!」

 




ゆゆテ!

趣味を盛りすぎて話がどんどん長くなっていくぅぅぅ・・・・・・(自業自得)
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