にしても、Twitterで流れてきた神化後の一枚絵、小生には『双王蛇尾丸』に見えたんだよね。左右逆だけど(笑)
千景が『切り札』を使用してからの戦いは最早、戦いと呼べぬ程に圧倒的だった。
千景「ほらほら!どうしたのかしら?私を止めるんでしょう!!」
若葉「ぐぅ・・・・くそっ!?」
踵の車輪を使用した千景のトリッキーな動きに、若葉は翻弄されていた。
ガイオウモン「主殿!!」
ベルゼブモン「敵を前に余所見たァ、余裕だな」
ガイオウモン「っ!?しま────」
ベルゼブモン「遅ェ!!!!」
劣勢の若葉に気を取られた隙を衝かれ、ガイオウモンはベルゼブモンの『ダークネスクロウ』に貫かれた!
ガイオウモン「がはっ・・・・・!!」
ベルゼブモン「──────────」
引き抜いた己の掌と、胸に風穴の空いたガイオウモンを見比べ、ベルゼブモンはつまらなさそうに呟く。
ベルゼブモン「・・・・・永いこと続いたてめえとの勝負だったが・・・・・こんな形で決着が付くだなんてな・・・・」
ガイオウモン「ぐ──────く───────!!」
ベルゼブモン「あばよ。
そうして彼は、デジタマへと還っていくガイオウモンを、寂しげな表情のまま、見送っていた………
若葉「そん────な─────くぅ!?」
ガイオウモンの消去と共に、若葉から力が抜けていく。
膝を着き、変身も解除されて普段着姿となった若葉に、千景も切り札の使用を解除した。
千景「勝負有りよ。これ以上は無駄、大人しくそこで眺めていなさい」
若葉「くそっ・・・・・だとしても、私は決して諦めたりは─────」
???「しないだろーねえ。だからこそ、引き抜きやすい!!!」
若葉「がはっ!!!」
千景「っ!?」
勇者服を纏った眼鏡の少女が、
???「さぁて!Dースキャナーのスキャニング能力!試させてもらいますよーん♪」
千景「・・・・・・・気絶させただけ、ね。私のことをとやかく言う癖に、そっちだって甘いところ、あるじゃないの」
倒れているしずくの様子をみながら、千景は呟いた。
若葉「ぐあああああああああああああああああ!!!!!!!!!」
???「はいはい、暴れないでねー。もうすぐで終わるから・・・・さっ!!」
若葉「あがっ!?」
Dースキャナーによって若葉から引き抜かれたのは、バーコードのような光の帯。
それがDースキャナーに吸い込まれていくと、画面に紋章が浮かび上がった。
???「うんうん。大衆の予想通りに"誠実の紋章"だね」
若葉「はぁ・・・・・はぁ・・・・・お・・・・お前は・・・・誰だ?」
???「おっと、そういやノギーも覚えていないんだったっけ・・・・んじゃ、改めて自己紹介でもしよっか」
雪花「私は秋原雪花。北海道で勇者やってたんだ。んで、
若葉「なん・・・・・だと・・・・・!?」
雪花「聞いた事ない?『軍司・風華』のウワサ」
若葉「ヴァンデモンに協力している勇者の話ならば、聞いていたが・・・・・まさか、お前が!?」
雪花「そうそう!いやぁ、風華って名前で気付くかと思ったけど、案外バレないもんだね。"風華"って、晴れの日に降る雪のことを指すんだけど・・・・・」
しずく「うぅ・・・・・!」
千景「あ、起きた」
雪花が説明している間に、気絶していたしずくが目覚めた。
自分の手元にDースキャナーが無いことを知ったしずくは、雪花に叫ぶ。
しずく「返して・・・・!それは、私が貰ったもの・・・・・!!」
雪花「うーん・・・・そうしてあげたいのは山々なんだけどさー。これが無いと『向こう側』へのゲートが開けないんだよ」
若葉「どういう意味だ・・・・・!?」
雪花「言葉通りの意味だよ。さて、そろそろ向こうも終わったみたいだし、撤収撤収!」
「何を───」と若葉が問うよりも先に、バイフーモンの断末魔が鳴り響く!
Sエンジェモン「殺ったッ!!!殺りましたぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!郡様ッ!!!私、殺りましたよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!」
そこには、バイフーモンの生首を掲げ、大はしゃぎするスラッシュエンジェモンの姿が・・・・・
雪花「──────うわぁ。アレは流石にちょっと引くわー」
千景「───────目的は果たしたのだから、引き上げるわよ」
Sエンジェモン「はいっ!郡様!!!仰せのままに・・・・・」
若葉「ま・・・・・待て!!」
生首が電脳核へと変貌したのを見届けた千景達は、若葉の制止を気にも止めずに去って行った。
Rデビモン「あらあら、もうおしまいみたい。じゃ、またね~~♪」
シズク「あ、おい待て!─────クソがぁ!!!!!!」
千景達が去ったのを確認したレディーデビモンもまた、後を追うように颯爽と消え去った。
後に残されたのは、無惨に敗北した、勇者達の姿だけであった………
─次回予告─
遂にバルバモンの下に四聖獣の電脳核が揃ってしまった!
事態を重く受け止めた勇者達だったが、止める手立てが見つからない。
そこで一度、ファイル島へ集合する事になった勇者達だったが─────
次回『
今、新たな冒険の扉が開かれる………