結城友奈はテイマーである   作:渚のグレイズ

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ゆゆテ!


前回出した一発ネタを、真面目に番外編(もとい劇場版?)として書いてみようかと思い立ち、現在鋭意プロットから製作中。
ここまで本格的に取り組んだの、初めてだよ・・・(驚愕)


九二話 闇を貫く希望の光(スキャニング・チャージ)!エンジェウーモン、降臨!! -宝珠の間-

戦いはあっさりと終わった。

 

エンジェウーモン「必殺必中!ホーリーアロー!!」×4

 

ネオデビモンズ「「「「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?」」」」

 

といった感じで、エンジェウーモンが無双したおかげである。

 

シズク「強ェな、お前!やるじゃねーか!!」

 

エンジェウーモン「────────」

 

しずく「どうかしたの?」

 

エンジェウーモン「・・・・いいえ、何でも無いわ」

 

Mガオガモン「よもや、一撃で仕留めてしまうとは・・・・・」

 

Pドラモン「相性の問題だな」

 

友奈「相性?」

 

Pドラモン「デジモンは、"ワクチン種""ウイルス種""データ種"で、三竦みの関係になっているんだが、それとは別に、"属性"というものが個々に存在していて─────」

 

友奈「?????」

 

Pドラモン「・・・・・・簡単に言うと、エンジェウーモンはネオデビモンに対してめっちゃ強いってこと」

 

友奈「なるほどー!」

 

シズク「お前今、説明すんの諦めただろ」

 

と、そんな時だった。友奈達の端末とデジヴァイスが一斉に鳴り出した。

 

友奈「わぁ!?びっくりしたあ・・・・」

 

若葉「通信?誰からだ?」ピッ

 

クリスタ『あたしだよ~♪』

 

夕海子「クリスタさん!良いところに。丁度先程、襲撃者を撃退したところでしたの」

 

しずく「主にエンジェウーモンが」

 

夕海子「しずくさん!?」

 

友奈「えーっと・・・・えーっと・・・・」

 

ブイモン「・・・・・ユーナ?何してんだ?」

 

友奈「どっちで受ければ良いの~~(泣)」

 

ワームモン「あー・・・・・」

 

ブイモン「どっちでも良いだろ・・・・テキトーに選んじゃえよ」

 

クリスタ『そかそか!んじゃ、しばらくはここも安全ってことだね。なら丁度良いや。みんなは亜耶ちゃんと合流してちょうだい』

 

シズク「国土と?でもよ、その国土は今、何処に居るんだよ」

 

クリスタ『このホワイトパレスにとって特別な場所・・・・・"宝珠の間"だよ』

 

―――――――――――†――――――――――

 

宝珠の間───

 

デジモン達が進化の力を無くしたこの世界において、ホワイトパレスを唯一デジモン達が進化できる場所足らしめている部屋。

 

若葉「と、クリスタさんは説明してくれたのだが・・・・」

 

クリスタの部屋の更に奥、彼女の能力によって隠された扉の先にその部屋はあった。

のだが・・・・

 

シズク「・・・・・どう見ても子供部屋じゃねーか」

 

床に散乱するぬいぐるみやらおもちゃやら。

小さな滑り台。

本棚には絵本の数々………

 

シズクの言うとおり、宝珠の間内部は、まるで子供部屋のようであった。

 

マグナモン「『まるで』、では無い。事実、()()()()()()()・・・・・」

 

ブイモン「あ、マグナモン!お前戦闘に参加しないで何して・・・・・なんか窶れてない?」

 

ブイモンの指摘通り、なんだか窶れた様子のマグナモン。その向こうに、壁の落書きを拭き取る亜耶と、彼女の頭に乗った小さな白いデジモンの後ろ姿を確認した。

 

夕海子「国土さん!此方にいらしたのですか」

 

亜耶「あ、弥勒先輩!皆さんも!御無事で何よりです」

 

弥勒の声に振り向いた亜耶は、いつも通りの笑顔で彼女達を出迎えた。

そして、その頭上には─────

 

???「くるっ!?知らないニンゲンでクルぅぅ・・・・」

 

()()()()()()()

友奈達を見たクルモンは羽のような耳を小さくして、亜耶の後ろへと隠れてしまった。

 

友奈「うわー!かーわい~~♪ねえねえ、あなたお名前は?」

 

クルモン「くるぅ・・・・・」

 

亜耶「ふふ、友奈先輩。そんなに大きな声を出しては駄目ですよ?クルモンちゃんがびっくりしちゃってます」

 

友奈「ああ、ごめん」

 

ワームモン「──────────」

 

テイルモン「──────────」

 

アルフレッド「─────────」

 

しずく「?・・・・・どうしたの?」

 

宝珠の間に入ってから、デジモン達の様子がおかしい。

皆、一様に黙ったままクルモンをじ・・・と見つめていた。

 

ブイモン「多分、あのデジモンが出す光の波動に当てられてしまってるんだ」

 

友奈「どういうこと?」

 

クリスタ「クルモンが元々、イグドラシルが此方の世界に送った進化の光だからだよ」

 

マグナモン「それが、何らかの要因でデジモンとしての肉体と意識を獲得し、クルモンとなった。私の見解だがな」

 

若葉「何らかの要因・・・?」

 

マグナモン「それが何か迄は分からん。しかし、イグドラシルが私に彼の者の護衛を命じ、此方の世界へ遣わした程の何かしらが起きた、という事は決定的だろう」

 

友奈「そうだったんだ・・・・」

 

掃除を続ける亜耶にじゃれつくクルモンを眺めつつ、クリスタが話を続ける。

 

クリスタ「話っていうのは他でもない。あの子達を連れて、ファイル島へ行って欲しいんだ」

 

夕海子「ファイル・・・島・・・?」

 

友奈「え?ファイル島へ、ですか?」

 

マグナモン「そうだ。先の襲撃は上手く凌げたが、今後も凌ぎ切れるかどうか、正直分からん。物量に物を言わせた作戦に出られれば、バイフーモン亡き此方の戦力では、いずれ此処は陥落するだろう」

 

若葉「──────悔しいが、その通りだな」

 

マグナモン「奴らの狙いは最初から分かっている。クルモンだ。であれば、比較的安全な場所へ逃がしてしまえば・・・・・」

 

シズク「陥落は免れるってか?ちぃとばかし短絡的過ぎやしねーか?」

 

しずく「・・・根本的な解決にはなってない」

 

クリスタ「一時凌ぎなのは百も承知だよ。その間に、あたし達はやらなきゃいけない事がある」

友奈「やらなきゃいけない事?」

 

 

クリスタ「ヴァンデモン軍の本拠地の発見」

 

 

全員「・・・・・!!」

 

クリスタ「見つけ次第、君達にも連絡する。だから、あたしからの依頼、受けてくれるかい?」

 

友奈「・・・・・はい!!」

 

 




─次回予告─

特に妨害も無く、ファイル島に到着した友奈達。
そこには他の仲間達も全員揃っていた。

そして、とうとう本格的に動き出すヴァンデモン。

果たして、ヴァンデモン軍の本拠地は何処────?

次回『再会のファイル島。目指すべきは何処?』

今、新たな冒険の扉が開かれる………
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