結城友奈はテイマーである   作:渚のグレイズ

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FGOにネモ船長が実装されたけれど、よもやCVが花守ゆみりさんとは・・・・・引かねば(鋼の決意)


九九話 「な・・・・なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁ!?」

風「・・・・・・・・・これ、本当にゴールドタワー?」

 

お姉ちゃんの疑問は尤もで、私達の目の前には、なんというか、ツイストパン(?)みたいになったゴールドタワーが建っている。

なんでこんな風になってるの・・・・?

 

樹「えっと、神樹様?のお話だと、ここから現実世界に戻れる・・・・・んだよね?」

 

銀「なんか、魔王の城ってカンジ」

 

銀さん、すごいウキウキしてるなぁ・・・・

そういえば、さっき思い出した記憶の中では、"銀ちゃん"って呼んでたんだよね。あのときは私より小さかったから当然なんだけど・・・・

というか銀さん、三年で成長し過ぎでしょ。東郷さんと友奈さんの間くらいの身長があるよね・・・・

 

風「えーい!ここは当たって砕けろ、よ!」

 

樹「砕けちゃダメだよお姉ちゃん!?」

 

風「とにかく突撃あるのみ!!あたしに続け~~~~!!!」

 

樹「そんな無茶な・・・あぁ!?お姉ちゃ~~ん!!」

 

あぁ、お姉ちゃんが走って行っちゃった。もう、しょうがないなぁ。どこまでも着いて行くよ、お姉ちゃん。

 

樹「私達も行こ、銀ちゃん」

 

銀「はい!樹さん」

 

相変わらず良い返事だなぁ。

 

 

 

 

 

・・・・・・あれ?友奈さんは?

 

───────────あ、居た。なんで後ろの方に?

 

樹「友奈さん?」

 

友奈「・・・・・え?ああ、ごめん。前に戻った時の事、思い出しちゃって」

 

樹「今回は大丈夫ですよ!・・・・・って、根拠なんて無いんですけど・・・・」

 

友奈「樹ちゃん・・・・・・!ううん、ありがとう。そうだよね、前のときは半分事故みたいな感じだったから、ああなっただけだで、今回はヴァンデモンが使ったゲートなんだし、安全だよね!!」

 

樹「それはその通りなんですけど、その確認方法はどうなんでしょう・・・・?」

 

友奈「あ、あはは・・・・・(汗)」

 

とりあえず、元気になってよかった・・・・

 

樹「よし、それじゃ私達も・・・・・」

 

友奈「樹ちゃん樹ちゃん」

 

樹「なんですか?」

 

友奈「風先輩、もう行っちゃったよ?」

 

樹「お姉ちゃん!?何で先に行っちゃうのぉ・・・・!!!」

 

慌てて私達もお姉ちゃんの後を追いかけて、ゴールドタワーのゲートに飛び込んだ。

 

 

―――――――――――†――――――――――

 

 

───────────────きもちわるいぃぃ

 

風「樹、大丈夫?」

 

樹「すっごい目が回って・・・・・・うぇぇぇぇ・・・・・・」

 

飛び込んだせいなのか、身体がぐるんぐるん回転。おかげで私は今、すっごいきもちわるい・・・・

 

 

 

 

 

な・・・・なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁ!?

 

 

 

 

 

樹「・・・・・え?銀ちゃん?」

 

銀ちゃんの叫び声に後ろを振り向くと、そこに銀ちゃんの姿は無かった。

 

そこに居たのは、浅黒い肌の男の子。でも、頭にツノっぽいものが生えてるし、もしかして、デジモンなのかな?

 

風「えっと・・・・・君、大丈夫?何処から来たのか、分かる?」

 

???「え?ちょっと風さん、何言ってるんです?アタシ達、一緒にあの場所から来たんじゃないっすか」

 

風「は?」

 

???「え?」

 

樹「─────────────まさか?」

 

いやいや、流石にそんなバカな話があるわけ・・・・・

 

アグモン『姉御~~、現実世界に着いたんですかい?』

 

と、その時、目の前の子が腰にぶら下げているデジヴァイスから、アグモンの声が聞こえてきた。

 

樹「・・・・・・お姉ちゃん、これって」

 

風「─────────────えぇ………(滝汗)」

 

アグモン『あれ?姉御?なんでデジモンっぽい姿になってるんです?』

 

銀(?)「・・・・・・・・・なんで、だろうね・・・・」

 

デジモンっぽい姿の銀ちゃんが、遠い目をして、答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それはそうと、友奈さんは何処に?

 




─次回予告─

デジモンのような姿になってしまった銀。
居なくなった友奈。
山と積まれた問題の上に、更に『Xデジモンの襲撃』が積み上がる!

次回『「問題が・・・・・問題が多すぎるぅ!!!」』

今、新たな冒険の扉が開かれる………

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