雪花を退けた三人は、漸くゴールドタワーへと到着した。
美森「だいぶ時間が経ってしまったけれど・・・・・皆はもう現実世界へ帰れたのかしら」
夏凜「妙な妨害とかが無ければ、戻れたんじゃない?」
ドルゴラモン「これだけの事をしているんだ。何らかの妨害工作くらい、あると思ったのだが・・・・」
園子「それらしいトラップも無いねえ。用意する時間なんて、いくらでもあったんだし、もしかして、アッキーがその担当だったとか?」
と、その時。サクヤモンが何かに気付いて、静止した。
サクヤモン「皆止まれ。誰か居るぞ」
視線の先には、人影と謎の大型機械があった。
機械から大量のクラモンがゲートの先へと放流されており、どうやら人影は、その機械を操作している様子だ。
Sハックモン「あれは・・・・バルバモン!?」
バルバモン「・・・・・・ん?うげー、面倒なタイミングでバレた」
機械を操作していたのは、バルバモンであった。
夏凜「あんた・・・!ここで何してんの!!」
バルバモン「そ~~~~んなの、ボクちんの勝手だもんね~♪」
Sハックモン「ギルモンはどうした!?」
バルバモン「さぁて?ど~~~~したっけナ?」
あくまで白を切るバルバモンに、全員は怒り心頭だ。
バルバモン「やぁねぇ、そんなに怒んないでよ~~。クラモンばら撒くのは止めるからさぁ~~。てなワケで、バァ~ハハ~~イ♪」
ドルゴラモン「ゲートへ逃げ込んだ!?現実世界へ向かうつもりか!」
園子「追いかけるよ!!」
そうして、バルバモンの後を追う形で、彼女たちもゲートをくぐり抜けて行くのだった………
Sグレイモン「でりゃあああああああ!!!」
太陽エネルギーを込めた拳を黒いデジモンへと叩き込む。
その一発だけで、黒いデジモンは粉々に砕け散った。
が、次の瞬間にはクラモンたちが集合して元通り。
銀『・・・・ダメか。クラモンを止めないとすぐに復活される』
Sグレイモン「だったらクラモンごと、まとめて吹っ飛ばしてやるぜ!!」
銀『バッカおま、近くに鉄男と金太郎がいるんだぞ!?』
Sグレイモン「おっと、そうだった・・・・だったらこいつだ!!『ジオグレイソード』!!!」
大地に拳を打ち込み、両刃の剣『ジオグレイソード』を引き抜くと、それを構えて振り抜いた。
剣から迸る炎に焼かれ、クラモンごと黒いデジモンは黒焦げになったのだった。
Sグレイモン「よっしゃぁぁぁぁぁ!!!もうこれで復活できねーだろ!」
喜ぶシャイングレイモン。だけどアタシは、嫌な予感を感じていた。
銀『・・・・ッ!?シャイングレイモン!!!』
Sグレイモン「上ッ!?」
突如として上空から降ってきたのは、さっきシャイングレイモンの焼かれた黒いデジモン………に、良く似たデジモン。
Sグレイモン「オイオイ・・・・なんだよ、こいつは・・・・?」
黒いデジモン「ゲッゲッゲッ・・・・」
Sグレイモン「気味の悪ィ笑い方しやがって・・・・!」
銀『さっきと姿が違うな・・・ゼボリューション、とかってやつかな?』
Sグレイモン「ゼ"ヴォ"リューションだぜ?姉御」
銀『うるせーやい』
ふと、視界の端っこに、図鑑の画面が表示された。
┌───────┐
│ディアボロモン│
└───────┘
種族不明
銀『これ・・・アプリの機能か?なんでこんな時に・・・・あ、続きがある』
X抗体によるディアボロモンのデジコアへの影響
ータを吸い上げる『フェイタルゲイズ』。また、隠された13番目の瞳が開くとき発動する『リワインドアビス
銀『だそうだ。気をつけて倒すぞ』
Sグレイモン「合点!!」
ディアボロモンX「グガァァァァ!!」
ディアボロモンが回転しながら襲って来る。図鑑にあった『スプーキーザッパー』とか言う奴か!
Sグレイモン「洒落臭ェ!!!」
真正面から『ジオグレイソード』で受け止める。が、しかし………
バキン!
Sグレイモン「折れたァ!?」
なんと、あっさりと折れてしまった⁉なんでさ!
Sグレイモン「って、うおおお!?危ねえ!!」
間一髪、ディアボロモンからの攻撃を躱す。
しかし打つ手が無い。シャイングレイモンの技は、さっきの剣以外全部が範囲技。鉄男は金太郎と一緒に避難したのを確認したが、ここはアタシん家の近く。下手な技だとぶっ壊しちゃうかもしれない………
銀『さぁて・・・こっからどうするか・・・・』
「『金剛界曼荼羅』!!!」
攻めあぐねていると、突然、ディアボロモンの動きが止まった。
銀『な・・・・なんだぁ?』
Sグレイモン「何だか分からんが喰らえ!!!」
好期と見たシャイングレイモンが、渾身の『グロリアスバースト』を一点に集中させて解き放つ!
ディアボロモン「ァァァァァァァァァァァァ…………!?!?!?!?」
今度こそ、ディアボロモンは黒焦げになって消去された。でも、いったい誰が………?
サクヤモン「どうやら、間に合ったようだ」
美森「そうね」
Sグレイモン「東郷!?・・・・て、事ぁお前レナモンか!」
さっきのは究極進化したレナモンの必殺技だったらしい。園子と夏凛の姿が見えないけど・・・・
サクヤモン「・・・・もしや、アグモンか?それがお前の究極体か……」
美森「え?なら、銀は?」
Sグレイモン「姉御とオレは、一つとなったのだ!!!」
銀『えーと・・・まあ、そういう事』
美森「銀の姿が見えないのに、声だけが聞こえる・・・!?」
須美がショック受けてる………
そういやアタシ。ちゃんと戻れるのかな?
銀『っと、そんな場合じゃなかった!須美、友奈を助けに行くぞ!』
美森「分かったわ行きましょう待ってて友奈ちゃん直ぐ逝くわ!!!」
サクヤモン「今ので何を理解したのだ?」
着いていけてないサクヤモン(というらしい、後で知った)と情報交換を行いつつ、アタシ達は大赦本庁舎のみんな(園子と夏凛もそっちにいるらしい)と合流するべく、急ぐのだった………
美森「待っててね、友奈ちゃん………今行くから!」
第三章・了
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執筆しようとしたら、スマホが御臨終なされました(´;ω;`)
四年もの間、ありがとう…………ありがとう………それしか言葉が見つからない。
そしてようこそ、三代目の相棒LG VELVET。歓迎しよう・・・・盛大にな!
あ、次回はいつもの用語集です。お楽しみに♪