結城友奈はテイマーである   作:渚のグレイズ

171 / 378
-これまでのあらすじ-


遂に現実世界へと侵攻を始めたヴァンデモン。
讃州中学勇者部メンバー+1はヴァンデモンを追いかけ、現実世界へと帰還した。

一方その頃、ファイル島に残った防人組は………



第四章 -完全なる世界への一歩-
百三話 天使の微笑み、鬼人の心


 ̄ ̄ ̄ ̄\/\_______________

 

ホワイトスワン農場 歌野の家

 

_______________/\/ ̄ ̄ ̄ ̄

 

オーガモン「アヤ!こいつとかどうだ?甘くてうめぇぞー♪」

 

フーガモン「いえいえ!アヤ殿には此方を召し上がって頂きたく!拙者が手塩に掛けて育てた"ふるぅつ"で御座る!」

 

ヒョーガモン「アヤちゃんアヤちゃん!オレのも食べてくれよ~♪」

 

亜耶「ふふふ♪そんなに慌てなくても、私もデザートも逃げたりしませんよ?」

 

トコモン「うぅ~~~・・・・ボクにもよーこーせーーー!!」

 

亜耶「はいはい。一緒に食べましょうね~♪」

 

鬼人三兄弟と亜矢とトコモンが、仲睦まじくお昼ご飯後のデザートを食べている。

そんな彼女達の様子を、窓からじぃぃぃぃ・・・・と、穴が空く程見つめている人物が一人。芽吹である。

 

芽吹「……………………………」

 

しずく「・・・・・楠、こわい」

 

雀「メブってば、あややを取られたからってそんなに睨まなくたって─────」

 

芽吹「雀うるさい。ちょっと黙ってて」

 

雀「ひどい!?」

 

夕海子「しかし・・・・あんなにも仲がよろしいと、少し妬けてしまうのも頷けますわね」

 

弥勒の発言に頷きつつ、芽吹は彼女達が再会した時の様子を思い出していた。

 

 

―――――――――――†――――――――――

 

 

しずく達と共に歌野の農場を訪れた亜耶は、そこで鬼人三兄弟と再会した。

 

亜耶「オーガモンさん!フーガモンさんに、ヒョーガモンさんも・・・・!」

 

オーガモン「ん?・・・・・え、あ・・・・・アヤ!?」

 

フーガモン「っ!?ほ・・・・・本当に、アヤ殿で御座るか・・・・?」

 

亜耶「はい。ご心配おかけしました・・・・皆さんもご無事で、本当に・・・・本当に、良かったです・・・・・」

 

ヒョーガモン「ホントに………ホントにアヤちゃんなんだな………!アヤちゃーーーーーん!!!」

 

フーガモン「アヤ殿ぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」

 

オーガモン「うぅ・・・・ぐすっ・・・・アヤぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

ひしぃ!

と、三兄弟が亜耶に駆け寄り抱き締める。

 

亜耶「わぷっ!?…………ちょっと、くるしい……です………」

 

オーガモン「おおっと!?す・・・・すまねぇ、つい・・・・」

 

ヒョーガモン「みんな、アヤちゃんの事が心配だったからな・・・・生きていてくれて、ホンッッットーーーーーにっ!嬉しいぜ!!!!」

 

と、そこにトコモンが猛ダッシュでやって来た。

 

トコモン「アーーーーーーーヤーーーーーーーーー!!!!!!!!!」

 

亜耶「トコモンちゃん!あなたも無事だったんだね」

 

トコモン「アヤーーーーーーーーーアヤーーーーーーーーー!!!!!!!!!会いたかったよーーーーーーーーーアヤーーーーーーーーー」

 

亜耶「うん。私も会いたかったよ、トコモンちゃん」

 

トコモン「アヤーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

亜耶「トコモンちゃん・・・・・!」

 

亜耶に抱きしめられ、トコモンは嬉しそうにしている。

その時、ぐぅぅぅ~~~、とトコモンのお腹の音が鳴り響いた。

 

トコモン「アヤ、ボクお腹すいた!!」

 

亜耶「それじゃあご飯にしよっか。皆さんもご一緒に如何ですか?」

 

オーガモン「だな。ここでオレ達が育てた肉をアヤにも食ってもらいてぇしな!」

 

亜耶「へえー、お肉って、畑で採れるんですね!」

 

 

―――――――――――†――――――――――

 

 

そんなやり取りを繰り広げてから十数分後の現在。

 

芽吹「………………………」

 

しずく「心配性・・・・」

 

夕海子「というより、過保護ですわね」

 

雀「ねーメブぅ、あややなら多分大丈夫だと思うよ。あのデジモン、顔は怖いけど、良いデジモンっぽいし」

 

芽吹「雀うるさい。ちょっと黙って」

 

雀「えぇーーーっ!?なんで私にだけ!?」

 

シズク「おーい、フローティアへの転送準備、終わったってよー・・・・何してんだ?楠のヤツ」

 

しずく「気にしたら負け」

 

シズク「はぁ?なんだそりゃ?」

 

夕海子「国土さんもお呼びしましょう」

 

と、その時だった。

 

雀「…………あれ?なんか、空から・・・・降って来たぁぁぁぁ!?!?」

 

芽吹「何事!?」

 

上空より人型の黒い竜が舞い降りて来たのだった。

 

 

黒竜「作戦了解────任務、開始・・・!」

 

 




─次回予告─

上空より現れた黒い竜が、突如として襲撃してきた!
芽吹達はこれを退けるべく奮闘するが、全く歯が立たない。
その時、黒竜の姿を見た亜耶の様子が────


次回『黒竜、襲来』

今、新たな冒険の扉が開かれる………
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。