おも~いが~♪目覚~める~♪
その~瞬間、待~ってる~♪
スーパーミニプラGEAR戦士電童!!カッコいいからみんなも買おうぜ!!!!!!(スゴイ良い笑顔)
室内の空気がどんよりと淀んでいる。その原因は亜耶だ。
泣き腫らした顔で俯き、部屋の角に踞っている。
レイ「・・・・ブラックウォーグレイモン、ね」
芽吹「ブラックウォーグレイモン・・・・それが、あいつの名前?」
レイ「観測できるエネルギー量からしても、恐らくは」
芽吹「──────────」
いつもは喧しい雀すら、沈鬱な表情で俯いている。
事はそれほどに切羽詰まっているのだ。
レイ「で、どうするの?」
芽吹「────────────」
レイ「幼年期の子達は全員、フローティアに転送済みよ。後は貴女達だけ」
芽吹「────────────────────」
シズク「どうする、楠?」
しずく「・・・・・」
静かに瞳を閉じ、芽吹は思案する。
芽吹「…………気に入らないのよ」
レイ「気に入らない?何が?」
芽吹「あいつ、デジモンを
レイ「それが何?デジモンの中には、そういう個体だって存在するわよ」
芽吹「なら何故あいつは、
レイ「・・・・・」
芽吹「あいつの行動は矛盾している。まるで、誰かの命令に嫌々従っているようで・・・・・私は、それが気に入らない・・・!」
夕海子「芽吹さん・・・・・」
そして芽吹は、弥勒に向き合い命じた。
芽吹「弥勒さん、全員を連れてフローティアへ脱出を。貴女達まで私の我が儘に付き合う必要は無いわ」
雀「そ………そんなメブぅぅ!?」
芽吹「雀、あなたはもう少し、自分の力を信用しなさい。今のあなたなら・・・・」
雀「止めてよメブ!!そんな死んじゃうみたいな事・・・・言わないでよぉぉ・・・・・」
芽吹「シズク、いずれあなたにもパートナーになってくれるデジモンが現れるはず。私にだって現れたのだもの」
シズク「──────────楠」
芽吹「しずく、今まであなたはシズクに守られてきた。でも今は違う。分かるわよね?」
しずく「・・・・・うん」
芽吹「亜耶ちゃん」
亜耶「──────────────」
ぎゅ……と、芽吹が亜耶を抱き締める。
芽吹「今は・・・・悲しみに溺れてしまって、前が見えないかもしれない。それでも、前を向いて欲しい。酷な事を言うようだけどね・・・・・」
亜耶「──────────────めぶき、せんぱ」
亜耶から離れ、芽吹はオーガモンに向き合う。
芽吹「・・・・・任せるわ」
オーガモン「ああ。フーガモンの分も、オレがアヤを護る。だから・・・・」
芽吹「…………ええ」
それだけ告げ、小屋から出ようとした、その時。
ズバモン「おおっと!誰かを忘れちゃいないかい?・・・このトゥエニストをな!!」
小屋の奥から、包帯でぐるぐる巻きになったズバモンがやって来たのだった。
芽吹「・・・・そんなボロボロの身体で、何ができるってのよ?」
ズバモン「お前こそ、このトゥエニストたるオレ様無しに、どうやってあの黒光りヤローと戦うつもりなんだ?」
芽吹「─────────」
ズバモン「─────────」
芽吹「…………はぁ、仕方ないわね。行くわよ、ズバモン」
ズバモン「へへっ!そうこなくっちゃな!!」
そうして、二人は小屋の外へと出た。
亜耶「─────────」
そんな二人の背中を、亜耶は黙って見送っていた………
-次回予告-
小屋から出た芽吹達が見たものは、上空に輝く黒い球体であった。
次回『絶望を切り裂く、伝説の剣』
今、新たな冒険の扉が開かれる………