結城友奈はテイマーである   作:渚のグレイズ

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ゆゆテ!


よもやよもや、カレン・オルテンシア氏が実装されるとは!
Fateシリーズで一番好きな娘なんだよねぇ・・・・・うん、好きなんですよ・・・・・・カレンさん(爆死)


百六話 絶望を切り裂く、伝説の剣 -後編-

芽吹が外へ出て最初に見たものは、空に浮かぶ巨大な黒い物体だった。

 

芽吹「なに・・・・あれ・・・・?」

 

ズバモン「イヤな予感しかしねぇな・・・・」

 

と、その時

 

「メ~~~~ブ~~~~!!!」

 

芽吹「雀!?それに、みんなも・・・・」

 

背後から雀の声がしたので振り返れば、フローティアへ向かった筈の四人が駆け寄って来ていた。

 

シズク「おい楠、なんだよありゃあ!?」

 

しずく「なんか・・・・怖い」

 

芽吹「そんな事より、どうして・・・・いえ、聞くだけ無駄ね。大体分かる」

 

夕海子「フッ・・・・当然ですわね。それで、どうなさるおつもりですか?」

 

空を仰ぎ、落下を始めた凶星を睨む。

方法など芽吹には無い。しかし────

 

芽吹「諦めたりなんて、しない」

 

しずく「───────みんな、ちょっと良い?」

 

しずくがD-スキャナーを取り出し、一つの提案を出す。

 

しずく「テイルモンが言ってたんだけど、デジヴァイスの光って、集まるとすごい強くなるんだって」

 

夕海子「なるほど!大体理解しましたわ!!」

 

雀「え?何が?てか弥勒さん本当に分かったの!?」

 

しずくからの提案に、弥勒は自分の端末を取り出して答える。

が、雀は何も理解できていない様子だ。

 

シズク「要はアレだろ?オレ達の光を集めて楠に浴びせようって話だろ?任せな!!」

 

シズクも自分の端末を取り出し、しずくに向ける。

 

雀「え?そういう話!?てか、そんなんであれどうにかできる訳!?」

 

夕海子「雀さん!あなたも早くなさいませ!!」

 

しずく「加賀城、時間無い」

 

雀「ぅええ!?私もやるパターンなのこれ!?てか本当にこんな事であれなんとか出来るのぉ!?!?」

 

シズク「うっせえ!!!いいからやれ!!!!!!」

 

雀「はぃぃぃぃ!!!!!!」

 

シズクの叱責を受け、ようやく雀も端末をしずくに向けた。

その瞬間、三条の光が端末から放たれ、D-スキャナーを介して芽吹の端末に降り注ぐ。

 

芽吹「っ・・・・これは!」

 

画面には『MATRIXVOLUTION OK』の文字。

 

芽吹「これなら・・・・ズバモン!」

 

ズバモン「よっしゃぁぁぁぁ!!!」

 

 

 

 

 

MATRIXVOLUTION

 

 

 

ズバモン ワープ進化───!

 

 

 

 

デュランダモン!!!

 

 

 

 

 

デュランダモン「仲間達の思いが・・・・力が流れ込んでくる・・・・こんだけ皆から期待されて、オレ様が燃えねェ訳にはいかねえよなぁ!!!!!!!!!

 

芽吹「ええ!勿論よ!!!」

 

デュランダモン「芽吹ィ!!!オレ様を使え!!!」

 

剣形態へ変形したデュランダモンを構え、眼前に迫る暗黒のガイアフォースを睨み付ける。

 

 

 

 

 

芽吹「せいやーーーーーー!!!!!!」

 

 

 

 

 

気合いと共にデュランダモンを一閃。

たったそれだけで、ガイアフォースを真っ二つに切り裂いたのだった・・・・!

 

―――――――――――†――――――――――

 

芽吹「デュランダモン!油断しないで!!」

 

デュランダモン「ハッハー!今のオレ様に油断など、わぁい!!」

 

Bウォーグレイモン「・・・・こいつ、機敏(はや)い!?」

 

対決は一進一退を窮めており、端から見れば膠着状態であった。

ブラックウォーグレイモンの強味は、究極体としてのパワーだけではなく、マッハガオガモンですら反応できない程のスピードにもある。

対するデュランダモン自身のスピードは遅い方だ。少なくとも、ブラックウォーグレイモンの速度に着いていく事は出来ないでいる。

 

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それによりデュランダモンは、必要最小限の動きでブラックウォーグレイモンの攻撃を全て裁き切っていた。

だが、ブラックウォーグレイモンも負けていない。

防御の合間を縫って放たれる、デュランダモンからの攻撃のほとんどをかわしている。

 

芽吹「でもそれも、永くは続かない。この戦い、先にスタミナが切れた方が負ける・・・・」

 

何度目かの鍔迫り合いの後、互いに距離を取った二体の究極体。

 

次で、勝負が決まる。

 

誰もがそう予感し、雀すら生唾を呑み込んで見守る中、不意にブラックウォーグレイモンが苦悶の表情を浮かべ、膝を着いた。

 

Bウォーグレイモン「───────────ッチ。時間か・・・この勝負、一旦預ける」

 

それだけ言うとブラックウォーグレイモンは、ふらつきながらも何処かへと飛び去って行ったのだった。 

 

デュランダモン「な・・・・オイオイオイ、こっからだろーが!?そんなつまんねーオチは止めてくれよー!!」

 

雀「・・・・逃げ、た?助かったの・・・・?」

 

夕海子「えーと・・・・そのよう、ですわね」

 

シズク「─────だな。ふぅ・・・」

 

ブラックウォーグレイモンが視界から完全に消えた事を確認すると、その場にいた全員が、ほっと一息付く。

 

芽吹「デュランダモン・・・・皆との、絆の力で手に入れた力・・・・」

 

デュランダモン「ハッハッハー!!最強の座は、このオレ様が頂きだァーーーーー!!!!!!」

 

芽吹「・・・・まぁ、今くらいはいいか」

 

高々と勝どきをあげるデュランダモンを眺め、芽吹は微笑むのであった。




-次回予告-

ブラックウォーグレイモンの襲撃に対し、己の力不足を痛感したアルフレッドことガオモン。
更なる力を求め、彼は故郷を訪れる。

次回『ガオモンの里帰り』

今、新たな冒険の扉が開かれる………
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