ピノッキモンが遺したイービルリングは、直ぐにレイとダリアによって解析された。
その結果、恐るべき事が発覚した──────らしい。
ひなた「それでこうして、皆さんに集まっていただきました」
雀「いや別に私まで呼ぶ必要はなかったんじゃ・・・・」
シズク「てめえも十分関係者だろーが。諦めて大人しく聞け」
フローティア行政区の大講堂。そこには、現在集まれる勇者達が一同に会していた。
レイ「さて、まず最初に伝えたいのが、このイービルリングの出所よ」
現在、イービルリングはカプセルの中に入れられており、厳重に保管されている。
棗「・・・風のギルモンを操っていたリング、だな」
ひなた「以前、この世界には存在しない・・・と仰ってましたが・・・・?」
ダリア「yes.端的に言えば、これは
球子「異世界だってぇ?」
球子がすっとんきょうな声をあげる。
杏「でも、レイさんやダリアちゃんだって元々は別の世界から来たんだし・・・・あり得ないことじゃないと思うよ」
球子「あー・・・・そういやそうだったな」
レイ「私達ミカグラナンバーズなら・・・・ね」
ダリア「我々のオリジナル────御神楽ミレイならば、このイービルリングの製法を知り、その情報を此方にもたらすことも可能でしょう・・・・ですがそれは、あり得ないことなのです」
芽吹「それは何故?」
ダリア「このイービルリングは、闇の力から精製されたもの。これを装着したデジモンを操る為に造られました。ですがそんなこと、オリジナルが自ら積極的にやることではないのです」
レイ「“私”はあくまで観測者。その世界の住人に手を貸すことはあっても、敵になることは無いわ。基本的には」
雀「基本的には、なんだ・・・・」
レイ「それが住人達にとっての益になるなら、ね」
話を戻すわ。と一息つける。
レイ「これには本来、ダークタワーと呼ばれる闇の力を広範囲に拡散させる、所謂電波塔のような物が必要なのよ」
ダリア「アンテナと電話の関係みたいなものです」
若葉「ということは・・・・何処かに、親機のような役割をもった物がある?」
レイ「可能性は高いわね。でも問題なのはそこじゃないわ」
ダリア「この世界では、
しずく「・・・?なんで、立てられないの?」
杏「このデジタルワールドにあるセンターツリー、あそこから、聖なる力が世界中に送られてるんです。だから、闇の力を使うダークタワーのような物は、立てられない。そういう事ですよね」
ダリア「yes.付け加えるなら、立てること自体は可能なのです。即座に浄化され、消滅してしまうので無意味ですが」
雀「あの樹、凄過ぎでしょ!?」
夕海子「それでは、ますますそのリングがどうして使えるのか、まったくわからないではありませんか」
レイ「ええ・・・まさにそれよ。問題なのは」
深刻な表情で、レイとダリアは語る。
ダリア「これは・・・・このイービルリングは、例のデジ・バーテックスとやらと同じ組成をしていました」
全員『・・・!?』
ダリア「デジ・バーテックスは、センターツリーから発せられる力をエネルギーに活動するとの調査結果が出てます。このリングも、同じ組成を持っているということは──────」
レイ「つまりこのイービルリングは、センターツリーの聖なる力の中でも稼働できる────いいえ、
ゆゆテ!
長引きそうだから分割