ついに本編開始です!
注意事項としては、基本的に、台本形式に進行します。
それでもオッケー!という方々
どうぞ、お納めください。
ちょっとした報告ですが、
デジライズ、やってます。
名前はグレイズで、
パートナーはインフェルモンです。
ホントはエリスモン系のままが良かったんだけど、完全体になるための特殊な超進化コード、まだもらえないからね。仕方ないね。
運営さん、はやく、ください。
一話 デジタルゲートオープン!不思議なタマゴと大赦の依頼
友奈「ここが・・・島根・・・」
友奈たち、讃州中学勇者部OGは現在、島根県のとある集落に来ていた。
安芸「お待ちしておりました。勇者部の方々」
しずく「鷲尾、乃木、久しぶり。元気だった?」
園子「うん、久しぶり~」
美森「山伏さんも元気だった?」
夕海子「お久しぶりですわ。三好さん。その後、お変わりは無くて?」
夏凛「久しぶりね、弥勒。勉強が案外難しいくらいで、特に変わったことはないわ!」
風「ハイハイ、再会の挨拶もほどほどにして、そろそろ本題に入りましょ」パンパン
夏凛「っと、そうね。それで私たちはどうすればいいのかしら?」
安芸「こちらをご覧ください」
安芸が一枚の地図を広げる。どうやらこのあたりの地図らしい。
安芸「勇者部の方々にはこのあたりの捜索をお願いします」
風「分かりました。行方不明の三人のこと、絶対に見つけてみせます!」
風「人探しの依頼・・・ですか?」
安芸「はい」
安芸が持ってきた地図を広げて見せる。
美森「見たことない場所ですね。どこなんですか?」
安芸「島根県。現在我々調査隊が調査中の場所です」
園子「確か・・・・・・ご先祖様が勇者になった場所なんだよね~」
安芸「はい。なので、弦担ぎの意味も込めてこの土地を最初の調査対象としたのです。まあ、他にも理由があるそうですが・・・」
風「と、言うと?」
安芸「・・・・・・・・・いえ、気にしないでください。これは、私たち大人が解決しなければならない問題ですので」
園子「――――あんまり、無理し過ぎないようにね」
安芸「――――ありがとう、乃木さん。話を戻しますね」
安芸「先日、この土地の調査中に隊員が三名、行方不明になってしまったのです」
安芸が三枚の写真を並べる。
安芸「行方不明になったのはこの三名。加賀城雀さん。国土亜弥さん。そして、楠芽吹さんです」
夏凛「えっ?楠が!?」
風「というか、全員知ってる名前ね」
安芸「彼女たちは、基本いつも一緒に行動していますから」
園子「ほほう・・・」キラーン
美森「そのっち、脱線するから今は後ね」
園子「わっしーが最近つれないぜ~・・・」
安芸「この地点の調査中、『謎の生物を発見した』との報告があった後、何かしらのトラブルに巻き込まれたようです」
風「・・・あのー、それはもう警察とかに頼むべきことでは?」
夏凛「風、よく考えなさいよ。亜弥はまあ別としても、楠と雀は元防人よ。その二人が巻き込まれた。と、来れば一般人に解決できるような問題じゃないわ」
安芸「三好さんの言う通り、これには何かしらの霊的現象が関わっていると、私たちは考えています。そこで・・・」
安芸が一瞬、言葉を区切り、深々と頭を下げる。
安芸「どうか、勇者部の皆さんのお力を貸してください」
友奈「芽吹ちゃーん!亜弥ちゃーん!雀ちゃーん!」
美森「・・・・・・見つからないね」
住宅地を捜索する二人。
美森「手分けして探すにしても、範囲が少し広すぎるわ」
友奈「それでも!なるべくあきらめない!」グッ
美森「友奈ちゃん・・・ええ!そうね」
友奈「めーぶーきーちゃー・・・んん?」
美森「友奈ちゃん?何か見つけたの?」
ガサガサと茂みに頭を突っ込んで何かを探す友奈。
美森「って!友奈ちゃん、そんな格好はしたない!」
友奈「っぷはあ!え?なぁに東郷さん?」
美森「もう!友奈ちゃん、今、スカートめくれそうだったわよ!」
友奈「へ?・・・・・・・・・わわっ、ごめーん」
美森「もう・・・次は気を付けてね?それで、何を見つけたの?」
友奈「あ!そうそう。どじゃーん!これ見て東郷さん!」
友奈が見せてきたのは、青い卵。
美森「・・・・卵?にしても、すごい大きい・・・」
友奈「ねえねえ!これってもしかしてダチョウさんの卵じゃないかな?だってこんなに大きいんだもん!」
美森「それにしては色が変ねぇ・・・・・・もしかしたら新種生物の卵かしら」
友奈「はっ!?東郷さん、私、わかっちゃったかも~!」
美森「あら、そのっちの真似?」
友奈「きっと芽吹ちゃんたちが見つけた生き物って、この卵のお母さんなんだよ!」
美森「・・・・・・なるほど、そうかも知れないわね」
友奈「でしょー?だから東郷さん」
美森「そうね。一度みんなと合流しましょう」
???「それはちょっと困っちゃうなぁ」
美森「!?!?誰っ!」
友奈「・・・・っ!」
???「まだ私たちの計画を知られたら困っちゃうから、あなたたちをこっちにごあーんなーい♪」パチン
ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・
友奈「え・・・・なに・・・・あれ?」
美森「計画って何!?姿を見せなさい!!」
???「デジタルゲート・・・・オープン」
風「友奈!東郷!」
樹「なんですかあれ!?空に黒い・・・」
友奈「風先輩!樹ちゃん!」
夏凛「ちょっと!なんなのよアレ!?見るからにヤバそうなんだけど!?」
園子「わっしー!ゆーゆ!大丈夫!?」
美森「そのっち、夏凛ちゃんも」
???「あれ?みんな来たんだ。じゃあみんな纏めて」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォォ
友奈「きゃあ!!」
美森「友奈ちゃん!」
樹「な・・・なんか吸い込まれてるぅぅぅ!!」
風「なに!?なんなのいったいぃぃぃぃぃぃ!!」
園子「ふおおおお!!サぁイクロぉぉぉぉぉぉン!!!」
夏凛「あんた余裕そうね・・・・」
全員『きゃあああああああああ!!!』
???「さて、冒険の扉は再び開かれた・・・・と。どんな旅路になるのか・・・期待させてもらうよ」
―次回予告―
謎の声に導かれてゲートを超えた先で、
友奈は「デジモン」と名乗る青い生物に出会う。
チビモンと共に仲間を探す友奈のもとに、
狂暴なデジモン、クワガーモンが襲いかかる!
絶対絶命のピンチに友奈が陥ったその時!
チビモンの姿が変わって・・・!?
次回!『ぼくたちデジモン!強襲のクワガーモン!』
今、新たな冒険の扉が開かれる・・・