結城友奈はテイマーである   作:渚のグレイズ

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永らくお待たせしました。
ついに本編開始です!
注意事項としては、基本的に、台本形式に進行します。
それでもオッケー!という方々
どうぞ、お納めください。







ちょっとした報告ですが、
デジライズ、やってます。

名前はグレイズで、
パートナーはインフェルモンです。

ホントはエリスモン系のままが良かったんだけど、完全体になるための特殊な超進化コード、まだもらえないからね。仕方ないね。







運営さん、はやく、ください。




第一章 -幼児は海原の夢を見る-
一話 デジタルゲートオープン!不思議なタマゴと大赦の依頼


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神世紀303年8月1日 島根

 

 

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友奈「ここが・・・島根・・・」

 

友奈たち、讃州中学勇者部OGは現在、島根県のとある集落に来ていた。

 

安芸「お待ちしておりました。勇者部の方々」

 

しずく「鷲尾、乃木、久しぶり。元気だった?」

 

園子「うん、久しぶり~」

 

美森「山伏さんも元気だった?」

 

夕海子「お久しぶりですわ。三好さん。その後、お変わりは無くて?」

 

夏凛「久しぶりね、弥勒。勉強が案外難しいくらいで、特に変わったことはないわ!」

 

風「ハイハイ、再会の挨拶もほどほどにして、そろそろ本題に入りましょ」パンパン

 

夏凛「っと、そうね。それで私たちはどうすればいいのかしら?」

 

安芸「こちらをご覧ください」

 

安芸が一枚の地図を広げる。どうやらこのあたりの地図らしい。

 

安芸「勇者部の方々にはこのあたりの捜索をお願いします」

 

風「分かりました。行方不明の三人のこと、絶対に見つけてみせます!」

 

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遡ること一月前

 

 

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風「人探しの依頼・・・ですか?」

 

安芸「はい」

 

安芸が持ってきた地図を広げて見せる。

 

美森「見たことない場所ですね。どこなんですか?」

 

安芸「島根県。現在我々調査隊が調査中の場所です」

 

園子「確か・・・・・・ご先祖様が勇者になった場所なんだよね~」

 

安芸「はい。なので、弦担ぎの意味も込めてこの土地を最初の調査対象としたのです。まあ、他にも理由があるそうですが・・・」

 

風「と、言うと?」

 

安芸「・・・・・・・・・いえ、気にしないでください。これは、私たち大人が解決しなければならない問題ですので」

 

園子「――――あんまり、無理し過ぎないようにね」

 

安芸「――――ありがとう、乃木さん。話を戻しますね」

 

安芸「先日、この土地の調査中に隊員が三名、行方不明になってしまったのです」

 

安芸が三枚の写真を並べる。

 

安芸「行方不明になったのはこの三名。加賀城雀さん。国土亜弥さん。そして、楠芽吹さんです」

 

夏凛「えっ?楠が!?」

 

風「というか、全員知ってる名前ね」

 

安芸「彼女たちは、基本いつも一緒に行動していますから」

 

園子「ほほう・・・」キラーン

 

美森「そのっち、脱線するから今は後ね」

 

園子「わっしーが最近つれないぜ~・・・」

 

安芸「この地点の調査中、『謎の生物を発見した』との報告があった後、何かしらのトラブルに巻き込まれたようです」

 

風「・・・あのー、それはもう警察とかに頼むべきことでは?」

 

夏凛「風、よく考えなさいよ。亜弥はまあ別としても、楠と雀は元防人よ。その二人が巻き込まれた。と、来れば一般人に解決できるような問題じゃないわ」

 

安芸「三好さんの言う通り、これには何かしらの霊的現象が関わっていると、私たちは考えています。そこで・・・」

 

安芸が一瞬、言葉を区切り、深々と頭を下げる。

 

安芸「どうか、勇者部の皆さんのお力を貸してください」

 

 

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そして、現在

 

 

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友奈「芽吹ちゃーん!亜弥ちゃーん!雀ちゃーん!」

 

美森「・・・・・・見つからないね」

 

住宅地を捜索する二人。

 

美森「手分けして探すにしても、範囲が少し広すぎるわ」

 

友奈「それでも!なるべくあきらめない!」グッ

 

美森「友奈ちゃん・・・ええ!そうね」

 

友奈「めーぶーきーちゃー・・・んん?」

 

美森「友奈ちゃん?何か見つけたの?」

 

ガサガサと茂みに頭を突っ込んで何かを探す友奈。

 

美森「って!友奈ちゃん、そんな格好はしたない!」

 

友奈「っぷはあ!え?なぁに東郷さん?」

 

美森「もう!友奈ちゃん、今、スカートめくれそうだったわよ!」

 

友奈「へ?・・・・・・・・・わわっ、ごめーん」

 

美森「もう・・・次は気を付けてね?それで、何を見つけたの?」

 

友奈「あ!そうそう。どじゃーん!これ見て東郷さん!」

 

友奈が見せてきたのは、青い卵。

 

美森「・・・・卵?にしても、すごい大きい・・・」

 

友奈「ねえねえ!これってもしかしてダチョウさんの卵じゃないかな?だってこんなに大きいんだもん!」

 

美森「それにしては色が変ねぇ・・・・・・もしかしたら新種生物の卵かしら」

 

友奈「はっ!?東郷さん、私、わかっちゃったかも~!」

 

美森「あら、そのっちの真似?」

 

友奈「きっと芽吹ちゃんたちが見つけた生き物って、この卵のお母さんなんだよ!」

 

美森「・・・・・・なるほど、そうかも知れないわね」

 

友奈「でしょー?だから東郷さん」

 

美森「そうね。一度みんなと合流しましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「それはちょっと困っちゃうなぁ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美森「!?!?誰っ!」

 

友奈「・・・・っ!」

 

???「まだ私たちの計画を知られたら困っちゃうから、あなたたちをこっちにごあーんなーい♪」パチン

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・

 

 

友奈「え・・・・なに・・・・あれ?」

 

美森「計画って何!?姿を見せなさい!!」

 

???「デジタルゲート・・・・オープン」

 

風「友奈!東郷!」

 

樹「なんですかあれ!?空に黒い・・・」

 

友奈「風先輩!樹ちゃん!」

 

夏凛「ちょっと!なんなのよアレ!?見るからにヤバそうなんだけど!?」

 

園子「わっしー!ゆーゆ!大丈夫!?」

 

美森「そのっち、夏凛ちゃんも」

 

???「あれ?みんな来たんだ。じゃあみんな纏めて」

 

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォォ

 

 

友奈「きゃあ!!」

 

美森「友奈ちゃん!」

 

樹「な・・・なんか吸い込まれてるぅぅぅ!!」

 

風「なに!?なんなのいったいぃぃぃぃぃぃ!!」

 

園子「ふおおおお!!サぁイクロぉぉぉぉぉぉン!!!」

 

夏凛「あんた余裕そうね・・・・」

 

 

全員『きゃあああああああああ!!!』

 

 

 

 

 

 

???「さて、冒険の扉は再び開かれた・・・・と。どんな旅路になるのか・・・期待させてもらうよ」

 




―次回予告―

謎の声に導かれてゲートを超えた先で、
友奈は「デジモン」と名乗る青い生物に出会う。

チビモンと共に仲間を探す友奈のもとに、
狂暴なデジモン、クワガーモンが襲いかかる!

絶対絶命のピンチに友奈が陥ったその時!
チビモンの姿が変わって・・・!?

次回!『ぼくたちデジモン!強襲のクワガーモン!』

今、新たな冒険の扉が開かれる・・・

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