今更ながら、そういうのが苦手な方はリターンバック推奨です。(本当に今更)
ヴァンデモンとパイルドラモンの戦いが始まった。
遠距離では無数のコウモリと『デスペラードブラスター』の段幕が相殺し合い、接近戦でも互角の戦いをしていた。
ヴァンデモン「互角か・・・・しかし!」
Pドラモン「もう止めろ!これ以上争い事を増やしたって、お前が味わった哀しみを誰かが味わうだけだぞ!?」
ヴァンデモン「そうしない為の犠牲!」
Pドラモン「矛盾だ!!!」
ヴァンデモン「そうとも!」
友奈「なんで・・・・自分でもわかっているのに、なんでそんなことをするの!?」
ヴァンデモン「やらねば世界は変わらぬ!それを何故、理解出来ぬのだ!!!」
Pドラモン「できるかンなもん!!!」
ヴァンデモン「ならばここで果てろ!貴様等も、革命の礎となれ!!」
友奈「そんなのだめぇぇぇぇーーーーーー!!!!!!」
友奈が叫び、ヴァンデモンとパイルドラモンのパンチがぶつかり合った瞬間────!
友奈とヴァンデモンのデジヴァイスが、白と黒の光を放ち始めたのだった!!
ヴァンデモン「何の光!?」
Pドラモン「なんだ!?何が起きた!」
友奈「デジヴァイスが・・・・!なんで!?」
両極の光は、狭間の世界に影響を与え、三人は放り投げられるようにして、狭間の世界から移動した。
二人「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?!?」
友奈「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?!?!?」
再び視界が回復した時、そこは見知らぬ場所だった。
ヴァンデモン「なんだ・・・・ここは日本ではないぞ!?」
友奈「見たことない場所─────って、私浮いてる!?」
Pドラモン「まさか、まだ狭間の世界なのか?」
ヴァンデモン「どうやら違うようだ・・・・あれを見ろ」
ヴァンデモンの指差した方向を見ると、そこには、剣や槍といった武器を片手に戦う大勢の人々の姿。
Pドラモン「これは・・・・?」
友奈「戦ってるの?止めなくちゃ!」
Pドラモン「ああ!」
戦場の中心に向かってパイルドラモンが『デスペラードブラスター』を放つ。が、しかし────
Pドラモン「全然効いてない・・・・どころか、すり抜けていってる!?」
友奈「それじゃ、これも・・・?」
ヴァンデモン「そうだ、世界は我々に戦いの記録を見せようとしている!!」
Pドラモン「戦いの記録だと・・・?」
目前で繰り広げられる戦争は留まることを知らず、時代が変わり、場所が変わり、武器が変わっても、収まる気配は見えない。
その最中で、三人はそれぞれ、違うものを見た。
友奈は、死に逝く兵隊を助けようと奮戦する、看護兵を見た。
パイルドラモンは、家族を、仲間を守るため戦う戦士を見た。
ヴァンデモンは、仲間を殺した敵兵に、復讐する兵隊を見た。
同じ場面を見ていようとも、それぞれ注視するものが違えば、違う場面に見えてしまうものだ。
ヴァンデモン「・・・そうか。私は、たった今、理解したぞ!」
Pドラモン「何を・・・・」
ヴァンデモン「世界は、私の行いを正しいものと肯定してくれているのだ!!人類の戦いの歴史を、我々に見せたのはその証左!!」
Pドラモン「そんな訳があるか!」
ヴァンデモン「ならば何故デジヴァイスが反応した!何故戦争の歴史が再生されたのだ!!」
友奈「それは・・・・」
ヴァンデモン「このような不毛な争い事を止めさせられるのは、私しかいない!世界も、それがわかっていて、このような映像を見せてきたに違いない!!!」
瞬間、ヴァンデモンの背後で巨大な爆発とキノコ雲が上がる。
友奈「あ・・・・あぁ・・・・」
Pドラモン「─────酷い」
ヴァンデモン「これは・・・・・原爆とやらか!?」
一瞬にして数多の命を奪った、大量殺戮兵器。その存在に、それを作り上げた人類に、ヴァンデモンは憤る。
ヴァンデモン「これはあってはならぬ事だ!!!!!!」
Pドラモン「それは理解できる。だけど!」
ヴァンデモン「もういい!!お前達には私の考えを理解出来ぬことが理解した。故にッ!!!現実の人間共に、分からせるッ!!!」
友奈「そんなことしなくたって、話し合えばわかってくれるよ!!!!」
ヴァンデモン「ならば私を手伝え!出来ぬのならば、それは不可能な話だ!!!」
Pドラモン「分からず屋がぁぁぁぁ!!!!!!」
再び、デジヴァイスが輝きだし、三人は縺れ合いながら、再び世界から移動した。
─次回予告─
それぞれの『悟り』を得て、ヴァンデモンとパイルドラモンは更なる力を獲得し、現実世界へと帰還したのだった……
次回『MY FATE』
今、新たな冒険の扉が開かれる………