結城友奈はテイマーである   作:渚のグレイズ

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ゆゆテ

ヴァンデモン、参戦!
までの経緯説明回 その①


百十六話 バルバモンの逆襲 ー悪魔、参戦②ー

アーマゲモンの口から放たれる火炎弾を躱し、勇者達のデジモンが各々の必殺技を叩き込む。だが────

 

サクヤモン「全く効いてない・・・・!?」

 

Sハックモン「滅茶苦茶硬い・・・!なんつー甲殻なんだ」

 

再びアーマゲモンが火炎弾を放とうと、口を開く。

その瞬間、アーマゲモンの口腔内目掛けて、無数のコウモリが飛び込んでいった!

 

 

 

「オアァァァァァァァァァァァァァァァ!?!?!?!?」

 

 

 

ライラモン「何!?」

 

Sグレイモン「あれは・・・・」

 

IPドラモン「・・・・来たか!」

 

コウモリの飛んで来た方角を見れば、そこに居たのは─────

 

友奈「ヴァンデモンさん!」

 

ヴァンデモン「・・・・・アーマゲモン。本当に完成させてしまうとは」

 

友奈「知ってるの?」

 

ヴァンデモン「噂で聞いた程度ならば・・・・・デジ・バーテックスの因子を組み込んで創りあげた、“最強の人工デジモン”だと」

 

夏凛「最強だなんて・・・言ってくれるじゃない・・・・!」

 

アルファモン「だが、最強の名も伊達とは思えないレベルの防御力だ。恐らく、攻撃力も相応だろう・・・・」

 

銀『だからって諦めるワケにはいかないだろ!』

 

園子「うん、ミノさんの言う通りなんよ~!」

 

ヴァンデモン「・・・・これが、勇者という者か。このような事態であっても、諦める事なく挑む者達」

 

 

 

バルバモン「でもそれってさぁ~~~?“無謀”っていうんじゃなぁぁ~~~~い??」

 

 

 

ヴァンデモン「・・・・バルバモン、か」

 

それまで沈黙していたバルバモンが、突如口を開いた。同時にアーマゲモンの背中から黒雲が立ち上り、勇者達の頭上を覆った。

 

Sハックモン「なんだ・・・?何をするつもりなんだ」

 

アルファモン「あの広がり方・・・・・まさか!?広範囲攻撃!?」

 

ヴァンデモン「不味い!?」

 

気付いた時にはもう遅い。

黒雲から雨の如く、無数のビームが周辺一帯に降り注ぐ!!

 

 

デジモン達「ぐわあああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

 

勇者達「きゃあああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

 

上空からの激しいビーム弾幕に、デジモン達はなす術もなくやられていく。

が、勇者達は無事だった。

 

樹「・・・・あれ?なんともない」

 

風「どうして・・・・?」

 

友奈「───────あっ!?」

 

上空を見上げた友奈が見たのは、自らを彼女達の傘にし、ビームの雨から守ったヴァンデモンとインペリアルドラモンの姿だった。

 

友奈「インペリアルドラモン!?ヴァンデモンさん!!」

 

IPドラモン「ぐ・・・・!お前も・・・無茶するじゃねーか」

 

ヴァンデモン「うぅ・・・・なんの、これしき・・・!」

 

バルバモン「あーハイハイ。涙ぐましい友情ゴッコですことー」

 

そこにバルバモンが現れ、ヴァンデモンの首を掴む!

 

ヴァンデモン「ガッ!?」

 

IPドラモン「ヴ・・・・・ヴァンデモン!」

 

バルバモン「邪魔」

 

IPドラモン「ぐぁ!!」

 

バルバモンによって、インペリアルドラモンが吹き飛ばされる。その先にはセイバーハックモンの姿が。

 

Sハックモン「ぬわっ!?」

 

IPドラモン「うっ・・・」

 

セイバーハックモンと衝突し、インペリアルドラモンはどうにか体勢を建て直したが、代わりにセイバーハックモンが吹き飛ばされてしまった。

 

夏凛「ちょ・・・どっかで見たことある光景なんだけどー!?」

 

バルバモン「なぁ?ヴァンデモン=サンよぉ・・・・なぁに今更イイコチャンぶってんだぁ?」

 

ヴァンデモン「な・・・にを・・・」

 

バルバモン「こんな話、知ってるか?『改心した悪は、自ら破滅する』ってやつ」

 

バルバモン「簡単な話だよ。『悪であれば許容されていた行いが、改心した途端“罪”となってその身を焦がす』・・・ってオチさ。つまんねぇ話だよなぁ?ま、だからこそ、真実味があるワケだ が 」

 

バルバモン「俺はな?お前さんの事を少なからず、尊敬してたんだぜ~?テメェの正義の為に大衆にとっての悪役をやるだなんて・・・・俺にゃとても真似できねえ。なのによぉ・・・・・」

 

ここでバルバモンが、ヴァンデモンの首を掴む手に力を込める。

 

バルバモン「ぬわぁぁぁぁぁんで・・・・改心されちまいやがったんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!このまま行けば、どんなオチが待っているのか知りたかったのに・・・・・ど~~~~~~~~してくれんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!」

 

がっくがっくとヴァンデモンを揺さぶり、バルバモンは吠える。

 

バルバモン「正義の為の悪!!!それにはどんな罰が与えられるのか!!!!!!そんな俺の好奇心を裏切りやがってよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ~~~~~~~!!!!!!!!!」

 

一頻り叫んだバルバモンは、不意にヴァンデモンを放り投げる。

 

バルバモン「だから・・・お前もう要らねー」

 

空中に投げられたヴァンデモン目掛け、アーマゲモンが()()

 

友奈「ヴァンデモンさんが!?」

 

美森「駄目よ友奈ちゃん!逃げて!!!」

 

夏凛「まずい・・・!?間に合わな────」

 

アーマゲモンの巨体が、瀬戸大橋ごと、ヴァンデモンを押し潰し、逃げ遅れた勇者達は、全員、巻き込まれてしまうのだった・・・・

 




ゆゆテ

セイバーハックモンがギャグ担当になりつつあるなぁ(今更)
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