サブタイはACfaの神BGM『Remember』のコーラス部分
アーマゲモンの気配を察知した瞬間、私は迷わず、タワーの方角へと向かって飛んだ。
友奈「ヴァンデモンさん!?」
Bヴァンデモン「其方は任せた!!!」
奴らの事だ。私に設置させた次元歪曲装置を使って、何か企んでいるに違いない。
Bヴァンデモン「・・・・させるものか」
あの装置を暴走、ないしは破壊すれば、二つの世界の境界線は完全に崩壊。最悪、世界同士が衝突し対消滅を起こしてしまうだろう。あの連中の事だ。それすらも計画の内に入っていると思われる。
それを理解していながら、それでも連中に手を貸したのは私だ。
故に、私がやらねばならない。
Bヴァンデモン「・・・・!?」
タワー付近は、逃げ惑う人々で大騒ぎとなっていた。こんな状況で戦えば、人的被害は免れない!
今はとにかく、市民の避難する時間を稼いで─────
その時、アーマゲモンが鎌首をもたげた。
その視線の先には、アキと同じくらいの少女が─────
Bヴァンデモン「ッ!!!!!」
私が飛び込むのと、アーマゲモンが足を上げたのは、ほぼ同時だった。
少女の上に覆い被さり、衝撃に備える。
Bヴァンデモン「ぐふっ!?」
全体重を乗せた一撃が、私の全身にのし掛かる!一度で足りぬと理解したのか、更に何度も踏みつけてくる。凄まじい衝撃だ・・・しかしここで折れるワケにはいかぬ・・・!!
折れそうになる手足を踏ん張り、少女に語りかける。
Bヴァンデモン「・・・・そこを、どけ・・・・邪魔だ・・・・!」
少女「・・・・・・!」
そこに母親らしき女が駆け込んできて、ほうほうの体で立ち上がった少女と共に、一目散に逃げたした。
これで良い。
Bヴァンデモン「・・・・いつまでも、足蹴に・・・するなァ!!!!!!!!!」
一通りの避難が終わったのを確認し、私は漸くアーマゲモンと対峙する。
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少女「・・・・・」
避難先にて、ベリアルヴァンデモンに助けてもらった少女が、母親と共に、彼の戦いを見ている。
少女「・・・・おかーさん」
母親「なぁに?」
少女「あのデジモンさん・・・・私を助けてくれたよ・・・・」
母親「・・・・そうね」
母親は知っている。今戦っているベリアルヴァンデモンと、ヴェノムヴァンデモンが同一の存在であることを・・・
少女「わ・・・私のせいで負けちゃったらどうしよう・・・」
母親「・・・・」
今にも泣き出してしまいそうな少女の頭を撫で、母親は言う。
母親「じゃあ、お祈りしましょう」
少女「お祈り・・・?」
母親「そう。『あのデジモンさんが、どうか無事でありますように』って」
少女「・・・だれに?」
母親「勿論・・・・神樹様に、よ」
少女「でももういないよ?」
母親「見えなくなってしまわれただけ。神樹様は何時だって、祈る人々の味方だわ」
そうして、母娘は祈り始めた。
二人に触発されてか、それもと300年の積み重ねによるものか、避難場所の人々が、次々と祈り始める。
どうか、勇者達とデジモン達が、無事でありますように・・・と
ゆゆテ
amen amen gospel amen(祈れ 祈れ 神へと 祈れ)
amen amen gospel amen(祈れ 祈れ 勇者へ 祈れ)
amen amen gospel amen(願え 願え 明日を 願え)
amen amen gospel amen(願え 願え 未来を 願え)