結城友奈はテイマーである   作:渚のグレイズ

210 / 377
春信「ベリアルヴァンデモン?」

Sハックモン「ああ、あのデジモンは恐らく、究極体となったヴァンデモンの姿だろう」

春信「・・・・・なるほど」

Sハックモン「疑問には思わないんだな。究極体の姿が二種ある事に」

春信「相棒(コイツ)でよく理解したからな・・・・」

Sハックモン「───────そうか」

エリスモン「?」

あれから、ベリアルヴァンデモンがゴールドタワー方面へ向かって行った事を確認した僕達は起きたセイバーハックモンを伴い、ベリアルヴァンデモンを追いかけている最中だ。

Sハックモン「む?あれは・・・・」

荷台に乗っているセイバーハックモンが前方で何かを見つけた。

エリスモン「誰か・・・・いるね。あれって確か・・・・・ピッチスパイク!」

春信「ヒッチハイクな」

どうやらこんな時分にヒッチハイクをしているらしい。

春信「というか・・・あれは・・・・」

近付くにつれて姿がはっきりと見えてくる。あの姿は・・・・

Sハックモン「・・・・・・し」





「師匠・・・・・・!」






ガンクゥモン「活!!!!!!!!!!!!」

Sハックモン「!?」

ガンクゥモン「応えよハックモン!流派!!刓空者流は!!!」

Sハックモン「守護者の背中!!!」

ガンクゥモン「前進!!!」

Sハックモン「有るのみ!!!」

「「友情!!!爆裂!!!」」


ガキィィーーーーン!!!




「「見よ!!!電脳は蒼く澄んでいる!!!!!!!!!!!!」」




・・・・・なんだこれ?
急に組み手を始めたと思ったら、拳を合わせてキメポーズしてるんだが・・・・

Sハックモン「師匠・・・・・お会いしとう御座いました!!!!!!」

ガンクゥモン「有無・・・・お前も、随分と見違えた・・・・!」

Sハックモン「ありがたき・・・・お言葉・・・・!!」

そして泣き崩れるセイバーハックモン。そういえば、彼はガンクゥモンの弟子なんだっけ・・・・夏凜の奴も変わったデジモンを相棒にしたものだなぁ

ガンクゥモン「春信殿!!事態は概ね理解しておる!!!ワシも供に往こうぞ!!!」

春信「分かりました!お願いします!!」

一悶着はあったが兎も角、ガンクゥモンを加えた僕達はベリアルヴァンデモンの下へと急ぐのだった。


百十八話 英雄と魔王(HERO) ~side:麗騎士 その①~

戦局はドミナントモードとなったヴァンデモンが僅かに圧している。

先程迄とは売って変わって、素早い動きでアーマゲモンを翻弄。ムーンライトソードで斬り刻んでいく!

しかし、こちらの個体も即座に回復してしまう。のだが────

 

Bヴァンデモン「──────シッ!」

 

回復速度を上回る無数の剣旋が、アーマゲモンを徐々に追い詰めていた!

 

Bヴァンデモン「ふん・・・・回復能力が衰えたりはしない・・・か」

 

それでも、ゲートと化したゴールドタワーから供給されるクラモン達により、アーマゲモンは無制限に回復できてしまう。

 

Bヴァンデモン「やはり、あの塔をどうにかするのが先、か・・・・」

 

だが、それにはアーマゲモンをどうにかしなければならない。

今、アーマゲモンはベリアルヴァンデモンに夢中でいるが故に、民間人への被害は無い。ここでゴールドタワーの方へ行ってしまえば、フリーになったアーマゲモンがどうするか分からない。

 

Bヴァンデモン「やれやれだな・・・・しかし!」

 

万策尽きた訳ではない。

限界まで削り続ければ勝機はある・・・!

 

 

 

 

 

「その意気や良し!!!!!!」

 

 

 

 

 

Bヴァンデモン「っ!!」

 

ラセンモン「でりゃぁぁぁぁぁーーーーーーー!!!」

 

Sハックモン「はぁーーーーーーー!!!!!!」

 

そこへ、ベリアルヴァンデモンを追っていたガンクゥモン達が到着。同時にアーマゲモンへと飛びかかった。

 

春信『コイツを抑えておく!!その内に──────』

 

Bヴァンデモン「・・・・恩に着る。あの塔を破壊させてもらうぞ!!!」

 

春信『塔・・・?え?ゴールドタワーをか!?』

 

ラセンモン「行け!!」

 

Sハックモン「行っけーー!!!」

 

三体に抑えつけられ、アーマゲモンは動きを止めている。

 

チャンスは、今しかない!

 

Bヴァンデモン「─────────セイッ!!!」

 

悪足掻きのように、押し寄せるクラモンの波を斬り払い、ベリアルヴァンデモンはゴールドタワーへと迫る。

 

Bヴァンデモン「フッ・・・!」

 

最接近したベリアルヴァンデモンは、タワーに沿って屋上へ飛ぶ。

 

Bヴァンデモン「周辺への被害を考慮するならば・・・・・最適解は、これだ!」

 

屋上に到達したベリアルヴァンデモンは、ムーンライトソードを大上段に構え、刀身にエネルギーを溜める。

光輝く刀身が更にその光を強めていき、やがて輝きは、星すら霞む月明かりとなる。

 

Bヴァンデモン「───────『煌波刃』!!!」

 

溜め込んだエネルギーを刃に変え解き放たれた『煌波刃』は、ゴールドタワーを真っ二つに切り裂くだけに留まらず、無数に分かれ粉々に斬り刻んでみせたのだった!

 

春信『ご・・・・ゴールドタワーが・・・・千景殿がぁ・・・!!』

 

ラセンモン「壊れたならまた建て直せばいいだろ!」

 

ガンクゥモン「うむ!その通り!!ワシ等も喜んで手伝おう!!!」

 

Sハックモン「でも、今は────!!」

 

そこに、上空からベリアルヴァンデモンが降りて来る。

アーマゲモンの前に着地したベリアルヴァンデモンは、ムーンライトソードの鋒をアーマゲモンへ向け、言い放つ。

 

Bヴァンデモン「待たせたな・・・・第二ラウンドだ・・・!」

 

 




ゆゆテ


先にヴァンデモンの方をやってしまった・・・・しかし後悔は無い。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。