結城友奈はテイマーである   作:渚のグレイズ

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ゆゆテ

久しぶりに、アイツが登場。


百十九話 追悼ライブは大騒ぎ ~黒騎士、強襲~

「イエーーーーーーーーイ!盛り上がっているかーーーーーーーー!!!!!!!!!」

 

ワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ

 

シャウトモンのコールにレスポンスを返す観客達。予期せぬ珍入者はあったがライブは大盛況の様子だ。

 

ソラハ「・・・・こういう音楽、あんまり得意じゃないんだけど」

 

ミミ美「とか言って、ノリノリだったよね~~♪」

 

ソラハ「うっさいな・・・・」

 

シャウトモン「よっしゃ!次行くぞ次ィ!!!」

 

エテモン「ちょっと!あんたばっか歌ってんじゃないわよ!アチキにも歌わせなさいな!!」

 

シャウトモン「んだと!?オレのライブに水差してんじゃねーよ!!!」

 

樹「んもー!仲良くしてください!!」

 

と、その時だった。舞台袖で見ていた風の端末に通信が入ったのは。

 

風「もう、こんなときに誰よ・・・・東郷?」

 

相手は、復興作業の手伝いに出ていた東郷だった。少し前に、作業が終わったからライブに向かう旨の連絡を貰っていたのだが・・・・

 

風「もしもし東郷?どうかし────」

 

美森『風先輩!大変なんです!!今すぐ会場の外に来てください!!』

 

風「ちょ・・・ちょっとちょっと、いきなり何よ。何があったってのよ!?」

 

美森『説明している暇は────きゃあ!?』

 

悲鳴と共に、聞こえてきたのは爆発音。それだけで風には、向こうが切羽詰まった状況である事が理解できた。

 

風「待ってて、すぐ行く!」

 

パートナーを奪われた風には何をすることもできないが、それでも風は向かう。

 

風「すみません、後お願いします」

 

ララモン「あ、ちょっと!?・・・・・もう!仕方ないわねー」

 

スタッフとララモンに一声かけて、風はライブ会場を後にした。

 

 

―――――――――――†――――――――――

 

風「みんな!無事!?」

 

夏凛「風!なんで・・・・」

 

美森「私が呼んだの・・・・相手が、相手だし・・・・」

 

夏凛「───────分かるけど・・・・だからって・・・・」

 

風「話が、読めないんだけど・・・?」

 

Sハックモン「ぐ・・・・強いな・・・こいつ」

 

ガンクゥモン「活!!喩え相手が強大であろうとも!」

 

Sハックモン「押忍!!護るべきモノは、我らの背中に!!」

 

サクヤモン「まったく暑苦しいわね・・・・」

 

サクヤモン達が相手にしているのは、黒い鎧のデジモンだった。

右手に槍を、左手に円形の盾を持った騎士のデジモン。

そいつは、風の姿を確認するや否や、狂ったように笑い始めた。

 

???「くひ・・・・・ひひひひひひひひひひひ!見ぃぃぃぃつけたぁ・・・・・こんなところにいたんだねえ・・・・!」

 

風「え?」

 

???「()()()・・・・・ずうっと・・・ずうーーーーーーーーーーーーーーっと・・・・待ってたんだよ・・・・?風が助けに来てくれるのをさぁ!!!!!!」

 

風「────────うそ」

 

その一声で、風にも、相手が誰なのかを、理解した。

左腕に、()()()()()()()()()()()()()を着けた、このデジモンの正体に。

 

 

 

 

 

風「ギル・・・モン・・・?」

 

ギルモンだったデジモン「だ~~~~~~~いせ~~~~~~いか~~~~~~い♪キャハハハハハハ!!」

 

黒く染まった、ギルモンだったデジモンは、愉しそうに、とても愉しそうに、笑った。

 




~次回予告~

風の前に姿を表したギルモン。
しかしその姿は闇に染まり、正気も失くしていた。
自らの相棒を助けるべく、風は再び、剣を取る。
そして、樹も──────

次回『歌声と大剣』

今、新たな冒険の扉が開かれる………
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