久しぶりに、アイツが登場。
シャウトモンのコールにレスポンスを返す観客達。予期せぬ珍入者はあったがライブは大盛況の様子だ。
ソラハ「・・・・こういう音楽、あんまり得意じゃないんだけど」
ミミ美「とか言って、ノリノリだったよね~~♪」
ソラハ「うっさいな・・・・」
シャウトモン「よっしゃ!次行くぞ次ィ!!!」
エテモン「ちょっと!あんたばっか歌ってんじゃないわよ!アチキにも歌わせなさいな!!」
シャウトモン「んだと!?オレのライブに水差してんじゃねーよ!!!」
樹「んもー!仲良くしてください!!」
と、その時だった。舞台袖で見ていた風の端末に通信が入ったのは。
風「もう、こんなときに誰よ・・・・東郷?」
相手は、復興作業の手伝いに出ていた東郷だった。少し前に、作業が終わったからライブに向かう旨の連絡を貰っていたのだが・・・・
風「もしもし東郷?どうかし────」
美森『風先輩!大変なんです!!今すぐ会場の外に来てください!!』
風「ちょ・・・ちょっとちょっと、いきなり何よ。何があったってのよ!?」
美森『説明している暇は────きゃあ!?』
悲鳴と共に、聞こえてきたのは爆発音。それだけで風には、向こうが切羽詰まった状況である事が理解できた。
風「待ってて、すぐ行く!」
パートナーを奪われた風には何をすることもできないが、それでも風は向かう。
風「すみません、後お願いします」
ララモン「あ、ちょっと!?・・・・・もう!仕方ないわねー」
スタッフとララモンに一声かけて、風はライブ会場を後にした。
―――――――――――†――――――――――
風「みんな!無事!?」
夏凛「風!なんで・・・・」
美森「私が呼んだの・・・・相手が、相手だし・・・・」
夏凛「───────分かるけど・・・・だからって・・・・」
風「話が、読めないんだけど・・・?」
Sハックモン「ぐ・・・・強いな・・・こいつ」
ガンクゥモン「活!!喩え相手が強大であろうとも!」
Sハックモン「押忍!!護るべきモノは、我らの背中に!!」
サクヤモン「まったく暑苦しいわね・・・・」
サクヤモン達が相手にしているのは、黒い鎧のデジモンだった。
右手に槍を、左手に円形の盾を持った騎士のデジモン。
そいつは、風の姿を確認するや否や、狂ったように笑い始めた。
???「くひ・・・・・ひひひひひひひひひひひ!見ぃぃぃぃつけたぁ・・・・・こんなところにいたんだねえ・・・・!」
風「え?」
???「
風「────────うそ」
その一声で、風にも、相手が誰なのかを、理解した。
左腕に、
風「ギル・・・モン・・・?」
ギルモンだったデジモン「だ~~~~~~~いせ~~~~~~いか~~~~~~い♪キャハハハハハハ!!」
黒く染まった、ギルモンだったデジモンは、愉しそうに、とても愉しそうに、笑った。
~次回予告~
風の前に姿を表したギルモン。
しかしその姿は闇に染まり、正気も失くしていた。
自らの相棒を助けるべく、風は再び、剣を取る。
そして、樹も──────
次回『歌声と大剣』
今、新たな冒険の扉が開かれる………