残る四人を誰にするのか・・・・それだけで、今までで一番悩みました(笑)
久美子「─────以上が、私達がここに来て初めての記憶だ」
赤いジャケットの女「おい、ちょっと待て。お前等がこっちに来た時の話じゃねえか。こいつの話はどうした」
思い出話を一頻り話終えると、流石に突っ込みが入った。
久美子「ああ・・・・それについては、この資料を読んでくれ。えーと・・・」
赤いジャケットの女「・・・・・クラレントだ」
久美子「そうか。ではクラレント、これを」
言って、私達三人と一体の身体データを纏めたファイルをクラレントに渡す。
生前に見たサイバーパンクアニメでやっていたように、ファイルデータを投げ渡すと、クラレントはそれを受け取って中身を開いた。
クラレント「────────」
久美子「理解してくれたかな?」
クラレント「─────おい、婦長。どう思う?」
婦長と呼ばれた女性「少なくとも、これを行ったモノはオリジナル以上のハッキング能力があるようです」
クラレントの隣に座る女性が婦長と呼ばれているのを見て、『そういえば、事前にクリスタから名簿を渡されていたんだった』と思い出す。
取り出し確認すると、婦長と呼ばれた彼女の名はフローというらしい。
フロー「我々を改造し、あまつさえ別の魂の形に上書きするなど・・・・・私が誰かしらと協力したとしても、不可能かと」
クリスタ「確かにねー。フローの能力、『破損修復インストール』はありとあらゆる壊れたモノを直す能力だ。改造だとか、そういうのには向いてない。やりようは、あると思うけど」
山猫を連想させる蒼い髪の少女「・・・・・で?それをやったのは結局誰なの?」
レイ「恐らく・・・・私達がセンターツリーと呼ぶ存在・・・・」
妖艶な美女「ふぅん・・・・あれがねえ・・・・」
再び名簿に目を通す。
蒼い髪の少女はシオン、もう一人は
ダリア「誰がやったとか、そんな話はど~~~~~でも良いのです!!!!!!!!!!!!それよりも何よりも!さっさとコイツの所業を止めやがるのです!!!!!!!!!」
とうとうダリアが吠えた。
私達が話している間にも、ガンマモンは机をキャンバスにしていたらしい。
柚木「すみません。すぐ止めさせますんで・・・・ほら、これやるから。お絵描きはこっちにやりな」
ガンマモン「わーい♪」
ガンマモンは柚木から貰った自由帳に絵を描き始めるのだった。
ダリア「───────こんなのが、仲間だなんて」
レイ「諦めなさい。そういう結果が出ているのよ」
ダリア「───────────────────ふぁっく」
と、その時だった。
突如として、私達の周囲にCAUTIONの文字が表れ、警報が鳴り響く。
レイ「何事!?」
リリ「ゆゆゆゆゆゆゆゆゆ柚木君!?なんか変なのが身体の周りに~~~!!!!!!」
柚木「おおおお落ち着けリリ。こういう時は人文字を作って飲み込むんだ!」
リリ「どうやって!?!?!?」
クラレント「・・・・どうやら、悠長に駄弁ってる場合じゃなさそうだぜ」
久美子「・・・・そのようだ」
少し・・・楽しくなってきたな。
~次回予告~
少しずつ、歩み寄り始めた人間とデジモン。
しかし、それを引き裂くように、空に現れたのは────
次回『タイムリミット』
今、新たな冒険の扉が開かれる………