天の神との戦いを生き延びた勇者達を待っていたのは、
現実世界とデジタルワールド、
二つの世界の存亡を掛けた戦いだった。
出会いと別れを経験し、更なる成長を遂げた少女達。
彼女達の戦いは、いよいよ終盤へと差し掛かる!
百二一話 タイムリミット
職員A「駄目です!数値オーバーフロー、デジタルウェイブが順次可視化されていきます!!」
職員B「更にゲート反応、四国内に大量観測!!このままでは、二次被害が拡大してしまいます!!!」
現在、『デジモン災害対策本部』は蜂の巣を突ついたような騒ぎとなっていた。
春信「いったい何が起きているんだ・・・・?」
エリスモン「─────────」
困惑する春信の傍らで、エリスモンはただ一人、険しい顔付きで空を見上げていた。
慰安ライブでの騒動から数日後。
勇者達は、相次ぐデジタルハザードの対応に追われ、全員が別行動をとっていた。
友奈「最近、デジモンの数が増えてきたよね」
Xブイモン「それだけ次元の壁が薄くなっている・・・ということらしい。ガンクゥモンが言ってたよ」
スティングモン「確か、チカゲ・・・だったか?以前に奴の言った話が本当なら、危険な状態って事だよな・・・・・」
夏凛『そうね。だから今、兄貴達がデジタルゲートを造っているそうよ』
不意に夏凛の声が端末から聞こえた。デジヴァイスアプリの通信機能である。
風『それだけでホントに大丈夫なの?』
夏凛『さあ?』
ハックモン『少なくとも、こっちに来てしまったデジモン達を送り返す事はできるようになる』
レナモン『このまま手をこまねいて見ているよりは・・・ということだな』
友奈は保護したデジモンを大赦の施設へ送り届けつつ、通信を聞いている。
と、その時だった。
友奈「わっ!?何!?」
スティングモン「警報・・・!?何が起きたんだ!?」
Xブイモン「─────────なんてこった。二人とも!空を見てくれ!!」
エクスブイモンの叫び声に、視線を上へと向ける。
友奈「な・・・・・なに・・・・・これ・・・・?」
スティングモン「───────まさか、
友奈「え!?」
言われてもう一度凝視してみれば、かつて旅した場所と思われる地形がいくつか見えた。
友奈「そんな・・・・・ほんとに・・・・・?」
春信『皆、緊急事態だ』
対策室本部の春信から通信が勇者達全員に入る。
春信『一先ず全員、こっちに戻ってきて欲しい。今後について話し合う必要がある』
友奈「わかりました。エクスブイモン!スティングモン!」
Xブイモン「わかった!」
スティングモン「ああ」
ー次回予告ー
とうとう視認できる距離にまで近付いてきた二つの世界。
対策を練る為、一同は集合するのだが────
次回『いざ、再びのデジタルワールド!』
今、新たな冒険の扉が開かれる………