結城友奈はテイマーである   作:渚のグレイズ

232 / 377
ゆゆテ


今年、8/1企画はやりません。ご容赦。


百二三話 先生と巫女 ~不意打ち~

生き延びたガーベモンを捕らえ、現在は避難所にて尋問していた。

襲撃が終わった今、避難していた職員達は本庁修復の為に全員が外へ出ていた。

 

春信「さて・・・・」

 

ガーベモン「キサマ等に話すことなど、何もないぞ」

 

春信「まぁ、そうだろうね・・・・でも僕は、君に話しておきたいことがあるんだ」

 

ガーベモン「聞く気はない」

 

春信「ヴァンデモンのことだとしても?」

 

“ヴァンデモン”の単語に反応を示したガーベモンは、少しだけ態度を改め

 

ガーベモン「───────────聞くだけ、聞こう」

 

こうして、ガーベモンは春信との話し合いに応じたのだった。

 

 

―――――――――――†――――――――――

 

 

亜耶「ガーベモンさんには、少しだけお世話になったことがあるんです」

 

真鈴「え、そうなの?」

 

あくせく働く職員達の為に炊き出しの準備を行いながら、安芸達は他愛ないおしゃべりを続けている。

 

亜耶「言葉は粗雑な方ですが、ヴァンデモンさんに対してとても恩義を感じていらして・・・・義理堅い方なんですよ」

 

パタモン「ふーん。そういうの、気にしなさそうな見た目なのに」

 

亜耶「もう、ダメだよ。そんなこと言っちゃ」

 

その様子を見ながら、安芸は憂鬱そうに呟く。

 

安芸「・・・・・・もう、あんなこと、しない」

 

テリアモン「なんで~?スッゴい楽しかったのに~~」

 

ロップモン「推測。恥ずかしかった」

 

テリアモン「えぇ~~?」

 

と、その時だった。

 

 

 

 

 

「亜耶っ!!!」

 

 

 

 

 

パタモンの叫び声が聞こえたのでそちらを見れば、

 

ピエモン「食事の準備中に失礼。此方の御嬢さんをお預かり致します」

 

ピエモンが亜耶を拐かそうとしていたのだった!

 

真鈴「何よあんた!いきなり出てきて何様のつもり!?」

 

安芸「国土さんを放しなさい!」

 

ピエモン「そういう訳にもいかないのですなぁ・・・・我々にも事情というものがありまして」

 

真鈴「人攫いが必要になる事情なんか、知ったこっちゃないわよ!ロップモン!!」

 

ロップモン「是!!」

 

安芸「テリアモン!国土さんを!」

 

テリアモン「まかせて~!」

 

両側から挟み撃ちにする形で襲撃するが、ピエモンは瞬時に姿を消してしまった。

 

ピエモン「ホッホッホ・・・・では、私はこれにて・・・・」

 

真鈴「うそ・・・・逃げられた」

 

安芸「そんな・・・・国土さんが・・・・」

 

春信「どうかしましたか!?」

 

ガーベモン「なんだ?何が起きた」

 

そこへ春信とガーベモンもやって来る。

 

真鈴「あんた・・・・まさか、これが狙いで・・・・」

 

ガーベモン「は?何の話だよ」

 

困惑するガーベモンを見て安芸は、彼が何も知らないだろう事を察した。

 

安芸「待ってください。恐らく彼は何も知りません。囮に使われただけでしょう」

 

ロップモン「同意。襲撃、この為の布石」

 

テリアモン「それよりも~、なんであやたんを連れ去ったのかな~~?」

 

春信「なんだって!?」

 

ガーベモン「───────そういう事か」

 

真鈴「・・・・・なんか知ってるの?」

 

ガーベモン「アヤは確か、“ミコ“とか言う特別な人間だったな?その”ミコ“の力を実験に使おうとしてる奴がいるんだ」

 

安芸「それがあのデジモン・・・・」

 

テリアモン「あのピエモンが、そうなのか~~」

 

ガーベモン「いや、ピエモンを造った奴が必要としているんだ」

 

春信「─────それは、まさか」

 

ガーベモン「ああ、そうだ」

 

 

 

 

 

ガーベモン「バルバモン。元人間のデジモンだ」

 

 

 




~次回予告~

拐われた亜耶を救出すべく、真鈴はガーベモンと共にデジタルワールドへと帰還する。
一方その頃、フローティアでは芽吹の訓練(シゴキ)に耐えかねた雀がボイコットを始め────

次回『盾の心意気』

今、新たな冒険の扉が開かれる………
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。