結城友奈はテイマーである   作:渚のグレイズ

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オメガモン ズワルト DEFEAT
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聖騎士型デジモン
オメガモンズワルトが、何者かにウィルスプログラムを注入されて狂戦士とされた姿。視界に移るデジモンは全て禍々しい敵として映り、近づく者は誰であれ容赦なく襲いかかる。体内で猛威を奮うウィルスプログラムと微かに残るワクチンプログラムが体内で反発しあって不安定となり、傷ついた身体は癒えることなく疲弊、暴走を繰り返す。時としてワクチンプログラムが押し返し自我を取り戻した一瞬に、被害を抑えるため両武器を拘束した。



百二六話 終焉の騎士、誕生! ~DEFEAT~

ズワルトDEFEATと呼ばれた黒いオメガモン。

その誕生の経緯を語る為、少し時は遡る。

 

 

 

 ̄ ̄ ̄ ̄\/\_______________

 

グランドラクモン城 大規模研究室

 

_______________/\/ ̄ ̄ ̄ ̄

 

『・・・・・ここは、どこだ?俺は─────』

 

ピエモン「お目覚めですかな?()()()()()()()()()()()()

 

培養槽にて眠る()()()()()()()に、ピエモンが語りかける。

 

『っ!お前・・・・は!』

 

ピエモン「まあまあ、落ち着いてお聞きなさい」

 

『黙れッッッ!!!!!!』

 

培養槽を破壊し、黒いオメガモンとなったブラックウォーグレイモンが外へ出る。

 

ピエモン「凄まじい・・・・やはり、超究極体ともなればこれ程の力を得られる訳か」

 

『何・・・・?何の話をしている?』

 

ピエモン「あれから貴殿は、我等が創造主の手により強化され、オメガモンズワルトへと進化したのです」

 

言われて彼は己の姿を確認する。左腕にウォーグレイモン(かつての自分)の頭部、右腕にメタルガルルモンの頭部を持つ左右非対称(アシンメトリー)の異形。体色が黒いが、伝説に聞くオメガモンの姿が、隣の培養槽に写っていた。

 

『・・・・・これが、俺?』

 

バルバモン「気に入ってくれたカナ~~?」

 

『貴様・・・・』

 

そこへバルバモンが登場。じっくりと、オメガモンズワルトの姿を観察する。

 

バルバモン「フムフム・・・・各部問題ナシ!っと。いーじゃん、オメガモンズワルト」

 

ピエモン「ええ。調子も良好のようですぞ」

 

『──────────』

 

バルバモンに対する不信感はあるが、自身を強化してくれた事への感謝の念があるオメガモンズワルトは、彼に対し礼を言おうとした。

 

バルバモン「()()()()()使()()()()()()()()()()()()()()

 

ピエモン「ですな。()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

二人の、その一言を、聞く迄は・・・・

 

『──────おい、質問に答えろ』

 

バルバモン「あー?」

 

『俺の強化に使った“素材”とやら・・・何処で手に入れた?』

 

バルバモン「ポードフ島だねえ」

 

『あんたが造った試作品、それを管理する為の場所・・・・何て言った?』

 

ピエモン「ポードフ島ですな」

 

 

 

『最後に一つ聞くぜ・・・・・・あの島の連中、何処()った?』

 

 

 

はぁぁ・・・・と、ため息を一つ吐いて、

 

 

 

「お前みたいな勘の良いヤツはキライだよ」

 

 

 

吐き捨てるように、言った。

 

瞬間、『グレイソード』をバルバモンへと突き付ける!!が、バルバモンに届く前に壁に阻まれてしまう。

 

『貴様ぁぁぁぁぁ!!!!!!やりやがったな・・・・・あの里の連中を!!!よりにもよって・・・・俺を・・・・・俺に“使った”なぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!』

 

バルバモン「それの何が悪い?あの島のもんはぜ~~~~~んぶ、元々はボクちんが造ったもの!だったら、どう使おうがボクちんの勝手だよねえ!!!」

 

『許さねえ・・・・・許さねえ許さねえ許さねえ許さねえ許さねえ許さねえ許さねえ!!!!!!!!!!!!!!!』

 

バルバモン「うるっさいなあ!ピエモン?」

 

ピエモン「御意」

 

複数の『トランプソード』によってオメガモンズワルトは床に叩き伏せられ、縫い付けられてしまう。

 

『許さねえ許さねえ許さねえ許さねえ許さねえ許さねえ・・・・!!!てめえ等だけは・・・・・絶対に許さねえ!!!!!!!!!!!!!!!!

 

バルバモンへの怒り。ピエモンへの怒り。そして何より、里の皆を守れなかった自分への怒り。

それらを内包した慟哭の雄叫びを上げた時、オメガモンズワルトの内部で変化が生まれた。

 

バルバモン「おやあ?」

 

『あが・・・・・ギ・・・・・ギ・・・・・』

 

オメガモンズワルトの身体がどんどん痩せこけていく様を見て、バルバモンは愉悦(たのし)そうに観察する。

 

バルバモン「あは♪やっぱり、ゴミ回収してきて正解だった。こんなに楽しい実験ができたんだもんね~~~♪」

 

高く、高く、バルバモンの嗤い声が、研究室内に響き渡る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうしてブラックウォーグレイモンだったデジモンは、オメガモンズワルトDEFEATへと進化したのだった………

 

 




ゆゆテ


ぶっちゃけこのセリフ、藍原くんを出すと決めた時から「いつか言わせる」と決めていたセリフである。
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