戦闘開始から数時間が経過した………
ゴクモンの数は半減したが、エンジェウーモンとレディーデビモンは疲労困憊。アンドロモンも無事とは言い難い状況だ。
しずく「・・・・・ふぅ」
エンジェウーモン「おつかれ、でもまだまだ敵はいっぱいよ」
シズク「ったく!漸く半分かよ!!流石にしんどくなってきたぜ・・・・」
しずく「・・・・・同意・・・・・しんどい」
レディーデビモン「まったく・・・・!他の連中は何してんのよ!!」
アンドロモン「だが、あと半分だ。ここが踏ん張り所だろう」
???「ええまったく。これだけの戦力に半分も減らされてしまうとは・・・・・量産型とはいえ、情けないにも程がある」
シズク「っ!?誰だ!!」
ゴクモンの群れを掻き分け、現れたのはピエモンだった。
ピエモン「お初にお目にかかります。私、シュバルツリッターズのリーダーを務めさせていただいております、ピエモンと申します。以後、お見知り置きを」
レディーデビモン「知り合う気は無いっての!」
恭しく一礼するピエモンにレディーデビモンが突っ込み、『ダークネスウェーブ』を放つ。
ピエモン「おやおや・・・・随分とご挨拶ですなぁ」
が、ピエモンはそれを平然と受け止め、微動だにしない。
レディーデビモン「嘘でしょ・・・!?全然効いてない!」
エンジェウーモン「なら私が!『ホーリーアロー』!!!」
狙い済ました一撃が、ピエモンの額を撃ち抜いた!だが────
ピエモン「ほほう!良い腕をしておられるようですな」
エンジェウーモン「なんでケロッとしてるのよ・・・・!?」
シズク「とんでもねェ野郎だな・・・・!」
ピエモン「さて、お次は私の番ですかな?」
そう言うとピエモンは、背中の剣に手をかけ────
レディーデビモン「がっ!?」
エンジェウーモン「きゃ・・・!!」
アンドロモン「!?!?!?」
ピエモン「────────『トランプソード』」
引き抜く、と思った次の瞬間には、アンドロモン達は切り裂かれていた!
しずく「・・・・・・見えなかった」
シズク「速い・・・・なんてレベルじゃねえ・・・・なんだアイツは!?」
ピエモン「私の十八番、お楽しみ頂けましたかな?」
まるで大道芸でも見せた後のように、ピエモンは再び恭しく一礼したのだった。
アンドロモン「──────脅威認定。これより、全力稼働による排除を試みる」
ピエモン「ほう、“今から本気を出す”という奴ですかな?良いでしょう。お相手致します」
アンドロモンのボディ各部のスリットが開き、全力稼働モードに切り替わる。このモードはアンドロモンへの負担を考慮し、五分しか維持できない上、五分経過後、アンドロモンは動けなくなってしまう謂わば諸刃の剣なのである。
アンドロモン「五分で決着を付ける・・・・・勝負だ!!」
ゆゆテ
“覚悟”が道を切り開く・・・・・かもしれない