肉泥棒の足跡を追いかけて森の奥までやってきた一行。
犯人であるオーガモン、フーガモン、ヒョーガモンの『鬼人三兄弟』に追い詰められるも、銀とアグモンの参戦により、形勢は逆転。進化したブイモンとサンフラウモンはオーガモンと対峙するのだった。
サンフラウモン「『スマイリービンタ』!」
オーガモン「あbbbbbb」
ブイモン「『ブイモンヘッド』!」
オーガモン「ごふっ」
サンフラウモンとブイモンの必殺技をモロに喰らい、それでもオーガモンは向かってくる!
オーガモン「ちきしょう・・・・!
樹「・・・・・・・『また』?」
サンフラウモン「『サンシャインビーム』!!!」
オーガモン「ぐおおおおおおおおお!!!!」
サンシャインビームの直撃を喰らい、オーガモンは吹き飛ばされる。そこに──
フーガモン「ぬあああああああああ!!!!」
ヒョーガモン「ぎゃああああああああ!!!!」
フーガモンとヒョーガモンも吹き飛ばされてきた。
歌野「さあ!これで形勢逆転ね!」
銀「どうして肉泥棒なんてしたのか──」
トゲモン「ワケを聞かせてもらうわよ!!」
全員で三兄弟を取り囲む。そこに──
???「いぢめちゃだめー!!」
小さな白いデジモンが飛び出してきた。
歌野「ワッツ!?」
ブイモン「トコモンだ」
友奈「トコモン・・・?」
┌────┐
│トコモン│
└────┘
レッサー型デジモン
手足の生えた幼年期デジモンは非常に珍しく見た目にも大変可愛らしい。しかし、可愛いからといって迂闊に手を差し出すと、突然口を大きく開け、びっしりと生えた牙に噛み付かれるので気を付けなければならないぞ。かといって、性格はとても無邪気なので悪意は無い。必殺技はそのまま、『噛み付き』だ!
トコモン「がるるぅ~」
トコモンが牙を剥いて威嚇した。
可愛らしい見た目とは裏腹のその姿に、樹と友奈は気圧される。
樹「ひっ・・・・」
友奈「うわぁ・・・」
銀「・・・・・・なぁ、なんでこんなところにいるんだ?お前、『はじまりの町』から抜け出して───」
トコモン「ちがうよ!ボクはアヤのパートナーだから───」
友奈「え!?アヤって───」
樹「・・・・・サンフラウモン」
サンフラウモン「わかったわ、イツキ。話を聞け、と言うのでしょう?」
歌野「トゲモン」
トゲモン「元より話し合うつもりだったわよ」
銀「ジオグレイモンも、大暴れして頭も冷えたろ?」
ジオグレイモン「・・・・・許したワケじゃねーからな」
チビモン「ユーナ~、ぼくつかれた~」
友奈「もう元にもどってる!?」
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オーガモン「アレは・・・・・一月位前の事だ」
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オレたち三兄弟はこの島とは別の場所に暮らしていたんだ。正義の味方──なんて大層な奴じゃねえが、『弱きを助け、強きを砕く』そんな日々を送っていた。
そんなある日だ。
オレたちは、ピコデビモンの群に襲われてる奴を見つけたんだ。で、助けた。見てみぬフリも出来ねーしな・・・。
それがアイツ─────コクド・アヤとの出会いだった。
樹「亜弥ちゃん・・・・この世界に来てたんだ・・・・」
美森「道理で見つからない訳ね・・・」
フーガモン「アヤ殿を助けた拙者達は、その後、アヤ殿と一緒に行動していたで御座る」
ヒョーガモン「アヤちゃんは、オレたちを恐がらないどころか、『誰かを助けることの出来る、とても素敵な方』なんて言ってくれてさ・・・・・それが、すっげー、嬉しかったんだ・・・・」
オーガモン「俺達は、なんだかんだ言っても荒くれ者の嫌われ者。だから・・・・・・その・・・・・そんな風に言われたことなんてなくて・・・・・・・」
フーガモン「アヤ殿のお陰で、世界が変わった・・・・・そんな気にさせてくれる、良い子であった・・・・・」
オーガモン「だから、アヤのこと、このたよりねーチビ助の代わりに護ろうって・・・思っていたんだ・・・」
涙ながらに三兄弟は話す。その様子を見て、歌野は何かを察した。
歌野「・・・・・・何か、あったのね?」
ヒョーガモン「ああ・・・・」
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アヤと旅をしていた時だ。突如、
奴らの目的はアヤだった。俺達は必死になってアヤを護ろうとした・・・・・でも、全く敵わなかった・・・・
トコモン「アヤはつれさられちゃったんだ・・・・・」
友奈「そうだったんだ・・・」
フーガモン「アヤ殿は拙者達を護るために、あのテイマーについて行った・・・・・拙者達が護ると言っていたのにも関わらず、逆に拙者達がアヤ殿に護られたので御座る」
ヒョーガモン「オレ・・・悔しかった・・・初めて褒められて、感謝されて、なのに・・・・なんにも返せてない・・・・」
オーガモン「だから・・・・俺達は、アヤを取り戻す。そのためには更に力を付けなくちゃならねぇ・・・・」
アグモン「だからといって、オレの肉を盗んで良いワケないだろ!!」
オーガモン「あー、いや、それは・・・・・」
フーガモン「その・・・・・」
ヒョーガモン「コイツが・・・・・・」
三兄弟がトコモンを見る。
つられて、全員がトコモンを見る。
そのトコモンは、
トコモン「てへっ♪」
アグモン「てへっじゃなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!!!!!!!」
この後、三兄弟は歌野の恩情により、畑仕事を手伝うことになった。
???「ねーねー、レイ」
レイ「何かな?ミノモン」
はじまりの町の中央にある一軒家。その中で、レイと呼ばれた紫髪の少年とミノモンが話をしている。
ミノモン「これ!」
レイ「ああ、ペンデュラムアプリがインストールされている・・・」
ミノモンが持っているそれは、人間だったら誰でも知っている物───スマホだった。
ミノモン「このニンゲンが、僕のパートナー・・・なのかな・・・?」
レイ「どうして、そう思うの?」
ミノモン「んー・・・・・カン!」
レイ「そう・・・勘か・・・・」
ミノモン「えへへ~♪はやく会いたいなぁ~♪」
嬉しそうなミノモンを見て微笑むレイ。
ミノモンが持っているスマホの画面。
そこには────
東郷と一緒に写る、友奈の姿があった・・・・
─次回予告─
一人、宛もなくさ迷う風。迷い歩いた果てにたどり着いたのは、デジモン達が帰り、デジタマが孵る場所『はじまりの町』
そこで風は、運命と出会う───
次回『ジャリモンと風。はじまりの町での出会い!』
今、新たな冒険の扉が開かれる………