結城友奈はテイマーである   作:渚のグレイズ

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世界に怨恨が蔓延る


恐怖が・・・苦しみが・・・


ありとあらゆる負の感情が


世界を覆い、充ちていく


時が来るまで・・・・もう少し・・・・




百三五話 ゼノ・ウォーズ ~開戦~

デジタルワールド全土で、デクス・ウォーズ以来となる大戦が勃発していた。

 

「侵略者を許すな!」
「俺達の町を守るんだ!」

「再び地上を取り戻すぞ!」
「ファンロンモンの御加護よ!」

 

各々が掲げる信条に基づき、彼等は戦う。

それはここ、ファイル島でも同じ─────

 

ヒョーガモン「『スノーパンチ』!!!」

 

オーガモン「今だ・・・・!『覇王拳』!!!」

 

ヒョーガモンが凍らせた敵を、オーガモンが砕く。レイが考案した作戦でファイル島の防衛は順調であった。

が、それも最初の内のみ。

島中に設置された偽造運河の通路を利用しているらしいX軍団は、島を完全に取り囲んでおり、当初は少数による制圧を目論んでいたがそれが難しいと観るや作戦を物量に云わせた包囲殲滅作戦に変更。

そして現在、三人は島中央に位置するはじまりの町まで後退していた。そうせざるを得なかったからだ。

 

レイ「───────ここまで、ね」

 

オーガモン「最期の瞬間まで諦めんじゃねえ・・・・・と言いたいところだが、こりゃあ流石に・・・・なあ?」

 

ヒョーガモン「ちくしょー・・・・ここまで、なのか・・・・?」

 

誰もが諦めかけた、その時だった。

 

 

 

 

 

「『ヘブンズ・ジャッジメント』!!!」

 

 

 

 

 

無数の雷が降り注ぎ、三人の周囲を焼き払った!

 

オーガモン「な・・・・・なんだ?」

 

???「みんな!大丈夫!?」

 

ヒョーガモン「誰だ!?」

 

レイ「───────安心して。心強い味方が来てくれた」

 

上空より現れたのは、ケルビモンと真鈴。そして──────

 

ガーベモン「全軍、突撃ィーーーーーーーー!!!!!!」

 

 

 

 

 

オォォォォォォォォォォォォォ!!!!

 

 

 

 

 

X軍団の、更に外側より星屑(デジ・バーテックス)の軍勢が現れ強襲。対応が遅れたX軍団はたちまち半壊し始めた。

 

真鈴「今だよ!!」

 

オーガモン「なんだかよくわからんが喰らえッ!!!」

 

ヒョーガモン「オラオラオラオラァ!!!!!!」

 

ケルビモン「『ライトニングスピア』!!!」

 

こうして、ファイル島はなんとか護られた。

 

レイ「真鈴、戻ってきてたのね」

 

真鈴「ただいま~~・・・・・なんて言ってる場合じゃないわね」

 

オーガモン「いやその前に、なんでデジ・バーテックスがここに!?」

 

X軍団を壊滅させた後の星屑達は、ガーベモンの後ろで列を成して微動だにしていない。

 

ガーベモン「ふふん・・・・♪連中の研究所から拝借させてもらったのさ。オレがヴァンデモンより貰った権限があれば、コイツらを手足の如く操れるからな!」

 

ヒョーガモン「マジで!?すっげー!!」

 

真鈴「話して良いかしら?」

 

真面目な顔で真鈴が語り始めようとしているので、全員は一旦沈黙。

 

真鈴「良い?落ち着いて聞いて───────亜耶ちゃんが、バルバモンの配下に拐われてしまったの」

 

オーガモン「な・・・・・なんだと!?!?」

 

 




ゆゆテ

戦いはどんどん混沌としていくぞ~~♪
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