結城友奈はテイマーである   作:渚のグレイズ

29 / 336
予約投稿の時間を間違えるという大失態。
ごめんなさい


メモリアルブックの書き下ろしノベル。
あれ、内容が天の神降臨時の防人組のお話で大興奮だったのだけど・・・・
この作品とちょっとズレが生じてしまった・・・・どうしよう?




別に良いかな♪(ポジティブシンキング)
ゆゆテ世界線はこのままで行く!

では、本編どうぞ↓

─前回までのあらすじ─
浜辺で戦う夏凜を余所に、他の勇者部の面々は、はじまりの町にて再会をはたしていた。



十話 ベビーラッシュ!?奮闘の勇者部!

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\/\___

 

はじまりの町・レイの小屋

 

____/\/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 

友奈「風せんぱぁぁぁぁぁぁぁぁい・・・!」

 

風「友奈!みんなも無事で良かったワ!」

 

樹「お姉ちゃんこそ・・・!無事で良かった・・・」

 

園子「およ?フーミン先輩、頭の上の子は~?」

 

ギギモン「ギギモンだぞっ♪さっきジャリモンから進化したんだぞっ」

 

┌────┐

ギギモン

└────┘

レッサー型デジモン

ジャリモンが成長した四足型の幼年期デジモン。身体的特徴はトコモンに酷似しており、口の中にも強力な牙が生え揃っている。しかし、哺乳類系に進化するトコモンとは違い、竜系に進化するギギモンは性格も荒く、小型ながら獰猛である。見た目に騙されて反撃を受ける大型のデジモンも少なくない。必殺技は自身の高い体温で熱せられた牙で噛みつく『ホットバイト』だ!

 

チビモン「よろしくねー」

 

チビモンがギギモンに近付いたその時──

 

ギギモン「がぶっ♪」

 

チビモン「にぎゃー!!!」

 

ギギモンがチビモンのしっぽに噛みついた!

 

風「ちょっ・・・!ギギモンアンタなにやってんのよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

友奈「わぁぁぁぁぁ!!!チビモ~~ン!!!」

 

レイ「まったく、騒がしいね・・・・」

 

歌野「良いじゃない、元気なのは良いことよ!」

 

園子「およ?だぁれ~?」

 

美森「大変!樹ちゃん、このならず者をチビちゃんから引き剥がすの手伝って!!」

 

樹「は・・・はいっ!」

 

銀「こいつ・・・・意外と力強い・・・・!?」

 

ギギモン「がぶぶ~」

 

チビモン「ひぎぃー!ひぎぃー!!」

 

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\/\___

 

三十分後・・・

 

____/\/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 

 

風「はぁ・・・はぁ・・・なんとか・・・離した・・・」

 

チビモン「うえぇぇん・・・ユーナぁぁ(泣)」

 

友奈「よしよし・・・いたいのいたいのとんでけ~」

 

美森「おのれ・・・野蛮な原生生物め!友奈ちゃんと私の大事なチビちゃんを・・・・!」

 

銀「いや、お前のじゃないだろ・・・・」

 

風「ごめん友奈。コイツ、なかなか暴れん坊でさ・・・」

 

友奈「げ・・・元気いっぱいなんですねー・・・」

 

チビモン「ううう・・・・ギギモン・・・こわいぃ・・・」

 

レイ「そろそろ、良いかな?」

 

風「あ、ごめん。もう良いワ」

 

樹「えっと・・・どちら様?」

 

レイ「私は御神楽レイ。この町の管理者代理。それで、一つ良いかしら?」

 

美森「はい。何でしょうか」

 

レイ「あれ。貴方たちのツレでしょ?そろそろ止めないとじゃなくて?」

 

全員『え?』

 

レイに言われて外に出る。

そこで一同が目にしたのは───

 

 

 

 

デジタマを片っ端から撫で回している、園子の姿であった。

 

―――――――――――†――――――――――

 

風「乃木ぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!」

 

園子「ご・・・ごめんなさい~~~~~~!」

 

風にこってり絞られる園子。レイたちはそんな園子を見て、渋い顔をしていた。

 

銀「まさか、この町のデジタマ・・・ぜぇ~んぶ孵化させちゃうとは・・・・」

 

園子「だって~・・・・みんな、出たがってたんだもん~」

 

樹「その結果・・・・こんな有り様に・・・・」

 

樹は辺りを見回して、苦い顔をする。

 

「ごはんー」「おなかすいたー」「あそぼー」「しっぽー」「かーじーるーなー!」「おもしろーい」「ぷぅ↑ぷぅ↑」「あわー」「あわあわー」「たすけてユーナぁ」「あそぼーよー」「あそんでよー」「ずしーん」「ドジャァァァァァァン」「ちくわだいみょうじん」「だれだいまの」「ねぇねぇしんかってどんなかんじー?」「どんなかんじー?」「しりたーい」「おしえてー」「あぷぷー」「ぷりぷりー」「ちょんわー」「ちょんわー」「あぷぷあぷぷあぷぷー」「ぷりぷりーぷりぷりー」「こくぼー!」「かめーん!」「国を守れと人が呼ぶ・・・愛を守れと叫んでいる・・・!」「国防仮面さん、かっこいー!」「ふこくきょーへー!」「ほしがりませんかつまでは」「それな」「せやな」「わかる」「えぇーほんとでごさるかぁー?」「ふぁっきんほっと!」「だっておしくらまんじゅーだもん」「おされてなくなよー?」「がっでむほっと!」「ぎゅーぎゅーすしずめー」「せまいー」「そろそろねたがなくなってきました」「めたはつげんおつ」「ねっとはこうだいよー」「にんげんのせかいもひろいらしいよー」「ここよりもー?」「ここよりもー」「すごーい」「ひろーい」

 

なんというカオス・・・・!

 

―――――――――――†――――――――――

 

風「とにかく!乃木はこの子たちの相手をしてて!私と銀はミルク作り。東郷は国防仮面をやってる場合じゃないでしょ!?ていうか一体いつの間に着替えたのよ!?友奈も国防仮面ごっこしてないの!樹、乃木の監督よろしく!じゃ、全員解散!」

 

全員『おおー!!』

 

レイ「・・・・・手馴れているね」

 

樹「元の世界では、幼稚園の子たちと遊んだりしてましたので」

 

レイ「ふぅ・・・ん。勇者部って、本当になんでもやっているのね・・・・」

 

園子「ねーねーイッツん。何か来るよ~?」

 

樹「え?歌野さんが帰ってきたんですか?」

 

歌野は先程、自分の畑に戻っていった。

レイの手でようやくデジタライズされた蕎麦の種を蒔くためである。

 

樹「ずいぶん早いですね・・・」

 

レイ「いえ・・・・・あれは・・・・」

 

はじまりの町に向かって走ってくる影。

それは、バオハックモンに乗った夏凜であった。

 

夏凜「ここね?はじまりの町ってのは」

 

バオハックモン「ああ・・・・って、なんだこりゃ!?なんでデジタマがこんなに孵化してるんだ!?」

 

夏凜「あ、園子!樹も!良かった・・・無事だったのね・・・」

 

園子「およ~?にぼっしー、その子は~?」

 

夏凜「再会して早々に聞くことがそれか」

 

樹「夏凜さん!無事で良かったです」

 

夏凜「ふふん♪完成型勇者を舐めないでよね!」

 

バオハックモン「俺もいるぞぉ!!」

 

レイ「あら、貴方進化できたの・・・?」

 

夏凜「・・・・・・・誰?」

 

樹「お姉ちゃんたちを呼んで来ますね」

 

友奈「あー!夏凜ちゃん!」

 

美森「夏凜ちゃん。無事だったのね・・・!」

 

夏凜「ええ!とうぜ──待って、何で国防仮面?」

 

こうして、夏凜もはじまりの町へ到着したのだった。




~次回予告~
はじまりの町に到着した夏凜によりもたらされた、バーテックス襲来の報。
テイマーたちは覚悟を決めて、それを迎え撃つ。
そんな、彼女たちを影から眺める一体のデジモン。
果たして、少女たちの運命や如何に!?

次回『燃え上がる勇気!デジメンタル降臨!!』

今、新たな冒険の扉が開かれる………

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。