???A「ふう・・・・ようやく戻って来れたな」
???B「皆さん、大丈夫でしょうか・・・?」
???C「──────どうやら、大丈夫ではなさそうだ」
???B「え?」
???C「見ろ。黒いデジモンが他のデジモン達を襲っている!!」
???B「そんな・・・!?早く助けないと・・・・!!」
???A「よし、行くぞ!!」
風達の目の前に現れた黒いシャイングレイモンは、漆黒の焔の翼を煌々と輝かせ、風達に襲い掛かって来た!
風「ちょ・・・!?なんで襲って来るのよ!!」
夏凜「銀のシャイングレイモンじゃないの・・・・!?」
デュークモン「どちらにしても此処では戦いにくい・・・・地上へ向かうぞ!!」
風「そうね・・・・!行くわよ、グラニ!!」
黒いシャイングレイモンの周囲を旋回し、大地へ向かって降下─────しようとして、シャイングレイモンに阻まれてしまった。
夏凜「速い・・・・!?」
デュークモン「くっ・・・・『ロイヤルセイバー』!!!」
苦し紛れに放った『ロイヤルセイバー』だが、当然、シャイングレイモンには当たらない。だが────
風「残念、そっちは囮よ──────『ユゴス・ブラスター』発射ぁ!!」
グラニの機首部分から放たれたビームが、シャイングレイモンに直撃した!が、それほどダメージを与えられていない様子。
風「あら・・・・そこまで強くないのかしら?」
夏凜「言ってる場合!?今度は向こうが仕掛けてくるみたいよ!!」
見れば、シャイングレイモンが両手を天に掲げ、漆黒の焔を集めている。
風「うわ、ヤッバ・・・・何よ、あの元気っぽい玉・・・・」
デュークモン「どう考えても、直撃したら無事では済まないぞ・・・・全速力で退避するべきだ!」
風「───────それはダメ。できない」
そう言って、風は大剣をグラニから引き抜き、目の前で構えた。
夏凜「はぁ!?あんた、正気!?あの時みたく受け止めようっての!?!?」
デュークモン「あの時?受け止めるとは・・・・?まさか!?」
風「そのまさか!アタシが抑えるから、隙を見て攻撃して!!」
デュークモン「無茶だ!そもそも全員グラニの上にいるのに、どうやって!?」
風「そこはまぁ・・・・ノリでどうにか?」
デュークモン「なる訳ないっ!!!」
流石の大雑把加減に、思わずツッコミを入れるデュークモンであった。
夏凜「諦めなさい。こうなったらテコでも動かないわよ、こいつ」
風「何よ、文句あんの?」
夏凜「無いわよ、呆れてるだけ。だから─────」
言うや否や、後ろから風を抱き抱えるように腕を回し、大剣を掴んだ。
夏凜「私が支えてあげるから、しっかり守りなさい!」
風「夏凜・・・・」
夏凜「なによ、文句なら聞かないわよ」
風「いやぁ・・・・昔のアンタなら言わないような事言うようになっちゃってまぁ・・・・」
夏凜「あんたは私の母親か何かか!?」
デュークモン「────────やれやれ、仕方ないなあ」
そこへ、風の大剣の前にデュークモンが自身の盾を構えた。
デュークモン「『ファイナルエリシオン』を放つ。三人で耐えれば・・・・・なんとかなる、かもしれない」
風「デュークモン・・・・」
夏凜「良いじゃないの!私達の策よりも生存確率が高そうじゃない?」
デュークモン「来るぞ!!」
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│シャイングレイモン:ルインモード│
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光竜型デジモン