結城友奈はテイマーである   作:渚のグレイズ

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─前回までのあらすじ─
園子によってベビーラッシュに突入したはじまりの町。
そこに夏凜が現れ、バーテックス襲来の報を全員に伝えるのだった


十一話 燃え上がる勇気!デジメンタル降臨! 前編

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はじまりの町・レイの小屋

 

 

____/\/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 

夏凜「───以上が、私たちの見た全てよ・・・」

 

美森「そんな・・・・・どうしてバーテックスが・・・?」

 

夏凜「一応、出現していたバーテックスは殲滅してきたけど、多分、またすぐに湧いて出てくるでしょうね」

 

風「──────勇者システム無しでも倒せるって言うのなら・・・・」

 

樹「お姉ちゃん」

 

ぎゅ、っと樹が風の手を握る。

 

樹「私も戦うよ。バーテックスなんかに、この世界を好きにさせない!」

 

風「樹・・・・」

 

風の両目から、ぶわっ、と涙が溢れる。

 

風「くぅぅぅぅぅぅぅ・・・・・!樹がこんなに成長して・・・・・嬉しいけど、ちょっとさみしい・・・・!」

 

樹「お姉ちゃん・・・・」

 

夏凜「まったく・・・・ホンっト、妹離れのできないやつ。まあ、気持ちはわからなくもないけど・・・」

 

ギギモン「そーなのかー?」

 

ハックモン「レイ。連中が森のファイアウォールを突破するのは時間の問題だと思う。どうする?」

 

レイ「・・・・・もう、選択の余地は無さそうだね。この町で連中を迎え撃ちましょう」

 

銀「この町のデジモンはどうする?」

 

レイ「歌野の農場に避難させましょう。あそこなら、いざというときにも対応できるでしょうし」

 

歌野「みんな!!大変よ!!」

 

その時、慌てた様子の歌野が入ってきた。

 

歌野「バーテックスが・・・・・バーテックスがこの島にも・・・・・!!」

 

レイ「遂に来たわね・・・」

 

銀「よっし!いっちょやってやりますか!!」

 

アグモン「わかったぜ姉御!!」

 

樹「ララモン。私たちもがんばろう・・・!」

 

ララモン「勿論!」

 

風「ギギモン・・・・・あんた、戦えるの?」

 

ギギモン「フウといっしょならだーいじょーぶっ♪」

 

友奈「チビモン。みんなのこと、護ろう!」

 

チビモン「うんっ!」

 

歌野「なんだかみんな、ヤル気マックス!って感じね」

 

パルモン「ウタノ、私たちはデジモンたちの避難させなくちゃ」

 

歌野「オーケー!」

 

レイ「それで?貴方たちはどうする?」

 

美森「もちろん、私たちも手伝うわ!戦闘方面では、役に立たないと思うけど・・・・」

 

園子「それでも、なにかできることがあると思うんよ~」

 

レイ「そう・・・・なら、私も手伝うわ」

 

風「よぉし!それじゃ、行くわよ!勇者部ファイトー!!」

 

全員『おぉーーー!!!』

 

―――――――――――†――――――――――

 

そんな彼女たち───否、その中の一人の少女を影から見つめるデジモンがいた。

 

ミノモン「・・・・・・・・」

 

ミノモンである。

 

友奈「・・・・ん?きみ、どうしたの?」

 

ミノモン「へう!?」

 

まさか気付かれるとは思っていなかったのか、ミノモンはすっとんきょうな声を上げる。

 

友奈「あなたはだぁれ?私は結城友奈」

 

ミノモン「ぼ・・・僕・・・ミノモン・・・」

 

友奈「ミノモンって言うんだー♪よろしくねっ」

 

友奈はミノモンに握手しようと、手を差し伸べる。

 

ミノモン「あ・・・・あぅぅ・・・」

 

ミノモンも、その手を握ろうと手を伸ばして───

 

夏凜「友奈、なにしてんの?早く行くわよ!」

 

友奈「あ、はーい!じゃ、またね。ミノモン」

 

ミノモン「あ・・・・」

 

ミノモンはただ、その後ろ姿を見送るのみだった。

 

―――――――――――†――――――――――

 

はじまりの町の門前にて待ち構える風と夏凜。

レイはその後ろでサポートをしている。

 

レイ「────レーダーに感有りよ」

 

風「・・・・・・来たわね」

 

ハックモン「よっしゃあ!!やるぞ夏凜!!!」

 

夏凜「風。さっき教わったやり方、わかる?」

 

風「要は勇者アプリの時と同じようにやればいいんでしょ?なら簡単よ!」

 

夏凜「そう・・・・私には、まだ友奈語は理解できないわ・・・・」

 

レイ「本当、貴方たちは仲が良いのね・・・」

 

夏凜「─────ねえ、あんた。レイって言ったっけ」

 

レイ「何か用?」

 

夏凜「あんた・・・・・・何者なの?」

 

レイ「───────」

 

夏凜「なんか作り物くさいのよ、あんた。本当に人間?」

 

風「ちょっと夏凜!」

 

レイ「構わないわよ」

 

夏凜を怒ろうとしていた風を止め、レイは語る。

 

レイ「───────そうね・・・確かに、この身体は作り物ね。でも安心して。私は別に貴方たちに危害を加えるつもりはないから」

 

夏凜「───────」

 

レイ「私の正体については、いつか、話すわ。だけど今は───」

 

夏凜「分かってる。今はバーテックスを殲滅するのが先。でしょ?」

 

レイ「お願い。今の私にはアレをどうにかする術が無いの・・・」

 

風「任せといて!行くわよギギモン!」

 

夏凜「殲滅するわ!ハックモン!!」

 

ギギモン「おうっ!!」

 

ハックモン「任せろ!」

 

 

 

 

 

EVOLUTION

 

 

 

 

 

ギギモン進化───!

 

 

 

 

ギルモン!!!

 

 

 

 

 

ハックモン進化───!

 

 

 

 

 

バオハックモン!!!

 

 

 

 

 

風「おおっ!?なかなかカッコいいじゃない!」

 

ギルモン「えへへ~♪おいら、カッコいい~?」

 

 

┌────┐

ギルモン

└────┘

爬虫類型デジモン

まだ幼さを残す恐竜のような姿をしたデジモン。成長期ではあるが、デジモン本来が持っている“戦う種”としてのポテンシャルは非常に高く、肉食獣のような凶暴性を秘めている。必殺技は強靭な前爪で岩石をも破壊する『ロックブレイカー』と、強力な火炎弾を吐き出す『ファイアーボール』だ!

 

風「うんうん。カッコいいぞー!ギルモン!」

 

ギルモン「やったあ~♪」

 

バオハックモン「やれやれ・・・・何が嬉しいのやら・・・」

 

夏凜「良いじゃない別に。さ、殲滅してやるわよ!!」

 

バオハックモン「おう!!」

 

―――――――――――†――――――――――

 

友奈「ブイモン、準備は良い?」

 

ブイモン「ああ!任せてくれ!」

 

樹「サンフラウモンは?」

 

サンフラウモン「問題無いわ!」

 

銀「よし、アタシたちも行くぞ!」

 

ジオグレイモン「合点だ!」

 

一方、友奈、樹、銀の三人は、歌野の農場へ避難するデジモンたちの護衛に付いていた。

 

美森「三人共・・・頑張ってね・・・!」

 

友奈「東郷さんとそのちゃんの方が大変でしょ?わたしたちならだいじょうぶ!!」

 

園子「ゆーゆ、イッツん、ミノさん。無茶だけはしないでね・・・・・?」

 

銀「園子は心配性だなぁ・・・・あの時とは違うんだからさ・・・平気だよ」

 

そう言って、銀は園子の頭を撫でる。

撫でられている園子は、涙を目尻に溜めながらも、どこか嬉しそうだ。

 

美森「そのっち、そろそろ・・・」

 

園子「うん・・・・」

 

美森と園子の役目は、歌野と共にデジモンたちを誘導することである。

名残惜しそうに離れていく園子を見送り、銀も所定の位置に付く。

 

歌野「オーケー!それじゃ、レッツゴー!!」

 

デジモンたち『はぁーい!!』

 

美森「みんなー!はぐれないように、しっかりついてきてねー!」

 

園子「遅れちゃだめなんよ~!」

 

歌野、美森、園子に先導されて、はじまりの町にいたデジモンたちは、バーテックスにも遭遇せず、なんとか無事に農場にたどり着いた。

ところが───

 

歌野「えーと・・・・・・ホワイ!?」

 

友奈「どうかしたの?」

 

歌野「ひとり足りない・・・・・・どこかではぐれちゃったかも!?」

 

友奈「わたし、探しに行ってくる!みんなはここで待ってて!行こう、ブイモン!」

 

ブイモン「わかった!」

 

そう言って、友奈はブイモンと共にはぐれたデジモンを探しに行ったのだった・・・・




ゆゆテ!

またもや分割。
本当に、申し訳ない・・・・
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