ダリア「yes.由々しき事態なのです。迂闊でした・・・・光の力によって浄化可能であることが立証されていたとは言え、少々無策が過ぎました」
亜耶「では、私の力で──────」
ダリア「no.それは現実的ではないのです。センター・ツリー内部に突入した直後に通信が途切れたということは、連中は敵の本拠地にいると見て間違いないでしょう。そしてそこは、泥の発生源でもある・・・・・」
ひなた「・・・・・迂闊に飛び込めば、亜耶さんですら呑み込まれかねない、と」
ダリア「yes・・・・・」
タイタモン「なら、オレの出番だな!」
亜耶「タイタモンさん・・・!」
ダリア「no.お前は最後の切り札なのです。ここぞという時に使わねばこちらがピンチに陥るのです」
タイタモン「なら、切り時は今だろ」
ダリア「ぐ・・・・しかし」
ガーベモン「この場合、タイタモンが正論だな。今、連中を失っちまうのは、此方にとって相当な痛手だ」
ダリア「ぐぬぬぬ・・・・・・・・・・」
ひなた「ダリアさん。どうしますか・・・?」
ダリア「────────────」
果たして、ダリアの下す決断は・・・・・
高嶋「うぅ・・・・ん」
気が付くと、真っ暗闇の中に私はいた。他のみんなはどこ・・・?
『貴様・・・・・姿形こそ人間だが、“中身”はデジモンだな・・・・我の干渉を受け付けぬ訳だ』
高嶋「誰っ!?」
周りを見渡すけれど、誰もいない。真っ暗なまま。
高嶋「どこにいるの!?みんなに何をしたの!?!?」
『貴様以外の人間達には、夢を見て貰っている最中だ。全員・・・・よく眠っておる』
高嶋「どうして・・・・どうしてこんな事を・・・・・あなたはいったい何者なの!?」
一瞬の沈黙の後、声が周りから響き渡ってきた。
『────────人類は、剰りにも醜い』
高嶋「え・・・・・?」
『傲慢、嫉妬、憤怒・・・・一時の感情に振り回され、人間達は争う。それにより、一体どれだけの命が失われた?どれ程の自然環境が、壊された?』
私には、何も答えられなかった。
『故にこそ、我は貴様達に救いを与えよう』
高嶋「・・・・・・救い?・・・・眠らせることが?」
『我が与える“救いの眠り”により、人類は精神的成長を得、即物的思考を中心とした社会よりの解脱を果たせるだろう・・・・』
高嶋「それが・・・救い・・・?言ってることの意味はあんまりよく分からなかったけれど、あなたのやろうとしてる事が、人の自由を奪うことなのは分かったよ・・・・だから!!」
私はダリアちゃんに造って貰ったデジヴァイスと、それを装填する為のベルトを取り出す。
今の私には、もうブイモンをアルフォースブイドラモンへと進化させてあげることはできない。ブイモンが結城ちゃんという新しいテイマーを見つけたのもあるけど、一番の原因は、
ファンロンモンとして復活させられたのが原因、らしいけれど・・・詳しいことはダリアちゃんでも分からなかったみたい。
けれども、分からないなりになんとかしてみた結果・・・・私は、私自身を
私の端末を改造して造った腕時計型端末とデジヴァイスを連動させることで、私のデジソウルを自分に向けられるようになったのだとか・・・・
高嶋「私は戦う。あなたを倒して、みんなを守るんだ!!」
使うのはこれが初めて。ちゃんと動くかどうか分からないけれど・・・・迷ってる暇なんてない!
高嶋「いくよ・・・・・変身!」
まずはデジヴァイスにデジソウルをチャージ。そして腰に巻いたベルトのスロットに装填。すると、デジヴァイスから腕時計型端末へ向かって光が伸びて、私の身体に力が漲ってきた・・・・!!
高嶋「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
裂帛の気合いと共に、私の身体は勇者の姿へと変身した。細かい装飾が違うみたいだけど、大体はおんなじだ。
高嶋「私は・・・・勇者!高嶋友奈!!いざ尋常に・・・・勝負!!」
ゆゆテ
ラスボスチラ見せ回でした。
次回から、各個の夢回です。