結城友奈はテイマーである   作:渚のグレイズ

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いよいよ御披露目!!本作のラスボスに御座います!!!


百四十話 さいごのたたかい~闇、顕現~

暗闇の中に、蠢く“何か”がいる。

形は蛇みたい。だけど感触はちょっとゼリーっぽい“何か”。

()()は暗闇の中から、私に向かって襲撃してくる。

生前よりも研ぎ澄まされた五感をフルに使って、それを回避していくけれど・・・・正直にいって、そろそろしんどい。

 

高嶋(うぅ・・・・なんとか隙を見つけて、ギアを一段上げたいんだけどなぁ・・・・)

 

本音を言えば、最初から全力で挑みたかった。けれどダリアちゃんに「初回使用時は、きちんと段階を踏んで進化するのですよ。お前の身体にどんな影響が出るのか、まだハッキリとは分からないのですから」と言われてしまったから仕方ないことだけど・・・・・

 

高嶋「くっ・・・・」

 

『終わりだ』

 

とうとう私は、ゼリー蛇に右手と左足を掴まれて身動きができなくなってしまった。そこへ更に別のゼリー蛇が迫って─────

 

千景「高嶋さん!!!」

 

Sエンジェモン「はぁ!!!」

 

ぐんちゃんと・・・・誰?あの白い天使型デジモン・・・・・

とにかく、二人が私を掴んでいたゼリー蛇を断ち切ってくれた。

 

高嶋「ありがとう、ぐんちゃん・・・・無事で良かった」

 

千景「高嶋さんこそ・・・・」

 

Sエンジェモン「御無事で何よりです、高嶋様」

 

高嶋「えっと・・・・?どちら様?」

 

Sエンジェモン「申し遅れました。私は花本美佳。郡様の巫女に御座います」

 

高嶋「ああ!あなたが──────────え?」

 

ベルゼブモン「困惑は分かるが、今はとりあえずアレに集中─────っ!?マズイ!!」

 

そこへ、新たにゼリー蛇の群れが迫る。

が、それが私たちに届く前にでっかい拳が吹っ飛ばした。

 

ジエスモンX「これぞ新たな力──────『鉄拳断罪』・・・!!」

 

夏凜「高嶋!千景!・・・・あんた誰?まあいいわ。みんな無事ね?」

 

高嶋「夏凜ちゃん!!」

 

千景「──────X抗体の力?いつの間にそんなものを・・・・」

 

ジエスモンX「ついさっき、ニセ師匠とのバトルで目覚めたのさ」

 

ベルゼブモン「ンな簡単に獲得できるよーなモンじゃねーだろ、フツー・・・・・」

 

風「お待たせ!」

 

芽吹「防人部隊、これより前線に復帰する!」

 

若葉「皆無事か!?」

 

そうこうしている内に、みんなが帰ってきた。

良かった・・・・なんとか悪夢から脱出できたみたい。

 

美森「────────友奈ちゃんは?」

 

高嶋「え?」

 

夏凜「・・・・本当だ。友奈がいない」

 

樹「まさか・・・・まだ、あの夢の世界に!?」

 

風「───────大丈夫。友奈なら平気よ、きっと。それよりも・・・・・」

 

銀「来る・・・!」

 

暗闇が晴れていく。

さっきから戦っていたゼリー蛇の主が、姿を表す。

 

『───────何故だ?』

 

大きな口の付いた球体状の物体から、人の上半身のようなものが生えている。さっきから喋っていたのは、その上半身部分のようだ。

 

杏「これが・・・・ズィードミレニアモンの進化体・・・・」

 

『何故、貴様達は支配を受け入れない・・・?』

 

あのゼリー蛇も球体から生えているらしく、よく見れば全身ゼリーっぽい何かでてきている。

 

若葉「アイツの全身・・・・まさか、例の泥で出来ているのか?」

 

『世界はこんなにも・・・・我を形造る程に、悪意に満ち溢れているというのに・・・・・』

 

サクヤモン「あの姿・・・・伝承に聞く、アポカリモンか?それとも、アバドモン?」

 

Sグレイモン「なら、アバドアポカリモンだな!」

 

ディアナモン「足し合わせれば良いってもんでも無いと思うの・・・・・」

 

『ならば・・・・もう良い。これより、世界の更正(リビルド)を始める』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『我が名は“アフリモン”。貴様達、旧世界の遺物を滅し、新たな世界を構築するモノである』

 

 

 

 

 

 

 

 

 




┌─────┐
アフリモン
└─────┘
人間、神、デジモン────この世の総ての、生きとし生けるものたちの悪意がより集まって生まれたデジモン。出自を同じとするとある二体のデジモンと違い、より良い世界の構築を目的としている。目に見えている身体は、本体が出している『混沌の汚泥(ケイオス・タイド)』によって構成されたものであり、攻撃しても効果は無い。必殺技は汚泥の触手による攻撃『アズダハーグ』。触手から放たれる熱線『デーヴァ・ロスト』。そして、汚泥によって作られた『ラフム・マンユ』という生命体による総攻撃も強力だ。





元ネタはゾロアスター教の悪神“アンリ・マユ”(別名・アフリマン)
見た目はアバドモンにアポカリモンの上半身を生やしたかんじ。
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