暗闇の中に、蠢く“何か”がいる。
形は蛇みたい。だけど感触はちょっとゼリーっぽい“何か”。
生前よりも研ぎ澄まされた五感をフルに使って、それを回避していくけれど・・・・正直にいって、そろそろしんどい。
高嶋(うぅ・・・・なんとか隙を見つけて、ギアを一段上げたいんだけどなぁ・・・・)
本音を言えば、最初から全力で挑みたかった。けれどダリアちゃんに「初回使用時は、きちんと段階を踏んで進化するのですよ。お前の身体にどんな影響が出るのか、まだハッキリとは分からないのですから」と言われてしまったから仕方ないことだけど・・・・・
高嶋「くっ・・・・」
『終わりだ』
とうとう私は、ゼリー蛇に右手と左足を掴まれて身動きができなくなってしまった。そこへ更に別のゼリー蛇が迫って─────
千景「高嶋さん!!!」
Sエンジェモン「はぁ!!!」
ぐんちゃんと・・・・誰?あの白い天使型デジモン・・・・・
とにかく、二人が私を掴んでいたゼリー蛇を断ち切ってくれた。
高嶋「ありがとう、ぐんちゃん・・・・無事で良かった」
千景「高嶋さんこそ・・・・」
Sエンジェモン「御無事で何よりです、高嶋様」
高嶋「えっと・・・・?どちら様?」
Sエンジェモン「申し遅れました。私は花本美佳。郡様の巫女に御座います」
高嶋「ああ!あなたが──────────え?」
ベルゼブモン「困惑は分かるが、今はとりあえずアレに集中─────っ!?マズイ!!」
そこへ、新たにゼリー蛇の群れが迫る。
が、それが私たちに届く前にでっかい拳が吹っ飛ばした。
ジエスモンX「これぞ新たな力──────『鉄拳断罪』・・・!!」
夏凜「高嶋!千景!・・・・あんた誰?まあいいわ。みんな無事ね?」
高嶋「夏凜ちゃん!!」
千景「──────X抗体の力?いつの間にそんなものを・・・・」
ジエスモンX「ついさっき、ニセ師匠とのバトルで目覚めたのさ」
ベルゼブモン「ンな簡単に獲得できるよーなモンじゃねーだろ、フツー・・・・・」
風「お待たせ!」
芽吹「防人部隊、これより前線に復帰する!」
若葉「皆無事か!?」
そうこうしている内に、みんなが帰ってきた。
良かった・・・・なんとか悪夢から脱出できたみたい。
美森「────────友奈ちゃんは?」
高嶋「え?」
夏凜「・・・・本当だ。友奈がいない」
樹「まさか・・・・まだ、あの夢の世界に!?」
風「───────大丈夫。友奈なら平気よ、きっと。それよりも・・・・・」
銀「来る・・・!」
暗闇が晴れていく。
さっきから戦っていたゼリー蛇の主が、姿を表す。
『───────何故だ?』
大きな口の付いた球体状の物体から、人の上半身のようなものが生えている。さっきから喋っていたのは、その上半身部分のようだ。
杏「これが・・・・ズィードミレニアモンの進化体・・・・」
『何故、貴様達は支配を受け入れない・・・?』
あのゼリー蛇も球体から生えているらしく、よく見れば全身ゼリーっぽい何かでてきている。
若葉「アイツの全身・・・・まさか、例の泥で出来ているのか?」
『世界はこんなにも・・・・我を形造る程に、悪意に満ち溢れているというのに・・・・・』
サクヤモン「あの姿・・・・伝承に聞く、アポカリモンか?それとも、アバドモン?」
Sグレイモン「なら、アバドアポカリモンだな!」
ディアナモン「足し合わせれば良いってもんでも無いと思うの・・・・・」
『ならば・・・・もう良い。これより、世界の
『我が名は“アフリモン”。貴様達、旧世界の遺物を滅し、新たな世界を構築するモノである』
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│アフリモン│
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元ネタはゾロアスター教の悪神“アンリ・マユ”(別名・アフリマン)
見た目はアバドモンにアポカリモンの上半身を生やしたかんじ。